同棲は賭けだったが…
康太さんが結婚を決意した理由は、初対面で京子さんが発した“宣言”によるところも大きかったと言います。
「初対面のときに、彼女がマスターに言った言葉を覚えていたんです。『わたしは再婚したいから、結婚願望がない人とはおつき合いできないわ。そして、借金がなくてわたしの年齢を知っても引かない人がいいの』と。正直、結婚願望はありませんでしたが(笑)、『自分は3つの条件すべて、満たしています』と、立候補しました」
交際後、わずか2カ月半。康太さんはみずからの申し出で、康太さん自身の自宅で京子さんと同棲を始めます。
「血のつながらない赤の他人と暮らすのは初めての経験だったから、自分にとっては賭けでした」と語る康太さんが、同棲を決めたのはなぜ!?
自分からプロポーズの言葉を
「彼女が『結婚願望がない人とはおつき合いできないわ』と言っていたし、僕は他人と暮らせるかどうかを試したかったから、結婚前提で同棲をしてみました。
僕が京ちゃん以外の女性と一緒に住まなかったのは、自分の生活を乱されたくなかったからです。
大学を卒業してから即、一人暮らしを始めているから自分は家事全般ができる。“自分流”の家事方法があるので、他人に乱されたくない。でも、パートナーは家事をまったくしない人はイヤやし、口を出されすぎても困る……こじれていますよね(笑)。
でも、京ちゃんとは一緒に暮らしてみたらすごく楽しかった。僕のこだわりを理解してくれて、家事に口出ししない。
ただ、同棲は籍が入っていないからいつでも別れられます。『そんなんイヤやな。結婚して一生この人と一緒にいたい』と思い、自分からプロポーズしました。『あなたに家事の負担はかけないから結婚しよう』と。
同棲してから今も、掃除と洗濯、食事の後片づけは僕の役目です。2人でキッチンに立って、一緒に料理をする日も増えました」
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