更新日:2020-08-18 06:00
投稿日:2020-08-18 06:00
郊外に念願の一軒家を手に入れた、1組の「パワー夫婦」。会社への通勤には少々不便な地でも、テレワークがメインの今は「少し無理をしてでも、家を買っておいて本当に良かった」と感じているそうだ。
マンションよりも広々とした玄関、近隣住民との適度な距離感。そしてなにより「ここは私たちのお城」という独特の満足感。
そんな夢にまで見たはずの“城”では、ときに、人生につきものの奇妙な事件も起こりうるーー。これは実在する物件を舞台にした、とある男女のストーリー。
マンションよりも広々とした玄関、近隣住民との適度な距離感。そしてなにより「ここは私たちのお城」という独特の満足感。
そんな夢にまで見たはずの“城”では、ときに、人生につきものの奇妙な事件も起こりうるーー。これは実在する物件を舞台にした、とある男女のストーリー。
夫はまぁまぁモテるタイプ
「夫の浮気を暴いてやりたい」
そう決めた咲子は、夫である陽介にはその決意が悟られないよう、しばらくは努めていつも通りに振る舞うことにした。
「お帰り〜。疲れたでしょ。今日も晩酌するよね? とりあえず、シャワー?」
「うん。駅から歩いてくるあいだに汗かいたから、とりあえずシャワーする」
普段と変わらない陽介の様子に、ついさっき、夫宛の不審な郵便物を2階に隠してきた咲子は、ほっと胸をなで下ろす。
(どうやら陽介は、郵便物のことはまったく気付いてなさそう。それに、私が陽介を疑っているとも感じてなさそうだし、このままちょっと様子を見たいなぁ。絶対どこかで、シッポを出すと思うんだよなぁ……)
鼻歌を歌いながら、バスルームに向かう陽介。学生時代はラガーマンだったので、体格が良く、妻である咲子から見ても、なかなか男前の夫だ。
夫の浮気疑惑が浮上した今、咲子は客観的な目で見ても「まぁまぁモテるタイプ」なのだろうと分析した。
妻に対しては、決して愛情表現が豊かな夫ではないが、誕生日やクリスマスなどのイベントごとを大事にし、結婚してからも、咲子がやりたいことには反対せずに自由にやらせてくれることを通じて、それなりに愛を感じていた。
そんなことを思いながら咲子は、陽介がシャワーから出てくるまでのあいだに、手早く夕食の準備に取り掛かる。
お気に入りの自然を活かしたキッチンで慌ただしく食事を作っていると、あっという間に陽介がシャワーを終え、リビングに戻ってきた。
ライフスタイル 新着一覧
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。
人は人、自分は自分。
Koji Takano
2024-04-08 06:00 ライフスタイル
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、神奈川の片田舎にあります。
大企業の研究所が多数点在しているせいか、他民...
グループLINEは、仕事上でもとても便利な連絡ツールですが、時に意地の悪い人がいるのも現実…。
職場での公開処...
経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第2期生」...
雪解けの水がすごい勢いで山からくだってくる。
流れの音に耳をすませば春の訪れを知る。
澄んだ空気を感じ...
Koji Takano
2024-04-01 06:00 ライフスタイル
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...