同棲で結婚が遠のいたアラサー女子…男が逃げ出した実態とは

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-07-25 06:00
投稿日:2020-07-25 06:00

婚約解消が頭をよぎる瞬間

「ゴミ屋敷と言ってもどの程度でしょうか?」

 散らかり度合いを知るために確認すると、A君はスマホで撮った“汚部屋”を見せてくださいました。

「えっ!」軽く声が出たほどの散らかりよう。テレビ番組に推薦状を書いても採用されるんちゃうか?と思わずにいられない、超ド級の“ゴミ屋敷”いえ“ゴミ部屋”に筆者認定。

「でも飯はうまいんです……」

 A君は結婚をためらう自分が悪いのかどうかと悩んでいました。

 部屋の中は害虫までウヨウヨといるそうです。

「家の中に害虫がいる?」問い返すと「はい。ゴキブリと蚊もいます」A君は即答しました。

 別れるとなると生活力のない彼女が不憫な気がして言い出せず、一年間近く同棲を続けていました。

ポイント

 男性によくあるパターンとして、“性格の良い女性”との別れを考える時には“可哀想”だという感情を抱きます。

 なので苛立ちと優しさが交互に出ます。愛されているのかどうか彼の気持ちがわからなくなった時は相手が何かを我慢している可能性が高いのです。

蚊とゴキブリが飛び回る部屋

「で、そんなに汚い部屋でご飯は作っているわけですよね?いったいどこで食べるのですか?」筆者は素朴な疑問を投げかけました。

 A君曰く、作ったものはとりあえず床の物を少しよけて地べたに置く。テーブルは物であふれかえっているので、丼やお皿を手に持って山のように積み上げられた“モノ”にもたれて食べるそうです。

 「慌てて食べないと両手がふさがるのでゴキブリを追い払えないんですよ」

 ベランダの植木鉢に溜まった水に繁殖した蚊。そしてゴキブリが部屋の中を飛び回っているのも珍しくないと、気色の悪い話をさっくりするA君。

 眉をひそめて聞き入る筆者は続けて質問しました。

「彼女にはお掃除の話は致しましたか?」

「はい。もちろんです。時々『片付けろよ~』程度は伝えましたが、状態は変わらずでした。でも、ある時ボクが限界だったのでかなり厳しく言うと、ゴミ袋を手に持ったまま立ち尽くしていまして、そのまま動かないんですよ」

 何処から手を付けていいやらわからない彼女は作業を断念したそうです。

ポイント

 オトナになると男女ともに改めた方がいい言動や直してほしいことを伝えるときは、やんわりと伝えるものです。

 同じことで何度も言われていること、特に冗談ぽく言っていて耳に痛い話は、決してスルーしてはいけません。相手のリアルな本心なのできちんと受け取りましょう。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


LINEは塩対応、でも会うと優しいのなんで? 男性に聞いた5つの理由と脈ありパターン
 会うと優しいのにLINEではそっけない男。両極端の態度に「脈ありなの? なしなの?」と悩んでしまいますよね。いったい彼...
恋バナ調査隊 2025-06-09 06:00 ラブ
近づいちゃダメ! “他責男”のヤバすぎるLINE3選。浮気もドタキャンもぜ~んぶ人のせい
 人のせいにする他責男は、自身の行動を反省したり謝ったりしません。そんな男性との恋愛や結婚はあなたが苦労するはず。気にな...
恋バナ調査隊 2025-06-08 06:00 ラブ
都心一等地から地方移住はムリ!「ビジネスマンは鋭いセンスとおしゃれが大事」と拒否する44歳夫のため息
「冷酷と激情のあいだvol.249〜女性編〜」では、生活水準を下げられず、家計が火の車になりつつある妻・絢子さん(仮名)...
並木まき 2025-06-07 06:00 ラブ
家計は火の車…それでも「節約なんてしたくないの」見栄っ張りな42歳妻がセレブ生活を維持する最終手段
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-06-07 06:00 ラブ
絶えない芸能人の不倫報道。なぜ人は“禁断の恋”をするのか?「背徳感やスリルではない」専門家が読み解く
 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。世間が「不倫=絶対悪...
蒼井凜花 2025-06-06 06:00 ラブ
男が「連絡先交換」を断る6つの事情とホンネ。脈なしとは限らない?
「気になる彼と仲良くなりたくて連絡先を聞いたのに断られた」なんて出来事があったら、脈なしに感じるでしょう。その場合、諦め...
恋バナ調査隊 2025-06-06 06:00 ラブ
金持ち男と結婚できる女と「できない女」の決定的な違い。アラフォーでも高収入を射止める方法はある
 お金持ちの男性を10人以上の女性で奪い合うPrime Video(プライムビデオ)の人気恋愛リアリティー番組『バチェラ...
内藤みか 2025-06-05 06:00 ラブ
えぇ…夫の「悪気ない一言」で怒りMAX! 妻の私がイラッとした瞬間
 「妻の地雷がどこにあるのか分からない…」なんて男性も多いかもしれません。そこで今回は“夫のイライラする一言”を集めてみ...
恋バナ調査隊 2025-06-05 06:00 ラブ
妻の“夫下げ”発言に泣く男たち。「臭い」「黙ってて」って酷くない? 無意識で放つ一言にご用心
 思わず言ってしまう夫の愚痴。ですが、夫側にも言い分はあるのかも? そこで妻のどのような一言にイライラするか男性陣に聞い...
恋バナ調査隊 2025-06-04 06:00 ラブ
ヒカルに梅宮アンナ…短い交際→結婚のメリットは? 堀北真希ら「0日婚」で成功する夫婦の共通点
 タレントの梅宮アンナ(52)が5月27日に自身のインスタグラムを更新。アートディレクターの世継恭規(よつぎ・やすのり)...
令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと
 夫婦の在り方などテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「主張の強い女は可愛げがないから抱きたいと思...
豆木メイ 2025-06-03 06:00 ラブ
「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ