「ミステリと言う勿れ」が好調のフジテレビ
1月期ドラマでは、菅田将暉(28)主演の月9「ミステリと言う勿れ」(月曜21時~)が好調なフジテレビ。第1話から第5話まで5週連続で視聴率2ケタをキープするだけでなく、SNSでは原作との違いを分析する投稿や、永山瑛太(39)や門脇麦(29)といったキーパーソンの出演シーンでも盛り上がるなど視聴満足度の高さもうかがえる。
フジ局内からも、「全話平均視聴率は10%台を死守したものの、ストーリーも主要メンバーの演技も単調で失速してしまった『ラジエーションハウスII』の流れを汲まずによかった」(同局関係者)なんて安堵の声が漏れ聞こえてくるのは、さもありなんか。
「ミステリと言う勿れ」は超売れっ子で脂の乗りまくっている菅田のスケジュールが最優先。NHK大河の「鎌倉殿の13人」はじめ、映画にドラマに出演作が目白押しだったが、その隙間を狙って、一昨年の12月にはクランクインしてすでに撮了。そんな今回の菅田ドラマしかり、「最近のフジは配信コンテンツの強化を図り、ビッグネームや旬の役者のキャスティングに注力している」(芸能プロ関係者)という。成果も徐々にあらわれ始め、春から秋にかけてのドラマでも豪華な面々がずらりと並んでいる。
直近の目玉でいえば、4月期の月9で主演を張る綾瀬はるか(36)と、大泉洋(46)の初タッグだろう。原作は第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作である新川帆立氏の小説で、綾瀬は敏腕弁護士という役どころ。人気者2人の共演とあってリリースされると同時に話題となったのは記憶に新しいが、同期の月10も、関ジャニ∞の大倉忠義(36)との熱愛が発覚したばかりの広瀬アリス(27)と、大倉の事務所後輩であるSixTONES・松村北斗(26)が共演するとあって、いろんな意味で話題に事欠かない。
フジ連ドラ初出演にして初主演の土屋太鳳
4月に新設される水10は、最近役に恵まれ始めた間宮祥太朗(28)だし、木10にはフジ連ドラ初出演にして初主演の土屋太鳳(27)が松下洸平(34)との“朝ドラ出世コンビ”で夫婦を演じる。
おまけに、月9は続く7月期も、杏(35)主演で相手役に坂口健太郎(30)の出演が内定したと報じられているが、それ以外にも――。
「4月期でいえば、東海テレビと共同制作する『土ドラ』(土曜23時40分~)で3月放送のHey! Say! JUMP・伊野尾慧(31)主演作に続き、『ドラゴン桜2』でブレークした鈴鹿央士(22)主演の探偵ドラマが決まっています。7月期も『月10』は実家の工務店を継ぐお仕事ドラマに波瑠(30)、『水10』では自衛隊を舞台とした作品で町田啓太(31)、『木10』ではHey! Say! JUMPの中島裕翔(28)のラブコメ出演がほぼ本決まり。“フジのドラマには出たがらない、キャスティングボードが真っ白”という近年の状況からは一歩、抜け出た感がしますね」(広告代理店関係者)
ついに“お台場さま”は、長~い長~いトンネルから抜けるのかな。
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