獅子奮迅して辿り着いた10周年
思うように5人揃っての活動が出来ない中でも、菊池は年少メンバーの復帰を待つ年長組としてグループおよび個人での活動に励み、ようやく10周年に辿り着いた。感染症対策を徹底し有観客で行われた記念公演には、そんな状況下でもファンが楽しめる工夫を取り入れるなど構成にも携わった。
以前より菊池は、嵐のライブ構成を全面に担当してきた松本潤(37)から、Sexy Zoneのライブについて1時間にも渡って熱血指導を受けたり、同じ慶応大卒でアニキと慕う櫻井翔(39)からも定期的にアドバイスをもらうなどしており、それを10周年公演という集大成で生かすことになった。
ファンがSNS上に投稿した多くの横浜最終公演レポによると、菊池はMCでYouTubeをSexy Zoneでもやりたかったとしつつ、「ジャにのちゃんねる」を頑張ることでその実現に近づけるようにと語ったようだ。横浜9公演のラストにした菊池の挨拶では活動休止中のマリウスについても言及し、“5人でSexy Zone”であることを強調。また松島には戻ってきてくれた感謝を述べた。これを受け、聞いていた松島が涙をこらえきれなくなり、その次の楽曲で号泣。他のメンバーと共に松島に寄り添った菊池の目にも涙が溢れていたという。
セクゾ菊池風磨の面目躍如
山田誕生祭の撮影が行われたのは、この横浜ラスト公演の直前だと思われる。紆余曲折あったSexy Zoneの10周年ライブで責任ある立場の菊池はさまざまな想いがあったに違いないが、大切な先輩とのチャンネルを盛り上げるため、ひいてはSexy Zoneのために自身の役割に徹した。動画では菊池のそんな背景は一切感じさせない、素朴な幸せに溢れる誕生祭になっていた。
改めて菊池の場の空気を読む立ち振る舞いにも関心させられ、山田誕生祭に菊池が参加できるよう、多忙な合間を縫って横浜までレンタカーを運転した二宮の優しさにも触れることが出来る回だった。そして二宮、松本、櫻井と多くの嵐メンバーに可愛がられる菊池の愛され力のすごさも痛感させられることとなった。
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