「妻を他の男に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2020-11-13 06:00
投稿日:2020-11-13 06:00

予想外の命令に夫婦で興奮

――肝心な秘部には触らないというところが、さすがプロですね。

「はい、ここまで前戯に時間をかけると、女性は欲しくてたまらなくなるのでしょうね。

 U子は限界だったのか、体をくねらせながら「お、お願いします……もう……」と目をつむったまま、次の行為を進んでほしいと恥ずかしそうに懇願していました。

 すると、Yくんは体勢を変えて妻の脚の間に這いつくばりました。何をするかは明白です。彼はU子の太ももをゆっくりと広げ始めたんです。『ああ……っ』と妻は叫びましたが、その声には、姫口を見られる羞恥とともに、やっと待ちわびていた愛撫を受けられるという期待にも受け取れました」

――続けてください。

「脚を広げられた妻の陰部は、ソファーに座る僕の位置からでも見えました。肉ビラがふっくらと充血して、ダウンライトの灯を受けて、膣口にじっとりと愛液を噴きだして、濡れ光らせて――。

 何度も抱いた妻ですが、ぞくぞくするほどアソコがいやらしく見えてね。僕のペニスはいっそうビクビクッと打ち震えたんです。

 Yくんは『U子さんのここ、すごくきれいです。濡れやすい女性は魅力的ですね。甘酸っぱい匂いもたまりません。

 今から舐めますから、ご主人のほうを見ていてくださいね』と言いました。

 予想外の命令を下され、一瞬、妻の頬が引きつったのが分かりました。僕も驚きましたが、U子は素直に「はい……」と言って、ソファーに座る僕に視線を向けてきました。

 彼女の瞳は淫靡に潤み、頬もバラ色に紅潮させて、まさに発情したメスという表現がふさわしいでしょうか。呼吸も荒らげて、汗交じりの甘い体臭も漂ってきてね……ああ、懐かしい匂いだと、僕もさらに昂(たかぶ)りましたよ。

 Yくんは親指で左右の肉ビラを広げると、チロチロとワレメを舐め上げ始めたのです。僕を見るU子の潤んだ瞳が『ああっ!』と快楽に大きく見開かれました。『ン……気持ちいい……』と、U子は眉根を寄せながら、僕に向かってあえぎます。

 僕は思わず『U子、もっと乱れていいんだよ。思いっきり感じてごらん』と、Yくんにも激しい愛撫を間接的に促しました。

 察しのいい彼は、いつの間にか指用コンドームを右手の中指に嵌め、ヌルヌル……ッと女膣に差し入れたのが分かりました」

乱れる妻に思わず発した言葉

――聞いている私まで体が熱くなってきます。続けてください。

「妻の女膣に挿入された指をゆっくり抜き差ししながら、Yくんが丁寧にクンニリングスをしているのが見えました。

 もちろん、妻は僕を見ているから『あッ……あなた……あなた……ッ』と困惑と快楽を行きかうような表情で見つめてくるんです。僕も思わず『U子……気持ちいいか? 感じてる顔をもっと見せてくれ』と語りかけていました。

 妻の体に触れているのはYくんでも、心はもう夫婦でセックスしている気持ちになってしまってね……。いっそ感じている妻を見ながら、自分もバスローブごしの勃起をシゴこうかと思ったほどです。

 僕のペニスも尿道口からはおびただしいカウパー液を噴きだしていて、ここ数年は見たことがないほど、急角度に勃起していました」

――続けてください。

「妻はしばらくYくんのクンニリングスと、手指の愛撫で身もだえをしていました。

 むろん、彼はプロですから、クンニをしながらも、もう一方の手で乳房を揉んだり乳首を摘まんだりと、両手を休めません。そして、時おり、わき腹を舐め上げたり、乳首を吸ったりと、僕に見せつけるようにプロの技で彼女のエクスタシーを高めていくんです。

 妻はいくども身をのたうたせ、『はああっ……許して』と僕を見つめてきました。膣路に挿入された指の抜き差しはますます激しさを増しています。それにつれて、愛液がニチャニチャ……と淫らな音を響かせるんです。

 元々濡れやすい妻でしたが、シーツには失禁したようなシミが広がって、その変貌ぶりにも驚き、同時に大いに興奮してしまいましたよ。やがて、Yくんが用意していたバイブを手に取ったんです。

 そのバイブを女膣に挿入させるのだと予想した僕は、『待ってくれ』と、彼のプレイを中断していました。そして、自分でもよくわからぬまま、次のように妻に銘じていたんです。『U子、彼にフェラチオしてあげなさい』ってね」

 続きは次回

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


“二穴責め”の快楽 同窓会W不倫で破廉恥なセレブ妻になった#5
 東京・白金台に住むE子さん(43歳主婦/子供アリ)は、25年ぶりに地元北海道で開催された高校の同窓会に出席した。 ...
蒼井凜花 2022-06-17 06:00 エロコク
万人ウケするピンポイントバイブ♡敏感な場所をブルブル刺激
「彼女にどんなバイブを買えばいい?」と男性から聞かれることが多いのですが、これ実はとても困る質問。なぜなら体形や体質によ...
桃子 2022-06-12 06:00 エロコク
ついに挿入!25年ぶり同窓会で「アヌスも愛させて欲しい」#4
 都内の高級住宅街・白金台に住むE子さん(43歳主婦/子供アリ)は、地元北海道で開催された高校の同窓会に、25年ぶりに参...
蒼井凜花 2022-06-17 18:25 エロコク
中級者向け!やや太めのミドルサイズがよき♡ 温熱機能も◎
 かつてバイブレーターの色といえば、圧倒的にピンクが主流でした。当時制作していたのは男性ばかりで、「女性はピンクが好きだ...
桃子 2022-06-05 06:00 エロコク
25年ぶりの同窓会、燃える情欲!互いの性器を絶えず愛撫 #3
 都内の高級住宅街・白金台に住むE子さん(43歳主婦/子供アリ)は、25年ぶりに地元北海道で開催される高校の同窓会に参加...
蒼井凜花 2022-06-12 16:39 エロコク
吸引&挿入のハイブリッド型! Wの刺激にガマンできないっ
 朱色のような鮮やかな赤が大人っぽい新作バイブ。「スイート サレンダー」、つまり「甘い降伏」という商品名がなんとも意味深...
桃子 2022-05-30 10:23 エロコク
地味子だった私が憧れのK君とキス…車内は“オス臭”で充満 #2
 25年ぶりの同窓会で地元・北海道に帰省したE子さん(43歳主婦/子供アリ)。  白金台に住む彼女は楚々とした和風...
蒼井凜花 2022-06-12 16:38 エロコク
大小2つの突起付き♡ 乳首専用ローターで集中刺激しちゃおう
 女性の性感は、多様です。全身、感じる可能性がある。でもみなさんご存じの通り、多くの人が気持ちよくなれる代表的な性感帯と...
桃子 2022-05-22 06:00 エロコク
狙った同窓会 憧れのK君が“地味子”の私に声をかけてきた!#1
 不倫に至る経緯の一つに「同窓会」が挙げられる。単なるクラスメイトだった相手が「再会」をきっかけに男女の関係になるーー。...
蒼井凜花 2024-08-22 17:26 エロコク
これ一本で中も外も気持ちいい! 1stバイブとしてもお薦め♡
 ラブグッズ界を見渡すと、ここのところ2ウエー、3ウエーなど多機能商品が増えています。お得感もあるし、この傾向は大歓迎。...
桃子 2022-05-15 06:00 エロコク
「ああ、彼の肉の味」不倫上司が焦らされ女体に被虐プレイ#6
 ダンディな上司と社内不倫中のU子さん(32歳広告代理店/独身)。自らを「肉食女子」「不倫体質」と公言する彼女は、コロナ...
蒼井凜花 2022-05-13 06:00 エロコク
初心者さんにも♡ 3つのボールでギュッとした締まりをゲット
 膣トレグッズの数が増えつづけています。骨盤の内側に張り巡らされた「骨盤底筋群」をトレーニングすることによって、尿もれや...
桃子 2022-05-08 06:00 エロコク
不倫相手と肉食ディナー クロス下で悶絶リモートプレイ!#5
 ダンディな上司と不倫中のU子さん(32歳広告代理店/独身)。自らを「肉食女子」「不倫体質」と豪語する彼女はセックスでも...
蒼井凜花 2022-05-06 06:00 エロコク
L字型バイブで面を刺激♡ ゆっくり楽しみたいときにピッタリ
 クリトリスは快感のためにのみ存在する器官と聞きますが、どんな刺激が欲しいかは一人一人違いますし、その日の気分は体調によ...
桃子 2022-05-01 06:00 エロコク
オンライン調教で“脚ピン”絶頂!不倫上司の命令は過激に…#4
 会社の上司と不倫中のU子さん(32歳広告代理店/独身)。彼とのセックスの相性は抜群で、甘い時間を過ごしていた矢先、コロ...
蒼井凜花 2022-05-16 16:45 エロコク
1台でクリ+挿入の快感…クリバイブの内側の舌が高速で♡
 昨年ぐらいから、多機能グッズの勢いが止まらないと感じます。1台買えば、何通りにも使えるのでお得感は抜群。  でも...
桃子 2022-04-28 12:19 エロコク