突然やってきた「ボディソープがしみる」問題
私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。
いつものように浴室で洗体しようと、お気に入りのボディソープ(液体)を泡立てネットを使ってモコモコモコ~っと泡立てて、手で優しく包み込むように洗っていると、いや~な刺激を感じるではないですか。
なんかヒリヒリする、なんかしみる気がする……。
その違和感は激痛が走るようなものではなく、シャワーで洗い流し、お風呂上がりにバスタオルで優しく拭き、下着を身に着ける頃にはすっかり忘れてしまう程度です。
気のせいかな、気のせいだよ。ああ、気のせいだ。翌日もまたお風呂上がりに下着を身に着け、パジャマに着替えたら、「その違和感」は忘却の彼方。とはいえ、3日間連続で“学習”すれば、「私、いよいよ普通じゃないかも?」と一抹の不安がよぎります。
そうなんです、40歳半ば、ついに「デリケートゾーンしみる問題」に直面したようです。
原因はナニ? 専門家に聞いてみた
【悩み】
全身用ボディソープ(液体)で、デリケートゾーン(外陰部)を洗っていたら、軽くヒリヒリする、しみるような感覚があるのですが、原因は何ですか?
◇ ◇ ◇
大手化粧品メーカーの研究所に在籍した経験などを生かし、累計40万人のトータルビューティーカウンセリングを行っている紫関奈保実さんによると、ソープがしみた原因だと考えられるのは、主に4つ。
1. 洗いすぎ、こすりすぎ
デリケートゾーンは粘膜です。目と同じ粘膜なので他の皮膚と比べると薄く、毎日ボディソープでゴシゴシこすったり、強い力で洗い続けたりすると、知らなうちに粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。
2. ナプキン、下着によるこすれ
肌に合わない素材や不衛生な下着、小さめのボトムはこすれや締め付けの原因になります。肌に合わないものを着け続けていると、知らない間に粘膜が傷ついていることも。
3. 使用しているアイテムの成分
ソープに配合されている成分の一部、たとえば、洗浄目的で配合している界面活性剤がデリケートゾーンに合わないことも考えられます。
4. 生理中、ラブタイム後などのphの変化
デリケートゾーンのph(水素イオン濃度)は生理前後で変わります。一般的に普段は酸性ですが、生理中は中性となり、不快感だったり、雑菌が繁殖しやすいと言われています。
またラブタイム中に出る粘液でもデリケートゾーンのphは変わります。ラブタイム中は敏感になっていることもあるため、終わった後にソープがしみる場合は皮膚が傷ついている可能性もあります。
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