失敗は多いほど得? 失敗談を語れる人ほど価値が高まる理由

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-01-08 06:00
投稿日:2021-01-08 06:00
 突然ですが「失敗」と聞くとどんなことを思い浮かべますか? ただの言葉として受け止める人もいれば、すごく怖い体験を思い出してしまう人もいるかもしれません。ポジティブなイメージが浮かぶ人は少ないはず。その一人がモジョ子ですが、どうやら先輩のコミは違うようです。

失敗はあなたの価値を高め、悩みの8割を解決できる資産

 失敗することは誰にとっても怖いことだし、可能な限り失敗は避けたいものだと思います。私も自分に自信がないゆえに失敗することが怖くてたまりませんでした。失敗して注意されることが、自分の人間としての価値を否定されているような気になってしまっていたからです。当たり前ですが、そんなことはありません。でもわかってはいるけど、どうしてもそう感じてしまう人もいると思います。

 そんな人に忘れないでいてほしいのは、失敗はあなたの人間的価値を落とすものではないということ。むしろ失敗することであなたの価値は高くなっていきます。なぜなら失敗談を語れるのは人間関係の構築においてとても重要なことだからです。

 失敗談があるというのは人の心を開く鍵を持っていること、そして多くの人に共感できる包容力を持っていること。人の悩みは8割が人間関係にまつわることだと言います。人間関係の構築に重要な失敗談を持っているということは、その多くの悩みから解放されることにも等しいと思うのです。

 だからもし失敗してしまって凹んだ時は、この話を思い出してほしいです。失敗が怖くなくなるためには極論、失敗に慣れるしかありません。でも慣れるには時間がかかります。だからあなたが少し強くなるために、この考え方をクッションとして使ってほしいと思います。

 もし失敗が原因で長い時間凹みそうになったら、その失敗を肴にどろんぱで飲みましょう!どろんぱはいつでもあなたを歓迎します。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。失敗することが怖い。

コミ
モジョ子の先輩。失敗談を面白く話すのが得意。

ママ
どろんぱのママ。本人曰く「私、失敗しないので」。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...
#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...
平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...