自分の体に誇りを持てた
――えっ、本当ですか?
「はい、両ひざを抱え上げて、少しだけお尻が浮いたんですね。すると、アソコを舐めていた舌が、会陰から、アヌスへとおりてきたんです。
私、『あっ、恥ずかしい』と思わず叫んだのですが、舌の動きは止まらなかった。『大丈夫ですよ。ここも快楽のツボですから』と言われて我慢していたのですが、そのうち、徐々に心地よくなってきたんです。
タクミ君はアヌスの緊張を解くように、ねっとりと舐めては舌先でほぐしてきました。
生まれて初めての経験ですが、アヌス舐めはとても気持ちよかった。タブーな部位だからこそ、思わぬ快楽に出会ったという感じです。
そうこうしているうちに、指用のコンドームをつけた彼の中指が、膣に挿入されました。
すでにたっぷりと潤っていたので、ヌルヌルッと言う感じでスムーズな挿入だったと思います。
ゆっくりと指の抜き差しがなされました。
クチュッ……クチュッ……と粘着音が響きましたが、嬉しさのほうが勝りました。すっかり枯れたと思っていた体は、まだこれほど潤いが残っているのだと、誇らしくなりましたね。
これ、アラフォーになると誰もが思うことじゃないかしら」
あとから30分しかないという思いから
――確かに、皆さんそうおっしゃいます。
「やがて、彼は指を鉤状(かぎじょう)に曲げたんですね。Gスポットを責めるように、抜き差しをされて……。私、クリトリスが弱いのですが、Gスポットも敏感なんです。
タクミ君のテクニックは凄かった。すぐに私の快楽のポイントを見つけたようで、蜜液を搔きだすように膣上部をこすりあげてきたんです。
子宮に響くようなテクニックで、私はかなり激しく身を波打たせて喘いだと思います。
落ちかかるまぶたを懸命に持ち上げてタクミ君を見ると、彼も私を見つめていました。
クールな顔立ちですが、その時ばかりはエロティックで……私、彼と視線を絡めながら、絶頂に達してしまったんです。
悲鳴を上げてイッた私を、彼はきつく抱きしめてくれました。
乱れた呼吸が落ち着くとキスをされ『T子さんが気持ちよくなってくれて嬉しい。イク顔がすごくセクシーでした』と言われて……。
なんか10代に戻ったように、くすぐったいような、幸せな気持ちになりましたね」
――続けて下さい。
「時間を見ると、すでに午後7時半。あと30分しかありません。そのうえ、代金は合計7万5千円になっており、ホテル代も入れると、軽く8万円を超えていました。
でも、この幸せな時間を買っているんだと思うと、ちっとも惜しいとは思いません。
この時点で金銭感覚がマヒしてたのかもしれませんが、私の欲望は止まりませんでした。
タクミ君の腕の中で『次はタクミ君を気持ちよくさせたい。フェラチオしたいの』と言ってしまったんです。
続きは次回。
エロコク 新着一覧