Wおめでた発表の新田真剣佑と眞栄田郷敦 ポスト千葉真一はどっち?

コクハク編集部
更新日:2023-01-27 06:00
投稿日:2023-01-27 06:00

新田真剣佑と眞栄田郷敦 前代未聞の兄弟W結婚報告!

 1月22日、兄弟揃って同時に結婚報告した新田真剣佑(26)と眞栄田郷敦(23)。2021年8月に亡くなった2人の父・千葉真一さん(享年82)の誕生日に前代未聞のW結婚報告からは仲の良さがうかがえるが、芸能界での2人の評価には“格差”が生じている。

 兄の真剣佑は21年4月に所属事務所を退社し、現在は国内での俳優活動を休止中。LAで生まれ育ったが、本格的な海外進出に挑むべく、渡米。早々にその成果は実り、主演を務めるハリウッド映画「ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック」(実写映画版「聖闘士星矢」)は今年公開予定、Netflixによる全世界配信予定の人気漫画「ONE PIECE」のハリウッド実写ドラマ版にも主要キャラのゾロ役での出演が発表されている。

 2015年から役者として本格始動し、広瀬すず主演の映画「ちはやふる」シリーズ(16年、18年)や「カイジ ファイナルゲーム」(20年)、北村匠海とW主演を務めた「サヨナラまでの30分」(同)など多くの話題作で場数を踏んだ経験は大きな糧になっているわけだ。

満を持して「どうする家康」NHK大河初出演へ

 一方の弟の郷敦は兄と比べ出演本数こそ少ないが、19年に「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)でドラマ出演を果たして以降、快進撃が止まらない。21年には「星になりたかった君と」(日本テレビ系)で地上波ドラマ初主演、昨年10月期の「エルピス-希望、あるいは災い-」(フジテレビ系)では役者として一皮むけ、放送中のNHK「どうする家康」で大河ドラマ初出演を果たす。

やんちゃと優等生タイプ

 ノリに乗っている2人に“格差”といわれるゆえんは、プライベートだ。真剣佑は20年5月に週刊文春に沖縄旅行が報じられたのは記憶に新しい。当時、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で、所属事務所から厳重注意を受ける騒ぎとなったが、この時に写真を撮られていた元子役の年上女性が、今回、結婚相手として報じられている。

 さらにガーシー(東谷義和)参院議員に真偽不明ながら女性関係や交友関係を暴露されたこともあり、お騒がせ俳優のイメージが強い。

 その点、郷敦はデビュー直後からノースキャンダル。結婚相手の一般女性の素性も謎で、真面目で優等生タイプとみられている。結婚報告の際に寄せた直筆コメントでは《この度、結婚いたしました。まだまだ多方面で未熟な私ではありますが、精いっぱい精進して参ります。もしよろしければ、これからもよろしくお願いいたします》とつづり、ネットで《「もしよろしければ」は謙虚すぎる》などと好印象の投稿が相次いだ。

 イケメンぶりは甲乙つけがたく、一般的にみれば好感度は弟に軍配があがる。ともに「尊敬している」と語る父親のように海外でも活躍できる俳優として期待が集まるのは?

兄の真剣佑は地上波連ドラの主演ナシ

 コラムニストの桧山珠美氏はこう分析する。

「郷敦さんは『エルピス』での好演が高く評価され、国内でデビューしてまだ4年ほどですが、俳優としての地位が確立しつつあります。見た目も兄が正統派なのに比べて、味のあるイケメンで親しみやすい。番宣で出演したバラエティー番組での振る舞いも腰が低く、日本人好みの俳優。本人もアクションスターというより、繊細な演技が印象にありますし、引く手あまたなので、日本で活躍を続けるでしょう」

 兄の真剣佑は? 実は地上波連ドラでは主演がない。21年公開の映画「ブレイブ 群青戦記」で単独主演を務めたが、パッとしなかった。

父・サニー千葉のブランドが生きる

「真剣佑さんは『彼と言えばコレ!』といった代表作に恵まれていない中で、スキャンダルが注目されてしまい海外に主軸を移した印象ですが、彼こそ海外向き。ハリウッドでは、アクションスターである父・Sonny Chiba(サニー千葉)のブランドが使えるからです。

 語学は問題ない上に、幼いころから空手や器械体操、水泳と習っています。ハリウッド映画に出る日本人(アジア人)枠では、出演に有利なスペックだといえるでしょう。もっか日本人アクションスター枠の真田広之に次ぐ、若手はいませんからね。真剣佑さんの演技はこれからですが、目の鋭さは印象に残る俳優。米国やアジアで出演数を増やし、ホンモノの逆輸入俳優となるのではと見ています」(前出の桧山珠美氏)

 対照的な兄弟は、日米で活躍となりそう!?

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


今なら大炎上必至のコラム「TV見たまま思ったまま」を15年間
【私と日刊ゲンダイ】  吉川潮さん  (作家・演芸評論家)   ◇  ◇  ◇  1997年3月、本紙からテレビ評...
2025-12-29 17:03 エンタメ
一人でも小さくても筋を曲げずにいて欲しい
【私と日刊ゲンダイ】  湯川れい子さん  (作詞家・音楽評論家)   ◇  ◇  ◇  音楽評論家、作詞家として知...
2025-12-29 17:03 エンタメ
女性初の競馬アナだった井口保子さん いまは小説執筆に没頭中
【あの人は今こうしている】  井口保子さん  (伝説の女子アナ)   ◇  ◇  ◇  政界では女性初の総理が誕生...
2025-12-29 17:03 エンタメ
紙上再録「TAMORI80~勝手にタモリ80歳大生誕祭‼」(1)
 間もなく「戦後80年」が暮れようとしている。「終戦の日」からちょうど1週間後、1945年8月22日にタモリ(本名:森田...
2025-12-29 17:03 エンタメ
芸人ヒロシさんのおふくろメシは腹持ちがいい九州の定番メニュー「だご汁」
【私のおふくろメシ】  ヒロシさん(芸人/53歳)  ソロキャンプが人気の芸人・ヒロシさんのおふくろメシは熊本の郷土...
2025-12-29 17:03 エンタメ
King & Princeの楽しみは「私服チェック」紅白リハ会見で明かす
 第76回NHK紅白歌合戦のリハーサルが12月28日スタートし、King & Princeが会見に応じた。  今年の意...
2025-12-29 17:03 エンタメ
岩崎宏美は37年ぶりNHK紅白出演 当時との違いは「ラインダンスがなくなったこと」
 歌手の岩崎宏美(67)が12月28日、都内で行われた「第76回NHK紅白歌合戦」のリハーサルに参加し、取材に応じた。 ...
2025-12-29 17:03 エンタメ
「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!
 2026年春のツアーを最後に事実上の活動終了を迎える国民的グループ「嵐」。期待されていたNHK紅白への出場はなく、発売...
2025-12-29 17:03 エンタメ
Mrs. GREEN APPLEがNHK紅白リハ 「今年はオリジナルの“はんてん”を作ってもらいました」
 Mrs. GREEN APPLEが12月28日、第76回NHK紅白歌合戦リハーサルに参加し、取材に応じた。  今年を...
2025-12-29 17:03 エンタメ
ちゃんみなが紅白に同時初出場の「HANA」に「かませ!」 “闘魂”注入明かす
 第76回NHK紅白歌合戦のリハーサルが行われた12月28日、初出場となるちゃんみな(27)がリハ後の記者団の取材に応じ...
2025-12-29 17:03 エンタメ
Perfumeが豪華衣装で取材会登場! 退出時には「ゆっくり帰りますよ!」とおどける一幕も
 本番まであと3日、第76回NHK紅白歌合戦のリハーサルが行われた12月28日、17回目の出場となるPerfumeがリハ...
2025-12-29 17:03 エンタメ
紙上再録「TAMORI80~勝手にタモリ80歳大生誕祭!!」(3)
 間もなく「戦後80年」が暮れようとしている。「終戦の日」からちょうど1週間後、1945年8月22日にタモリ(本名:森田...
2025-12-29 15:08 エンタメ
紙上再録「TAMORI80~勝手にタモリ80歳大生誕祭!!」(2)
 間もなく「戦後80年」が暮れようとしている。「終戦の日」からちょうど1週間後、1945年8月22日にタモリ(本名:森田...
2025-12-29 10:58 エンタメ
【2025年人気記事】永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 2025年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
堺屋大地 2025-12-29 09:00 エンタメ
人気はヒット作のスペシャル版? 正月特別ドラマおすすめはこの3本
 正月の特別ドラマといったら、「忠臣蔵」や「大奥」のような長時間の大型時代劇という頃もあったが、テレビ局にもうそんな予算...
2025-12-28 17:03 エンタメ
Xmasイブの番組を見て思った「明石家サンタ」消えたのは残念!「さんま御殿SP」は面白かった
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】  今年はクリスマス恒例「明石家サンタ 史上最大のクリスマスプレゼントショー」(フジ...
2025-12-28 17:03 エンタメ