「結婚しなくてもいい時代」に結婚する意味 2023.3.29(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-03-29 09:56
投稿日:2023-03-29 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私はあなたと結婚したい」と花嫁が語りかけるCMが話題になったのは何年前だっけ? 花嫁を演じた女優さんのまっすぐな眼差しが印象的だった。

 本来、人はひとりでも完結した存在で、仕事や友人、趣味や自分が好きなことに囲まれていれば、充実した人生が送れることは間違いない。

 それは僕らよりもちょっと上の先輩たちが証明してくれているよね。

 だけど、そんな毎日でたまたま「この人だ!」という相手に出合ったら、数多ある中のひとつの選択肢として結婚を選ぶのもいいかもしれない。

 結婚してもしなくても、その相手が異性でも同性でも、子どもがいてもいなくても……。個人の選択として許容される社会になったらいいな。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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