願いは書けば叶う?ママ活男子の“夢見るプロフィール”の中身

内藤みか 作家
更新日:2020-11-26 06:00
投稿日:2020-11-26 06:00
 願いごとがあるのなら、それを書く(もしくはスマホなどに入力する)ことで、叶いやすくなるという話をよく聞きます。ママ活男子たちのプロフィールにも、夢が書き込まれていることが多いので、ご紹介してみます。

ママ活男子は夢いっぱい

 景気が良いとは言えないこの頃は、マッチングアプリでママ活行為を始めようとする男性が多くなってきました。見ず知らずの男性にお小遣いをくれるような景気の良いママさんに巡り会える人はほとんどいないと言われますが、ママ活アピールをする彼らはとにかく夢いっぱいでポジティブ。

 暗いニュースが目につくこのご時世なので、その根拠のない明るさがうらやましくなります。そして何より素晴らしいのは、彼らはマッチングアプリのプロフィール欄に、自分の夢を言語化しているというところ。気づかずに「夢は書けば叶う」というジンクスを実践してしまっているわけです。

欲しいものを明記する

 パパ活でもそうらしいのですが、自己紹介を書くところに「今まで使っていたブランド財布が壊れてしまったので急いで探しています」とか「ポールスミスの服が欲しいです」などと欲しいものを書いて自己主張する人が結構います。欲しいものを書くだなんて、サンタさんへの手紙と間違えているんじゃないかと思うほどです。

「そこの若者よ。お前の願いを叶えてあげましょう」などと大富豪の女性が現れ、それを買ってくれる確率はかなり低そうですし、願いをただ書けばいいというわけではなさそうです。けれど、無邪気に欲しいものを羅列していくと楽しそうなので、自分のスマホのメモ欄に書いていくのはいいかもしれません。

欲しいものの画像をアップする

 マッチングアプリでは、プロフィール画面に画像を数枚アップすることができるところもあります。大抵は1枚目は自分自身の顔画像、そして2枚目以降は別ショットの画像や、全身写真などが載っていますが、なぜかそこに高級ブランドのスニーカーや人気の男性向け高級化粧品などのアイテム画像を出している人がいます。つまりは自分はこれが欲しいのですというアピールなのです。

 なんとも図々しい話ですし、写真を出したからといって買ってもらえるわけでもないでしょう。けれどこれも、夢を叶える方法としては間違ってはいないのかもしれません。なぜなら、夢を書くときに、具体的なイメージを頭に刻み込むためにも画像も並べておくといいと言われているからです。

ダメ元で大きな夢を書く

 また、欲張りすぎてあれもこれもと、買ってもらいたいものを書き連ねたり「一緒にお買い物行ってください」と、何か買ってほしいアピールをする人もいます。もっとすごいと「留学したいのでその費用を支援してください」、「企業したい(なぜか”起業”ではなく”企業”と書く人が大勢いるんです!)ので開業資金お願いします」などスケールが大きいお願いをしている人もいます。

 彼らはどうやら、年上の女性のことを、打ち出の小槌のようになんでも買ってくれる存在だと勘違いしているようです。けれど夢は大きいほうが、スケールが大きい発想ができるようになるのかもしれないし、長い目で見ると、そんな自己紹介にどんな効果があったのかが体験できて、現実を知るいい機会になっているのかもしれませんね。

ママ活男子に不足していること

 このようにかなり具体的におねだりをしているママ活男子たちですが、彼らに決定的に足りていないことがあります。それは「日付」です。たとえば「2021年12月31日まで」などと期限を設けると、その日までに実現させるには今からどんな行動を取っていったらいいだろうと考えるきっかけになるので、スイッチが入りやすくなると言われているのです。

 そして彼らが忘れている最も大切なことは、相手の女性はサンタではなく生身の人間だと言うこと。褒められればうれしいし、ないがしろにされたら腹が立つものです。子どものように甘えておねだり攻撃するよりは、相手の女性を姫扱いしてエスコートしたほうが、お財布の紐をゆるめてもらいやすいはず。そこに気がつかず、自分の欲にまみれている状態のままでは、おいしい思いができる日は遠いと言えるでしょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


「しないとだめ?」冷凍庫のような結婚に終止符、45歳バツイチ男が不倫相手との再婚を躊躇するワケ
「冷酷と激情のあいだvol.227〜女性編〜」では、2年弱にわたる不倫関係の末に、相手の男性の離婚が成立し結婚を切望する...
並木まき 2025-03-03 19:12 ラブ
「書類を出すだけじゃん!」不倫成就→略奪婚のはずが、前進しない関係に苛立つ34歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-28 06:00 ラブ
脱・2番目の女! 本命になれない女子の残念な特徴4つ、デートでしでかす過ちとは?
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか? もしかしたらあなたには、改善すべきポイントがある...
恋バナ調査隊 2024-12-28 06:00 ラブ
おかもとまりは2度目離婚→新彼氏公表。シンママの結婚&恋愛、子供の将来に影響しないスパンは?
 元ものまねタレントで現在はクリエイターのおかもとまり(35)が24日、自身のブログを更新し、新恋人の存在を明かした。友...
36歳女医「婚外恋愛のきっかけは父の不倫疑惑です」ナンパで出会った年下男子は救世主か極悪人か?#1
 あまたある婚外恋愛の中でも、父の不倫疑惑が背景にあるケースは珍しいかもしれない。  今回、取材に応じてくれたのは...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
BL、女風に続き2025年は「百合」が流行る? 性別問わず関心高まる“知られざる世界”
 2024年に話題になったワードのひとつに「女性用風俗」があります。テレビ番組やマンガなどでも取り上げられることが続き、...
内藤みか 2024-12-26 06:00 ラブ
手を出さないワケを聞いたら「それ目的じゃない」信じていいかも? 既婚男性の“本気LINE”3選
 既婚男性に好意を持たれても「どうせ遊びでしょ?」と、疑ってしまいますよね。でも“本気度が高いLINE”が届いているなら...
恋バナ調査隊 2024-12-26 06:00 ラブ
自宅に招くと嫌われる?子供にとって「母親の彼氏」は赤の他人…幸せなステップファミリーへの注意点
 シングルマザーで頑張っている人は、母親である前に1人の女性です。離婚後に彼氏ができることもあるでしょう。でも実際には、...
恋バナ調査隊 2024-12-24 06:00 ラブ
30代40代50代…年代別にみる夫婦の危機とは? 2つの対策とともに考える
 長い結婚生活を送っていると、いろいろな課題や困難に心が折れそうになることがありますよね。実は「夫婦の危機」は、年代別に...
恋バナ調査隊 2024-12-24 06:00 ラブ
「夫、いない方がマシ」と感じる瞬間5選。旦那デスノートで気分が紛れないときはどうする?
 生涯添い遂げると誓い合った関係の夫婦。でも、結婚して数年も経つと、「こんな夫ならいない方がマシだわ!」と夫に不満を抱い...
恋バナ調査隊 2024-12-23 06:00 ラブ
「俺を1番に好いてくれるのは誰?」アプリで会った3人の女を天秤にかける51歳男
「冷酷と激情のあいだvol.226〜女性編〜」では、アプリでマッチした恋人候補の男性との関係に悶々とする佳子さん(48歳...
並木まき 2024-12-21 06:00 ラブ
「48歳、恋活始めました」バツイチ女性の悩み。1回マッチングして彼氏ヅラする男性との関係が切れない…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-21 06:00 ラブ
和田正人の妻・吉木りさへの“お尻ペロン”が物議に…実は深刻な「家庭内痴漢」平穏にやめさせる方法は?
 俳優の和田正人(45)が17日放送の日本テレビ系「上田と女がDEEPに吠える夜」に出演。出演者が視聴者の悩みに答える「...
「婚外恋愛の彼から名前を間違われても…」私は都合のいい女? 不倫に沼った34歳主婦の天国と地獄 #3
 共通の知人の葬儀で再会した男性と不倫に発展した春美さん(34歳主婦/子供アリ)。お相手は、春美さんがOL時代にスナック...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
お家デート♡ 手料理の材料費は全額持たなきゃだめ? ケチだと思われずに割り勘にする方法
 お家デートで、彼に手料理を振る舞う・彼に手料理を振る舞ってもらうというシチュエーションは多いですよね。そんなとき、材料...
恋バナ調査隊 2025-03-03 19:55 ラブ
クリスマスや年末年始の9連休、被害者Mさんの飛行機チケ事件。遠距離恋愛男の“交通費タカリ”に要注意!
 遠距離恋愛のカップルにとって、クリスマスや年末年始は交際相手に会えるチャンス。恋が盛り上がるシーズン到来です。  し...
内藤みか 2024-12-19 06:00 ラブ