今年は森七菜・岡田健史…日本アカデミー賞新人賞“先輩”の今

こじらぶ ライター
更新日:2021-03-06 15:00
投稿日:2021-03-06 06:00

今月19日は日本映画の祭典!

今年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した森さん(左)と岡田さん(右)。彼らの"先輩"受賞者はその後どうなった!?/(C)日刊ゲンダイ
今年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した森さん(左)と岡田さん(右)。彼らの"先輩"受賞者はその後どうなった!? /(C)日刊ゲンダイ

 今月19日、映画の祭典である第44回日本アカデミー賞授賞式が開催となります。それに先立ち発表された各優秀賞受賞の方々――なかでも注目したいのは森七菜さん(19)、岡田健史さん(21)、永瀬廉さん(22)ら6名が選出された新人俳優賞です。いずれも前途有望な精鋭の役者で今後の活躍が期待されます。

 そこで改めて振り返りたいのが、彼らの先輩である歴代アカデミー新人俳優賞受賞者の“今”。国内の各映画賞の中でも最も知名度の高い日本アカデミー賞において、同賞受賞者はその後、成功を収めているのか…。今回は2011年に開催された第34回から過去10年分の受賞者とその“今”を、ややヲタク目線でおさらいしたいと思います。

第34回(2011年)芦田愛菜、大野百花、仲里依紗、永山絢斗、三浦翔平、三浦貴大

子役時代から実力派だった芦田さん/(C)日刊ゲンダイ
子役時代から実力派だった芦田さん /(C)日刊ゲンダイ

 子役でめちゃめちゃ可愛かった芦田愛菜さん(16)。10年前は当時6歳、「ゴースト もういちど抱きしめたい」で受賞しています。この年「マルモのおきて」(フジテレビ系)でドラマ初主演も果たしました。20年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では明智光秀の三女たま役を演じ、はきはきとしたセリフ回しに大人びた風貌で立派な若手女優であることを証明しました。

第35回(2012年)熊田聖亜、桜庭ななみ、渡邉このみ、上地雄輔、高良健吾、野見隆明、長谷川博己

日本アカデミー新人賞受賞者としては「愛菜ちゃん」の後輩になる長谷川さん/(C)日刊ゲンダイ
日本アカデミー新人賞受賞者としては「愛菜ちゃん」の後輩になる長谷川さん /(C)日刊ゲンダイ

「麒麟がくる」主演・明智光秀役の長谷川博己さん(43)。まさかの光秀三女たまこと「愛菜ちゃん」の翌年に新人俳優賞を「セカンドバージン」で受賞しています。11年放送の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)に出演し、33歳でブレイクした遅咲き俳優。16年「シン・ゴジラ」で優秀主演男優賞受賞を経ての大河主演抜擢となり、大成功を収めましたね。

第36回(2013年)武井咲、二階堂ふみ、橋本愛、染谷将太、チャンミン、東出昌大、松坂桃李

イケメン俳優から実力派俳優の仲間入りをした松坂さん/(C)日刊ゲンダイ
イケメン俳優から実力派俳優の仲間入りをした松坂さん /(C)日刊ゲンダイ

「ツナグ」など3作で受賞の松坂桃李さん(32)。その後、着実に俳優としてステップを踏み、19年には「孤狼の血」で最優秀助演男優賞、20年「新聞記者」で最優秀主演男優賞を受賞。同年には女優の戸田恵梨香さん(32)と結婚しましたが、いまもなお、ヘビーなゲームヲタクであることは変わっていないようです。

第37回(2014年)忽那汐里、黒木華、壇蜜、濱田ここね、綾野剛、菅田将暉、星野源、吉岡竜輝

マルチに活躍する星野さん(左)と数々の監督から天才と称される菅田さん(右)/(C)日刊ゲンダイ
マルチに活躍する星野さん(左)と数々の監督から天才と称される菅田さん(右) /(C)日刊ゲンダイ

「共喰い」で受賞の菅田将暉さん(28)。17年「おんな城主 直虎」でNHK大河初出演。同年3月からソロ歌手としても活動を開始しました。18年には「あゝ、荒野 前編」で最優秀主演男優賞も受賞。昨年公開の「糸」、今年公開の「花束みたいな恋をした」の大ヒットで“コロナ禍、最も観客を呼べる実写俳優”に。

「箱入り息子の恋」など2作で受賞の星野源さん(40)。もともと歌手業、俳優業、文筆業などマルチに活動していましたが、16年「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)とその主題歌「恋」で大ブレイク。17年に披露したサザエさん風の女装姿が「ぱいぱいでか美にマジ似てる」と評判に。今年は「罪の声」で最優秀助演男優賞にノミネートされています。

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