向上心はどこへ…究極のヒモ男を掴んだかもしれない妻の苦渋

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-11-28 06:07
投稿日:2020-11-28 06:00

向上心を持たない夫に失望

「夫は、一応仕事はしているのですが……。結婚してから、どうも仕事への向上心が消えてしまったようで、何かと私の収入をあてにするようになったのです。

 まぁ、夫婦ですし、そもそも私のほうが高収入なのは納得したうえで結婚をしましたので、私のほうが生活費を多く負担するのは、問題だとは思っていません。

 けれど、夫は年上だし、収入の額うんぬんではなく、仕事には向上心をもって向き合っていてもらいたいんですよ」

 Aさんから見たTさんは、毎日会社に行くのも面倒そうで「だりぃ」「仕事やめたい」などと口にするのは日常茶飯事。さらには、休日も夫婦で出かけるのを渋り「平日に仕事をしているから、疲れてる」を理由に、家事もせずに一日中ベッドから出てこない日も増えているのだそうです。

「そんな夫を見ていると、落胆しますしイライラも止まりません。仕事にも無気力、家のこともしない、夫婦関係を良くしようとする努力も見られない……。

 だんだんと、騙された気分になってきていて、今のような夫とは一緒に居たくないと思うようになりました」

離婚の話さえごまかされ…

 夫が怠惰になるのと比例するように、夫への尊敬が薄れ、今では呆れるを通り越して「情けない」とすら感じているのだそう。そんな心情になったことから、夫とはセックスレスにも陥っているとのこと。

「もはや、夫婦としての中身がありません。ただ一緒に住んでいるような感じで、単なる同居人ですね。

 夫婦のコミュニケーションを取ろうと努力しても『だりぃ』『眠い』しか返ってこないし。家事を促しても『後でやる』と言いつつ、まったく協力してくれません。40代半ばにもなる男性が、なんて情けない……って思います。

 そんな夫への愛情はもはや失せていて、できることなら離婚をしたいけれど、離婚の話すらもごまかされていて、困惑しています」

「もしかして、私は究極のヒモ男を掴んでしまったのではないか」と、不安で仕方ないというAさん。このまま今の夫と生涯を添い遂げる自信もなければ、一緒にいることで自分の人生の足を引っ張られてしまうのではないか……と危惧もしているそうです。

 話し合いすらも避けられ、のらりくらりと夫婦関係を続けていることには、日に日に不満も増し、もう限界だと思いつつも、どうしたら現状を打破できるのか答えが出ないで苦しんでいます。

 では、夫であるTさんの心情はいかに?次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
男女カップルに聞いた! 自宅のお風呂に一緒に入るのはアリorナシ?
 あなたは彼氏と一緒にお風呂に入りますか? 恥ずかしさから抵抗がある人もいれば、一緒に入ることが当たり前になっている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
お金に執着する女が結婚できない理由3つ 大切なことを見失った悲しい末路
 婚活中は、改めて自分がどんな男性に惹かれるのかを見つめ直す機会になりますよね。性格や趣味、価値観や見た目にこだわる人も...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
だから「媚びる女」は嫌い! 男性の本音と“媚び認定”する女の言動とは
 恋愛で「媚びる」を武器にしている女性はいませんか? でもその武器は、嫌われるきっかけになる恐れもあるため注意が必要です...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
更生して一途に?それとも性病に苦しむ?遊び人だった人の明暗分ける瞬間
 遊び人の男性にもてあそばれ、つらい思いをした女性もいるでしょう。しかし、遊び人でも年齢や経験を重ねて更生する場合がある...
恋バナ調査隊 2024-03-19 16:27 ラブ
30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ
甘い新婚生活なんて誰が言った?ラブラブ一転イライラ爆発エピソード5選
「新婚」と聞くと、誰もがラブラブな生活を想像するでしょう。 でも、共同生活を始めて間もない新婚は、イライラする機会も多い...
恋バナ調査隊 2024-02-25 06:00 ラブ
男「冗談はよしこちゃん」女「は?」年の差カップルはすれ違い日常茶飯事
 近年、10歳以上の年の差カップルが増えていますよね。年の差があると、相手を尊敬できたり、落ち着いて安定した恋愛ができた...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
肉体より精神的なつながりに“利”があるよね? 51歳経営者が女を選ぶ条件
「冷酷と激情のあいだvol.183〜女性編〜」では、夜の営みをしないことを条件にプロポーズをしてきた恋人・ジュンジさん(...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
性交渉一生ナシ?裕福な経営者から提示された結婚の条件に戸惑う47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
女に困らないチャラ男に聞いた! 本命に選ぶ女性の特徴3つ
 好きになった男性がチャラ男だったら「真面目に恋愛する気はないよね…」と落ち込むかもしれません。  でも、チャラ男だっ...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
女性から家デートに誘うのはアリなの? 超自然な誘い方と男性の本音
 なかなか家に呼んでくれない彼。もっと仲を深めたいけど「女性から家デートに誘うのはナシかも…」と悩んでいる人は多いはず。...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
年の差婚は“1億円プレーヤー”の特権に…婚活のプロが見た同世代婚の現場
 年の離れた若い女性と結婚したい――。結婚相談所には今も夢見る中年男性が訪れるそうだが、時代は変わったようだ。  ...