どこが違うの? 人付き合いで“心が疲れる人”と“疲れない人”

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-31 05:40
投稿日:2020-12-09 06:00
 人や仕事など、何に対しても「平等」でなくてはいけないと考えてはいませんか? 好き嫌いの偏りなく接することは大切です。でも平等であろうとすればするほど、疲れてしまう人もいると思います。そんな人が心を疲弊させないためには、どんなコツがあるのでしょうか。

心を疲れさせないコツは「公平さ」にあり

「平等」と「公平」については、とても有名な画像があります。

<一定の高さの柵があり、その手前に3人の人間が立っている。一人は柵より背が低く、もう一人は柵と同じ背丈で、もう一人は柵より背が高い。この3人が柵の向こうを見たいと思った時、誰にどんな踏み台を与えるか?>

 というものです。

 画像で語られる平等とは、3人ともに全く同じ高さの踏み台を与えることで、公平とはその人に必要な高さの踏み台を与えることでした。この考え方の違いは、心の優しいあなたにぜひ覚えておいてほしいものです。

 みんなに分け隔てなく優しく接してしまう人は、心に疲れを溜めてしまいがち。そしてその疲れを見なかったことにしたり、「人に優しくして疲れるなんて、私はダメな人間だ……」と自分を責めてしまうことすらあるでしょう。そんなことをしていたら疲れて当たり前です。だからこそ「公平さ」を意識してみてほしいのです。

 みんな同じである必要はありません。何より、あなたの優しさというリソースは有限であることを忘れないでください。必要とされている分、しかも自分ができる範囲内の優しさだけが相手に届けば十分のはず。

 例えば、一緒にいて楽しいと思える人(楽しいというメリットがある人)とそうでない人、どちらにも同じだけ優しくするのは難しいことです。自分が疲れない、心地いいと思う相手にたくさん優しさを使う方が気持ちがいいはずです。

 もし人付き合いで心が疲れたなと感じたら、「平等ちゃん」になっていないか振り返ってみてください。

登場人物紹介

コミ
どろんぱのベテランホステス。ビールを飲ませてくれるお客さんが好き。

ママ
どろんぱのママ。店が暇な時はコミに任せて奥で映画をみてたりする。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


「写ルンです」が流行る若者のレトロブームは、何を写しているのか
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
寂しがる親との距離感、よい解決策は?大人になるほど複雑に
 みなさんは、親との距離感って考えながら付き合っていますか? ベタベタしすぎず、ドライすぎず、お互いを尊重し合えるのが理...
親ガチャにハズレた! 5つの苦い思い出とそこから一歩を踏み出す方法
 生まれる時、私たちは親を選べません。どんな親のもとに生まれるかは、ガチャガチャのごとく運次第。  大人になるにつれ「...
何が起こった? 街にあふれる人に少し違和感を抱いて
 いつも、穏やかな参道にただようちょっと物々しい雰囲気。  何があったかは分からないけど、思わずカメラを構えた。 ...
40女開運が気になるお年頃!金運UP「雑誌付録の財布」どう活用する?
 今回ご紹介する雑誌付録は、人気キャラ「マムアン」のインテリアBOXとフォーチュンアドバイザー・イヴルルド遙華さん監修の...
キッチンに馴染む 無印良品の「真っ白な消火器」買いました
 突然冷え込んで、一気に冬っぽくなってきました。この時期になると我が家の近所では見回りの小さな消防車が「カンカン」と音を...
ニャルソック発動中!カメラバックに夢中な“たまたま”の後姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花にも高温の後遺症!パンジービオラ「茎がビローン」をバッサリde解消
 いきなりの寒さです。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、まぁまぁ暖地の神奈川にございますが、ここにきて例年通りの...
モテないのは「太ったから」ってさぁ 女友達の素直すぎるLINEにグサッ
 自分にも人にも素直な人は魅力的ですよね。言葉に計算や嫌味が隠れていないため、付き合いやすく感じるはずです。 ...
なぜ独身女性は性格に難ありと思われるの? “訳あり女”回避に大事なこと
「いいトシして独身の女性は性格に難あり」なんて言葉を聞くことがありますよね。独身の女性は「私も周りからそんな風に思われて...
すべてはそこから 人も食べ物も「相手を知る」と好きになる
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子供も自分も波風立てずに守りたい! モンペア級要注意ママ友の見分け方
 子育て中はママ友との付き合いは少なからず避けられません。もちろん、気の合う人もいるでしょうが、中には要注意人物やモンス...
発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
戦いごっこの兄弟を激写!純白のツー“たまたま”はまさにお宝
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
マウント地獄は住んでから…ゴミ捨て顔作りは当然!タワマン住民あるある
 華やかなイメージのあるタワマン生活。誰よりも高い場所から街の景色を見下ろせるのだから、とてもいい気分だろうなと想像して...
生活感がない世界が一閃切り開かれる瞬間をみた
 生活感がない世界が一閃切り開かれるよう。  巨大な建築物と、血管のように張り巡らされた路線と、時間に正確な鉄道と...