母親に連絡してきた夫に不信感
つい最近は、親密な関係をうかがわせるコメントのやりとりも発見し、夫を問い詰めたものの「浮気はしていない」の一点張りだったそう。
「それで、その女への牽制をしようと思って、夫のSNSアカウントにログインして、夫のふりをして『俺は、妻を裏切って浮気をしました』ってポストしてやりました。それをその女が見れば、妻バレしたってわかるだろうなと思ってのことです。
その後、夫は『なんでこんな勝手なことするんだ！ 恥ずかしくてもうSNSなんてできないだろ！』ってキレてアカウントごと消していましたけどね。やましいことがなければキレないと思うので、やっぱり浮気していたんじゃないかなって思っています」
自分はずっと家にいて子どもの面倒を見ているのに、外に働きに出られる夫は、自分よりはるかに恵まれていると語るMさん。それなのに、浮気を問い詰めた途端に、夫から産後鬱扱いをされたことにも憤りを覚えています。
「浮気を疑っただけで産後鬱とか、おかしくないですか!? しかも夫は私の母にまで電話して、私がしたことをチクったらしいです。母はもちろん私の味方なので、『あなた本当は浮気しているでしょ？』って私の代わりに問い詰めてくれたみたいですけどね。わざわざ母に電話してチクろうとするなんて、やっぱりやましいんじゃんって思っちゃいました」
「なかったこと」にはできません！
最近は、夫の精神が目に見えて弱っているのがわかるというMさん。「わざとメンタルがやられたふりをして、浮気疑惑をなかったことにしようとしているんだろうけど、私はそんなに甘くない」と怒りをあらわにします。
「これに懲りてくれて、二度と女友達と会わないなら許すつもりですけど。私から見れば浮気なのに、“友達と会うのは浮気じゃないだろう”って開き直るのも許せないですね」と口にします。
法律的には肉体関係がなければ不貞ではないものの、育児に奮闘している妻がいながら妻以外の女性とお酒の席を共にすることや、親密な様子でSNSにコメントを書き合うのは、Mさんからすると浮気以外の何物でもないのだそうです。
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさに、これこそが男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
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