ロボットといるみたい…薄っぺらい夫の言葉に疲弊する女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-04-10 05:46
投稿日:2021-03-06 05:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、心のこもっていない言葉を交わす夫にうんざりしている妻の疲弊をお届けします。

感情の起伏のない夫に不満

 Fさんは、40代前半の女性。お互いに再婚で結婚した3歳年上の夫・Tさんとふたり暮らしです。過去の離婚経験が壮絶だっただけに「もう二度と結婚はしない」と思っていた矢先に今の夫と出会い、夫からの熱烈なアプローチに根負けする形で入籍しました。

「先に入籍だけして、少ししたら身内だけで結婚式を挙げようと話していたのですが、コロナ禍に突入してしまったこともあって、いまだに式は挙げていません。だからなのかな、なんとなく“結婚生活”っていうよりも“同棲”って雰囲気のほうが強い生活にも不満があります。

 夫は、はたから見れば、“いい旦那さん”ってイメージに見えるみたいなんですけど、一緒に暮らしてみて、私は“ロボットみたいな人”だと思っています」

「夫には、感情の起伏がほとんどない」と話すFさん。交際中は、そこが安定感に思えたものの、いざ夫婦になってみたら「毎日がロボットといるみたい」で不満だそうです。

「極端な話、『ありがとう』『ごめんね』さえ言えば何でも許されると思っているようで、それしか言いません。しかも、まったく感情のこもっていない表情と声でそれを言うので、人間味が感じられず、だんだんとイライラしてくるようになりました。

 夫は、向上心があまりないタイプ。淡々と毎日を過ごすことに安心感を覚えるみたいで、どこかに出かけたり新しいことを始めたりするのも苦手で、そんな夫との生活が本気で苦痛になってきました」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


自分勝手すぎる!既婚者を「婚活アプリ」で見抜くポイント。自称“ペットを飼ってる”男性が怪しい理由
 先日、独身だと嘘をついて婚活アプリに登録して女性を騙した既婚男性に対し、裁判所が賠償金の支払い命令を出しました。 ...
内藤みか 2025-12-05 11:45 ラブ
「これが最後の恋だって」56歳男、運命の女から“無理な願い”に動揺。決断までの残り時間はあとわずか…
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-12-05 11:45 ラブ
地獄のクリスマス!彼氏が親友と浮気してた…冬に思い出す“最悪の12月24日”エピソード4選
「好きな人から告白された」「彼にサプライズをされて幸せだった」など、クリスマスに素敵な思い出がある女性もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2025-12-05 08:00 ラブ
はぁ?「抱かれてるんでしょ」って許せない! 同僚からの“忘れられない一言”4つ
「同僚は心強い仲間」と言いたいところですが、現実はそんなに甘くない様子。同僚をライバル視して、嫌味や皮肉を言う人もいるよ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
やめとけ~。元カレの“SNSを監視する”女の心境。ストーカー認定されて即ブロック!
 1度愛した人をすぐに忘れるのは難しいですよね。きっと「つい元カレのSNSを監視しちゃう」なんて人もいるでしょう。でもそ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
泥酔でキッチンが大惨事…恋人の “酒グセ”が悪すぎる!酔っ払いにドン引きしたエピソード7選
 お酒が入ると誰しも言動が変わるもの。あなたの恋人は、酔っておかしなことを言ったり、不思議な行動に出たことはないでしょう...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
ギャップにキュン♡ 5人の女性が「年下もアリ!」に変化したワケ。これって母性本能?
 大人になってから恋愛観が変わる女性もいるもの。「年上男しか興味なかったけど年下男もアリになった」なんて人もいるようです...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
母の一言がグサッ!彼氏ナシ女の泣ける「クリスマス」エピソード。美容師さん、デートの予定を聞かないで…
 街はイルミネーションでキラキラ、SNSには幸せそうなカップルの写真が並ぶ季節になりました。だけど、私は今年も安定のシン...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
「彼女が2人います」こんな“交際”はアリ? 別居婚に期間限定…変わった形のカップル6組に聞いてみた
 恋愛や結婚の形は人それぞれ。最近は「一緒に住む」「1対1で付き合う」という従来のスタイルにとらわれない、ユニークな関係...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
ホストに借金700万!男女6人の「婚約を解消」した衝撃エピソード。結婚前に知ってよかった…!?
 すでに婚約済みであとは結婚するだけ。そんな2人が別れを決意するのはどんなときなのでしょうか? 実際に婚約を解消した経験...
恋バナ調査隊 2025-12-01 08:00 ラブ
「妻はオオカミ少年みたい」いつも“離婚する”と叫ばれウンザリ。悪口ばかりの関係に夫が終止符を打つ日
「冷酷と激情のあいだvol.274〜女性編〜」では、結婚12年目を迎えても夫婦喧嘩が絶えない理恵さん(仮名)の心情をお届...
並木まき 2025-11-29 11:45 ラブ
41歳妻、喧嘩ばかりで本当にイヤ! 密かに企む“夫の矯正計画”は成功するか?「義母はきっと協力するはず」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-11-29 11:45 ラブ
何十万の出費も…貢ぐ女性は注意! 夢追い男子の“応援要請”が年末に増えるワケ
 年末になると増えるのが、「夢追い男子」からの応援要請です。年末年始のイベントに来てとか、頑張ってるから応援してほしいな...
内藤みか 2025-11-28 11:45 ラブ
クリスマスも彼に会えず…37歳バツ1女性が選んだ「別の作戦」。遠距離恋愛で陥る“孤独”の満たし方
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-11-28 11:45 ラブ
財布がない→犯人は彼氏!? 私が付き合った6人の「最低最悪男」エピソード。8万円、返してよ~!
 恋愛は、人の数ほどストーリーがあります。胸が熱くなるような純愛エピソードもあれば、時には信じられないくらいの最低最悪彼...
恋バナ調査隊 2025-11-28 08:00 ラブ
ちょっと待って!男性に恐怖を感じたエピソード。DV彼氏に豹変、お金を抜かれてた…私が震えた4つの瞬間
 今回ご紹介するのは「男は怖い」と思ったエピソードです。こんな体験をしたら、「もう男の人は信じられない」と恋愛から遠ざか...
恋バナ調査隊 2025-11-27 08:00 ラブ