彼と愛し合いたかったのに…本当に悲しい時は涙も出ない
――悲しいディナーからその続きをお聞かせください。
「はい……思い出すのもつらいです。彼とはディナーのあと、ホテルでロマンティックなセックスになることを予定していましたから……ランジェリーも深紅のセクシーなものを購入して、彼と愛し合いたかった。
彼に脱がされるはずだったランジェリーを、帰宅後、自分で脱ぐ虚しさといったらありません。
本当に悲しい時って、涙も出ませんね。
タクシーの中でも、帰宅してシャワーを浴びても、『これは現実なの……? 夢じゃないのかしら……?』とまるで頭の中が泡立つような感覚に陥ってしまって……。
スマホを見ても、彼からの連絡はありませんでした。
自分から連絡しようと思っても、あのディナーで見た不機嫌な彼の顔を思い出すと、とてもこちらからは連絡できなくて……。
よくよく考えると、モデル業に関しても、彼はやや不信感を抱いていたので、あれが決定打になったんでしょうね」
仕事も休み、ただ連絡を待つだけ
――続けてください。
「それでも、一縷の望みは捨てきれず、彼からの連絡をひたすら待ちました。
クラブの仕事は翌日も休んで……ベッドで布団にくるまって待つのは、本当につらかった。何度、自分を恨んだか分かりません。
心のどこかでRさんと結婚して、姉を見返してやりたい気持ちもゼロではありませんでしたから……。
何度もため息をつきながら、あの激しく抱き合った日々を思い出しました。
彼との情事を思い出すうちに、手が股間に…
フェラチオの際、優しく私の髪を撫でてくれたRさんの手……ホテルのバスルームの鏡の前でバックから貫かれ、獣のようにヨガる自分の表情……ノーパンデートをした後の彼の丹念なクンニリングス……。
そんなことを思い出しているうちに、私の手は気づけば股間をまさぐり、中指を膣口に入れていました。
ニチャ……と愛液が滲んでいて……女ってこんなに悲しい時でも濡れるんだと初めて思いましたね。
Rさんにさんざん貫かれたヴァギナに中指を入れて、抜き差しをして……私、恥ずかしいけれど、オナニーしてしまったんです」
エロコク 新着一覧