不倫がバレて“二度としない男”と“また繰り返す男”の違いとは

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2021-01-19 06:00
投稿日:2021-01-19 06:00

また不倫を繰り返す男の本音

「バレた直後はいったん愛人を切りましたが、やっぱりやめられなくて……また不倫を再開しています」

 そう恥ずかしげに話すのは、大輔さん(仮名・47歳)。

 高校時代は男子校に通っていて当時から平気で浮気もするし、彼女を常に何人も作っていたタイプ。今も昔も、大輔さんが浮気しようが不倫しようが、高校時代の友人たちは「そういう奴だから」と誰も驚かないそうです。

 そんな大輔さんは、40歳を目前にデキちゃった結婚をして、現在奥さんとの間には年子の息子が2人います。

 商社勤務で出張が多く、単身赴任になった時期があったそうですが、その時、赴任先で何度か行ったガールズバーの店員B子さんと仲良くなり、次第に借りていたマンションで同棲するようになってしまったとのこと。

「やっぱり寂しかったんですよね、人肌恋しいというか……」と大輔さんは言いますが、何より問題なのが“大輔さんが独身と偽っていた”ということ。B子さんは、大輔さんが既婚者とは知らずに付き合っていたのでした。

 大輔さんの子どもたちが「パパと喋りたい」と言うので、B子さんが家にいない時にビデオ電話で通話することも、たびたびあったといいます。その時に、奥さんは画面越しから女のニオイを感じたそう。

妻にバレさえしなければ

 そしてある日、奥さんが抜き打ちで大輔さんの家に突撃したのです!

 もちろんそこには、大輔さんとB子さんの愛の巣が……。

 奥さんは鬼の形相で2人に詰め寄りますが、B子さんは事情がわからず呆然とするばかり。

 大輔さんと奥さんの2人は激しい口論で修羅場状態となり、その話を聞いてB子さんは不倫だったと知ってショックを受け、出て行ってしまったそうです。

 B子さんとはもう会わないということで、いったんは落ち着きました。

 それからは、仕事がない週末には自宅に帰って家族と一緒にいる時間を作るようにしたり、結婚記念日や誕生日も忘れずにお祝いするなどしたことで、徐々に奥さんの信頼も回復していったようです。そして、奥さんは仕事も始めました。

 ところが、あの修羅場から1年余りが経ち、家庭に平穏が戻ってきた頃に、大輔さんは「何だか、また刺激が欲しくなってきたんですよね」と言います。

 そう、また単身赴任先で新しい彼女を作ってしまったのです。

「でも今回は、最初から既婚だと言ってるので大丈夫です。妻にバレさえしなければ……(笑)」と、大輔さんはまるで少年のように、好奇心に満ちた表情をしていました。

不倫をやめる男と、不倫を繰り返す男の違いとは?

 今回、両極端な2人の男性に取材をさせていただいて受けた印象は、不倫が奥さんにバレた時の「罪悪感の感じ方が違う」という点です。

 1人目の達郎さんは、自分が不倫をしたことで妻や子どもを悲しませてしまったという「罪悪感」を痛烈に感じたからこそ、“もう二度と不倫をしない”と決意できたように思います。

 その一方、2人目の大輔さんは、また不倫できるチャンスがあればぜひと、隙を狙っているように思いました。

 その違いは、「妻が不倫を知った時に、どんなに悲しく辛い思いをするか」ということの想像力が、どれだけあるかの差です。

 婚姻関係がある以上は家族ですから、不倫されたからといって妻側もそう簡単に離婚を決断できるわけではありませんよね。子どもがいたら、なおさらです。

 “一度不倫をした男”が、その後どのように変わっていくか(もしくは変わらないか)は、人それぞれ。ただ、もともと浮気性の男性は、結婚後もほぼ不倫すると思っておいて間違いなさそうですが……。

 今回の2人の不倫パターンもごく一例ではありますが、不倫をする男性たちの傾向を知るという意味で、参考にしていただけたら幸いです。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


なぜ刺激的な小説を書きたがる? 作家が見た女性の二極化する意識変化。“満足”の先にあるもの
 女性の性を描く小説賞が複数募集されるなど、今や刺激的なシーンを含む小説を女性が書いて投稿することは珍しくなくなっていま...
内藤みか 2025-06-26 11:50 ラブ
社内恋愛で破局…失恋後の「NG行為」と乗り越えるためのマインド。目で追っちゃダメ!
 職場の人に告白して振られたり、別れたりしたらとにかく気まずいですよね。失恋後も仕事相手として接したり、顔を合わせるのつ...
恋バナ調査隊 2025-06-26 08:00 ラブ
「私、他に好きな人がいるのに結婚しました」5人の女性が語る複雑な事情
 結婚といえば、多くの女性が「最愛の人とするもの」と考えるはず。でも世の中には“他に好きな人がいるけど結婚した”なんて女...
恋バナ調査隊 2025-06-25 07:50 ラブ
夫とメンエス嬢のエグい不倫。そのとき妻がとった驚きの行動「相手の“職場”に入店したんですが…」
「妻の妊娠中に夫が不倫した」という話、残念なことによく聞きますよね。10年近く経った今でも、第一子の妊娠中にされた夫の不...
くらげ 2025-06-25 17:54 ラブ
“既婚者おじ”の誘いにドン引き… 篠崎愛似の20代女子に「騙されないか心配だよ…」と囁く50代の男
 いまだ世間の注目を集めている田中圭と永野芽郁の不倫疑惑。流出した写真やLINEからは、人気絶頂の25歳清純派女優の永野...
はつ 2025-06-23 10:11 ラブ
「介護の問題があるでしょう?」実家も義実家も勘弁…同居を断固拒否する44歳夫の心配ごと
「冷酷と激情のあいだvol.251〜女性編〜」では、自身の実家と夫の実家の双方から二世帯住宅を建てる提案を受けた妻・律子...
並木まき 2025-06-21 06:00 ラブ
家にいるのは私なのに…親と同居したい41歳妻、反対する夫に苦悩「もう何が正解かわかりません」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-06-21 06:00 ラブ
夫婦の会話がなくなる10の理由。予兆があったら要注意! あなたたちの原因はどれ?
 夫婦の会話がなくなったことに不満や寂しさを抱えている人もいるはず。中には会話を増やそうと、無理して話題を作ったりパート...
恋バナ調査隊 2025-06-21 06:00 ラブ
失恋確定!?「なんか用だった?」にガックリ…彼からの“塩対応”LINE6つ
 LINEには別れや失恋の予兆が見られるものです。今回は、女性たちが「ヤバい、この恋終わるかも」と悟ったLINEをご紹介...
恋バナ調査隊 2025-06-21 06:00 ラブ
元不倫相手からの連絡に揺らぐ女…いい人風“下心オジサン”から七夕の夜に届いた言葉【なぜ禁断の恋をするのか?】
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-06-20 10:25 ラブ
夫「肌にはこの成分が…」ってうるせ~! 美意識高い系男子に振り回される妻のホンネ
 男性も美意識が高まってきている時代。ですが、アラフォー妻のなかには、夫の美意識の変化に戸惑っている人もいる様子。 ...
恋バナ調査隊 2025-06-20 06:00 ラブ
独りはイヤ、でも彼氏はいらない…そして「彼女」を探すようになった女性たちのココロの中
 近ごろ「彼氏はいらない」「結婚もしなくていい」という女性が増えてきました。  生涯未婚率も上昇しているなか、新た...
内藤みか 2025-06-19 06:00 ラブ
「おもしれー女」を目指しちゃダメ! 恋愛“こじらせ”男女がやっちまった恥ずかしい言動
 今回はこじらせ女性とこじらせ男性の恋愛あるあるを5つ、ご紹介します。あなたは「ないわ〜」と感じますか? それとも「ピュ...
恋バナ調査隊 2025-06-19 06:00 ラブ
夜は疲れてる…令和の男女は性欲よりも“睡眠欲”を優先したい。でも、それでいいの?
 「とにかく寝たい」  正社員の総合職として働きはじめてから、夜の時間に求めるものは“睡眠”一択になりました。 ...
豆木メイ 2025-06-17 06:00 ラブ
「真っ赤なTバック」をあげて疎遠に…男たちが“勘違い”されたプレゼント5選
 今回は“勘違いされてしまったプレゼント”をテーマに、男性の体験談をご紹介! 意中の男性や彼氏からなにかプレゼントされた...
恋バナ調査隊 2025-06-17 06:00 ラブ
「妊娠中の不倫は時効でしょ」…って何それ!? “モラハラ不倫”息子をかばい続ける義母【身内のありえない発言】
 嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。ですが、実際はトラブルが発生しているもの...
くらげ 2025-06-16 17:48 ラブ