コロナ禍で本性発覚?セコい夫たちが妻に請求した生活費事情

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-08-29 06:00
投稿日:2020-08-29 06:00
 コロナ禍に突入し、これまでとは生活スタイルが変化したことによって「生活費」に影響が出ている夫婦も少なくないようです。お金は結婚生活と切っても切れない間柄だけに、ひとたび揉め始めると夫婦間に不穏な空気が流れることも……。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、コロナ禍でセコさが露呈した夫たちの実態をご紹介します。

1:妻が使ったエアコンの電気代を別途請求する夫

「夫婦ともに3月からテレワークになりました。我が家の生活費は共通口座に毎月決まった額を振り込むスタイルです。それで、エアコンが苦手な私は8月までは扇風機のみで頑張っていたんですけど……。この猛暑で、ついにエアコンデビューをしました(笑)。

 それで、その旨を夫に伝えると『エアコンの電気代を別途払ってね』と言われ、『はぁぁぁぁ⁉︎』って感じです(苦笑)。
 
 私たちは勤務時間中は別々の部屋で過ごしていて、妻が仕事をしている客間のエアコンは夫が自腹で買ったものだから、せめて電気代は自分で払えと言うのが夫の言い分。

 夫はもともと、ノンフライヤーとか低温調理器とか自分が欲しい家電にはお金をかけるタイプ。ですが、私が欲しい食洗機やロボット掃除機とかは買ってくれないんです。これまでは『そういう人なんだな……』と、諦めていたけど……。エアコン代を別途請求してくるセコさには、さすがにうんざり! もちろん払うつもりはありませんけどね!」(43歳・女性)

2:晩酌代を補填しない夫

「以前は毎晩のように飲みに行っていた夫も、コロナ禍で家にいる時間が増えました。それで、家にいるので食事も家で食べる機会が増えたのですが、夫からもともと食費として渡されているお金が少なすぎて……。彼が食べる分やお酒代が入っていない額なので、とてもじゃないけれど足りません。

 私は家でお酒を飲まないのですが、夫は毎晩ガンガン晩酌。缶ビール代だってバカにならないのに、私が『足りない』と言っても『そんなわけない。もっと節約してよ』と返ってくるだけ。自炊をしたことがない人なので、食費がどのくらいかかるのか、どんなに説明してもピンとこないみたいで困っています。

 飲み代がかからないんだから、その分を生活費に回してくれればいいのに、夫は趣味の車にお金を注ぎ込んでいますね。だから結局、夫の晩酌代は私の独身時代の貯金を切り崩して補っています。腑に落ちませんし、あまりにも腹が立つので、もう私のお金で補填するのはやめようと決めました!」(36歳・女性)

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ライフスタイル 新着一覧


あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル