「赤の泡」にたどり着いたアナタ様は…
“泡”の大半は白のスパークリングやシャンパンが占めますが、『赤の泡』も存在します。この連載でも取り上げたイタリアの「ランブルスコ」。
甘口から辛口まであり、グラスに注ぐとキラキラ輝く濃いラズベリー色、苺のような甘やかな香り、フレッシュでジューシーな果実味が特徴です。
「肩ひじ張らずにカジュアルに楽しみながら“映える”華やかさが欲しい!」というオシャレなアナタ様にピッタリ♡
女子会などで、ハンバーグやオムライスなどの洋食とともに味わってください♪
「カベルネ・ソーヴィニヨン」(以下C.S)にたどり着いたアナタ様は…
う~ん、しっかりと飲みごたえのあるワインがお好きなのですね~♡
数ある赤ワイン品種の中で最も人気があり、世界中で栽培されているC.Sは、ほとんどがフルボディタイプで、色の濃いダークチェリーレッド色から放たれる濃厚な果実香とスパイシーな香り、そして強めのタンニン。ステーキやジンギスカン、焼肉などしっかりしたお肉料理全般にピッタリです。
生産国によって味わいも様々なので、フランスやアメリカのC.Sを飲み比べてみるのも楽しいですよ♪
ちなみに仏ボルドー地方は降水量に幅があるので、一つの品種に頼るのは高リスク。メルロやカベルネ・フランとブレンドして味わいのバランスをとるのが一般的です。
「ピノ・ノワール」(以下P.N)にたどり着いたアナタ様は…
C.Sと並ぶ二大高貴黒ブドウのP.N。エレガントで繊細な味わいのP.Nは、しなやかで官能的なワインです♡(官能的なアナタ様にピッタリ?笑)
色は明るくタンニンは穏やか、酸味が強いのが特徴で、C.Sのように他品種とブレンドされることはほとんどなく、P.N単独でワインが造られます。
タンニンが少ないので寿命は短め(早飲みタイプ)ですが、最高級品は長期熟成でパワーを発揮し、この上なくおいしくなります。
鳥料理全般ほか、インドカレーにもよく合いますし、レアチーズケーキはお互いの酸味がうまく調和し、最高のマリアージュになります♡
「甘口ワイン(デザートワイン)」にたどり着いたアナタ様は…
無類の甘党♡ 可愛くおいしそうにワインを飲むお姿を想像しちゃいます♡笑
「甘口ワイン好きはワインの良さを知らない」などと軽蔑する方がほんの一部いらっしゃるようですが、とんでもない!(キリッ)
ワインの世界では「甘口ワインは奥が深く大人のお酒」だととらえ、熱烈に愛好する方々が大勢いらっしゃるのですよ!(ちなみに私もその一人です…笑)
甘口ワインと言ってもかなりの種類があり、低アルコールのドイツの中甘口ワインから、仏ボルドー地方の高アルコールの極甘口ワイン(「貴腐ワイン」)まで、全く別の“生き物”と言っていいほど味わいに違いがあります。
ワインは普通に造れば辛口になるワインを、醸造家たちはあらゆる工夫を凝らし、甘くなるように造っているんです。果汁糖度を上げたりブドウをわざと遅く収穫したり……。
そうして造られた甘口ワインはデザートとして食後に飲んだり、チョコなど甘いスイーツと合わせてみたり。一方で、最強に合うペアリングとしてフォアグラと一緒にいただいたり。スペシャルで、いろいろな可能性を秘めているのが、甘口ワインなのです。
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