「彼女は何も悪くないのに」完璧な妻への劣等感に苦悩する夫

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-11-28 06:08
投稿日:2020-11-28 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.22〜女性編〜」では、結婚わずか1年で夫が別人になったと感じている妻・Aさんの嘆きをご紹介しました。
 では、Aさんの夫であるTさんの心情はどうなのでしょうか。

理想の女性との結婚だったはずが

「正直、Aとの結婚は失敗だったかもしれないって思っています。

 いや、僕から熱烈にアプローチして、プロポーズも僕からだったので、こんな無責任な話はないって自分でも思いますけどね。

 だけど、Aは僕から見て完璧すぎて、とてもじゃないけれど、僕にはついていけないハイレベルな人でした……」

 飲み会で知り合った妻とは、恋愛がスタートしてから結婚するまでは、すこぶる順調だったと振り返るTさん。「夢にまで見た理想の女性」と交際できた自分に対して、誇らしい気持ちすらあったそうです。

「ところが、それが結婚後には、こんなにストレスや重圧になるなんて。あの頃の僕は思いもしなかったですね……」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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