落ち込んでいるアナタへ 太陽に咲くリンドウで元気になって

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-08-26 06:00
投稿日:2020-08-26 06:00

「私は、竜っていると思うわ」

 お花屋さんになる前、思いっきり理系女だったワタクシの職場に、科学では説明できないスピリチュアルなものや超常現象を鼻で笑う「鉄の女」M先輩がおりました。

 なぜか、ワタクシのようなおバカな後輩を可愛がってくださったM先輩。出張先でワタクシのバカさ加減のせいで2人でガッツリ叱られてしまった帰り道、なぜか突然そんな話をしてくださいました。

M先輩 「今みたいに情報伝達がスムーズにいかない時代から、世界中に残された『竜』の絵って、みんな同じような形してるでしょ? これって、世界中の空を竜が飛んでるってことじゃないかな」

ワタクシ 「先輩! どうしたんですか!」

M先輩 「私の友達がね、竜を見たっていうのよ。車の中で空を見上げたら2匹の竜が飛んでいて、体がぶつかるたびに金の鱗が降ってきたっていうの。その鱗が車のフロントガラスをすり抜けて、友達の手のひらに落ちてきたら、金の粉に変わったっていうんだよね」

ワタクシ 「先輩! ヤバイっす!」

M先輩 「その金の粉は、いつの間にか友達の手の中で消えていくんだって。竜ってさ、見たら幸せになれるのかなぁ……見てみたいな、竜。頑張ろうね」

 普段叱られたことなんてない優秀なM先輩が、おバカなワタクシのためにガッツリ叱られておかしくなっちゃった!と、普段から叱られ慣れているワタクシは、不出来な自分の身の上をすっかり忘れて落ち込んだ先輩を心配した……という本末転倒な経験がございます。

 この不思議な「竜」の話は、今も鮮やかに秋の気配を感じる「あの花」を見るたびに思い出され、ワタクシは雲がすっかり高い場所へ飛んでいった秋の空を思わず見上げてしまいます。

「見えないけど、飛んでるのかな、竜」

 ということで、「元気を出して、立ち上がれ!リンドウ」の解説でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...
セクハラに時間が解決?責任を負わない事なかれ主義者の無責任LINE3選
 波風を立てず、責任を負わず、誰かがどうにかしてくれると見てみぬフリばかりする「事なかれ主義」。  一見、平和主義...
見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
SNSや現実でも…他人の容姿批判がやめられない人は2種類いる
 みなさんの周りに、他人の容姿(ビジュアル)についてうるさい人、いませんか?  私はそういう人を見るたびに「かわいそう...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...
バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...