23歳で職場結婚、ラブラブ恋人同士だったのに5年後に離婚。

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-10-21 23:04
投稿日:2020-10-13 06:00
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビュアー・内埜(うちの)さくらがご本人に迫り、赤裸々に語っていただく「40代50代の大人婚」連載です。

20代の結婚がうまく行かなかった理由とは

case2-1.椎名さとみさん(仮名/50歳)

 今回、お話を伺った椎名さとみさん(仮名/50歳)は、フリーアナウンサー・木佐彩子さん似の美女。事前情報で年齢を聞いてはいましたが、お会いして驚きました。決してお世辞ではなく、肌がきめ細かく髪もつややかで、カラダは華奢。30代半ばにしか見えないのです。

肌の老化の主な要因は紫外線

 本連載は40歳オーバーで結婚した男女にスポットをあてて、「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」と、お伝えすることが主旨。ですが、早速話を逸脱して実年齢より若く見える秘訣を聞くと、「いえいえ、そんなことはありませんが……」と、謙遜しながら答えてくれました。

「一番気をつけているのは、紫外線にあたる前に日焼け止めを塗ることを徹底すること。飲む日焼け止めも併用しています。美容に関する接客業に就いているため、手を抜くとお客様への説得力がなくなるので」

 顧客への「説得力」。たとえるならデパートコスメを買う際、お肌の美しい販売員さんから商品をオススメされると、購買意欲がわくということでしょう。さとみさんは化粧品販売員ではありませんが、彼女であれば筆者はぜひ、接客していただきたいと思いました。

 先日、別件取材のために花房火月先生のご著書『だから差がつく! やっぱり美人は、かかりつけの美容皮膚科を持っていた』(雷鳥社)を拝読していたときのこと。「肌の老化の外的な要因は7~8割が紫外線であり、年齢による衰えは、わずか2~3割です」との記載がありました。よく見聞きする言葉ではありますが、「今日が一番若い日」であり、「若い日」をなるべく持続させるためには、日焼け止めは最強の味方といえるかもしれません(美容医療や美容整形を除く)。

価値観の違い、感情の共有の難しさ

 話を結婚に戻します。さとみさんは46歳のときに、4歳年上で50歳の男性と再婚しました。初婚は23歳のとき。元夫は4歳年上の27歳。大澄賢也さんを垂れ目にしたような感じの顔立ちで、さとみさん好みだったそうです。2人は社内恋愛で交際1年後に結婚しましたが、5年後のさとみさんが28歳のとき、離婚しました。離婚の原因は?

「経験者ならわかっていただけるかもしれませんが、離婚する理由は1つだけではなく、複数の要因が絡み合っているんです。あえて挙げるのであれば、うち1つは『価値観の違い』でしょうか。

 夫婦は生活を長くともにすると、『一番の親友』や『戦友』のような存在になっていくといいますよね。私たちもラブラブな恋人同士という関係を超えたのですが、そのときに感情の共有ができなかったんです。彼がなぜ笑い、どういうときに怒るのかが理解できなかった。

 当時の私は、お腹を抱えて笑うこともあまりなかったと記憶しています。そして、『なにかが違う』という感覚が、無意識のうちに澱(おり)のように溜まっていったんです。お互い様だったのかもしれませんが……」

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“リアル恋愛話”5選。年下男子が40代女性からの誘いに「即OK」するデート先とは?
 ひと昔前の時代と比べると、最近はドラマや漫画のストーリーで年下男子との恋愛が描かれることが増えました。でも、オトナにな...
「社交辞令でも嬉しい…」“全国TOP5”の女風セラピストとDMで、甘いやり取りを楽しむ
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で意を決して女風を体験しセックスの気持ちよさを知っ...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:32 ラブ
俺の美学は高級店を「最低価格」で楽しむこと。自称“ひねくれ者”の57歳男の主張
「冷酷と激情のあいだvol.215〜女性編〜」では、高級志向なのにセコい振る舞いをする恋人トシオさん(57歳・仮名)との...
並木まき 2024-10-05 06:00 ラブ
直売所でも飲食店でも「最安価」しか選ばない。恋人のドケチっぷりに結婚前提交際をためらう47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-05 06:00 ラブ
不倫は悪なのか。作家・鈴木涼美氏が提起する日本の結婚制度の限界…それでもなぜ結婚する?
『不倫論――この生きづらい世界で愛について考えるために』(平凡社)を刊行した作家・鈴木涼美氏とともに、現代女性における「...
ミクニシオリ 2024-10-06 17:31 ラブ
作家・鈴木涼美氏と考える 現代女性の不倫リスク「不倫って気づいたら巻き込まれているもの」
 朝スマホを開くと「またか」と思うくらい、1年に何度も芸能人の不倫ニュースを見かける。いくら有名人とはいえ、特に当人と面...
ミクニシオリ 2024-10-05 06:00 ラブ
“冬季五輪夫婦”上村愛子&皆川賢太郎離婚の衝撃。「円満離婚」するカップルは揉めてないのは本当か?
 フリースタイルスキー・モーグルで五輪5大会連続入賞の上村愛子(44)が2日、自身のインスタグラムを更新。アルペンスキー...
一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1
 世の中の不倫などもはや珍しくもないが、それが「一児の母であり、現在妊娠中」の場合、人としていかがだろう? 今回、取材に...
蒼井凜花 2024-11-08 15:05 ラブ
【アラフィフ婚活】60男より58歳男がいいけど…オンラインデートでドン引き、老舗相談所にも疑心暗鬼
 アラフィフでの婚活は60代以上からの申し込みが多く、同世代とはなかなかマッチングしないとも言われています。  結婚相...
内藤みか 2024-10-03 06:00 ラブ
最強の愛され女性がやらないこと7選。彼から「追われる恋」希望なら試す価値あり
「彼に愛され続けたい」「追われる恋愛がしたい」と思う女性は要チェック! 今回は男性の意見を交えながら、愛され女性がやらな...
恋バナ調査隊 2024-10-03 06:00 ラブ
アリバイ写真で墓穴掘ってるよ。浮気する男のしょーもない弁解&ごまかしLINE6選
 LINEは浮気がバレてしまうきっかけとなることが多いようで…。今回はパートナーが浮気をごまかすために送りがちな、バレや...
恋バナ調査隊 2024-10-02 06:00 ラブ
熟年離婚を今から防ぐ方法。子どもありきの夫婦になっていませんか?
 離婚件数のうち、20%〜30%は熟年離婚が占めているということをご存知ですか。子どもが自立したタイミングで、長年連れ添...
恋バナ調査隊 2024-10-02 06:00 ラブ
ケチと節約は紙一重。ドケチな彼氏のドン引きエピ7選から学ぶこと
 節約とドケチは紙一重です。自分では「節約」だと思っていても、周囲がドン引きするようなドケチになってしまっている人も…。...
恋バナ調査隊 2024-09-30 06:00 ラブ
「飲み屋の女にハマったせいで借金が」49歳男性がラブホデートを続ける切実な理由
「冷酷と激情のあいだvol.214〜女性編〜」では、交際半年ほどになる恋人とのデートが、いつもラブホテルなのに強い不満を...
並木まき 2024-09-28 06:00 ラブ
「40代半ばで毎回ラブホデートなんて…」自分は安い女? 惨めさを募らせる44歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-09-28 06:00 ラブ
内田有紀の“公私相棒”柏原崇に注目。夫が妻をサポートする「裏方でもイイ男」と出会うには?
 女優の内田有紀(48)がトークバラエティー「だれかtoなかい」(フジテレビ系)に出演し、交際中とされる元俳優の柏原崇(...