理想の美バストになるにはまずこれ!おすすめ簡単バストケア

山本茜 理学療法士・モテボディ専門家
更新日:2019-06-15 06:00
投稿日:2019-06-15 06:00
 年齢とともにバストが垂れていっている気がする。デコルテが寂しくなったかも。変わりゆくバストをどうにか食い止めたい……。
 そんなお悩みを解決するため、自宅で簡単にできるバストケア方法をお伝えします。ぜひトライしてみてくださいね。

効率的で正しいバストケアの順番、知ってる?

 バストアップときくと「ボリュームアップ」というイメージはないでしょうか。バストを大きくするために大胸筋を鍛える。もちろん大切なことなのですが、美バストを作るためアプローチには、効率的で正しい順番があるのをご存知でしょうか?アプローチの順番を間違えると、自分でバストの形を崩し、せっかくの努力が水の泡に……。そんな悲しいことになる前に、しっかりコツを押さえていきましょう。

効率的で正しいバストケアの順番

やわらかくする → 姿勢をよくする → ボリュームアップ
(ボリュームアップからやっちゃダメ!)

 まず、美バストの土台として重要なのは、「筋肉のやわらかさ」です。大胸筋をはじめとする、胸周りの筋肉、筋膜、皮膚等のやわらかさが保たれているかどうかです。

 バストの土台の筋肉である大胸筋、それを支える首~肩の筋肉の僧帽筋、菱形筋、アンダーバストの土台の肋間筋、前鋸筋などは、猫背・肩こりになると一緒に凝り固まってしまいます。

 そして、メンテナンスすることなくそのまま放置すると、どんどん硬くなっていってしまいます。筋肉、筋膜、皮膚が硬くなると、血液の流れも悪くなり、栄養が行き渡りにくいため質のいい筋肉も育ちにくく、脂肪や冷えも増長しやすいという悪循環に陥ります。

簡単バストケアおすすめ2選

【1】ぷりぷりバストになる”胸筋ほぐし”

 バストといえば大胸筋。胸筋ほぐしは、胸筋や筋膜などをやわらかくしてバストに良い変化を出します。やればやるほど、バストの土台である大胸筋がほぐれ、ぷりぷりバストが手に入ります。表面をさするだけでなく、バストの下の筋肉・大胸筋のまで届く圧をかけて行うこと。

 筋肉が凝り固まっていると最初は痛みを感じるかもしれません。無理しすぎず、イタ気持ち良いくらいの力で徐々にほぐしましょう。初めは痛くても、ほぐれてくると気持ちの良い刺激に感じるようになってきます。バストの上部から広範囲に行い、全体をほぐすようにしましょう。

Step1:右側の手を、指をそろえた状態で左バストの下側に添えます。バストの下側を支えることで、クーパー靭帯やバストにかかる重さやダメージを防止します。

Step2:左側の手をグーの形にして、指をそろえて4本の指の第2関節で鎖骨に沿うように、バストの上部を内側から外へ、脇に向かって円を描きながら、胸筋に垂直に刺すように軽く圧迫しながらマッサージします。大胸筋をほぐすイメージで、片側10回を目安に行いましょう。

Step3:反対側も同様に、片側10回を目安に行います。

Point:オイルやクリームをつけて滑りを良くしてから行うとやりやすいですよ。

【2】肩こり解消”僧帽筋ほぐし”

 僧帽筋とは、首から背中に広がっている筋肉です。デスクワークや猫背など姿勢が悪くなるとこわばってしまいやすい場所です。首・肩凝りの方は、もれなく硬い僧帽筋。この筋肉が凝り固まっているとバストが垂れる原因に。僧帽筋をほぐし、柔軟性を高めることが上向きの美バストへの第一歩です。

Step1:右側の手の指をそろえた状態で、つまむ形を作ります。

Step2:右手の親指が、左の肩と鎖骨の間のくぼみに、残りの指が背中側にくるように置き、指の面で僧帽筋をつまみます。大きくつまんで、皮膚ではなく筋肉を掴むのがポイント。

Step3:10秒程度、圧をかけて筋肉をほぐします。

Step4:首の付け根〜肩の方に向けてつまむ場所を移動させていき、つまめる範囲を全てほぐす。

バストケアがうまくいくためのコツ

 バストケアは、回数に限らず、気づいたらやるというのを日常の習慣にしてみてください。少しでも続けることが、理想の美バストにつながるコツです。仕事や家事、趣味、恋愛、子育てなどの合間に簡単にできるので、ぜひ取り入れてみてください。効果は続けることで実感できるはずです。

山本茜
記事一覧
理学療法士・モテボディ専門家
70kg超えの肥満体型から、20kg減量しバスト4カップUP。現在は、バストアップ講師として活動中。受講後、平均2カップUPする美バスト育成講座を開催中。30代女性の色気あるボディメイクが得意。女性医療、健康、美容を主に執筆。

ビューティー 新着一覧


30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
老け疲れ顔の原因No.1目の下のクマ! 種類別、ヒアル顔回避の治療法は?【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
【美容のウソ・ホント】ほうれい線がマッサージで消えるって本当? 医師3人の答えは/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
更年期のセックス「痛いから演技しちゃう…」【薬剤師監修】性交痛対処のイロハ&おすすめの漢方薬
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
運動不足を5つの工夫で解消! 忙しいワーママの美BODYゲット大作戦
 体を動かすのが好きな人やダイエットをしたい人、健康になりたい人にとって、運動はとても大切ですよね。でも「忙しいワーママ...
「目が死んでる」アラフォー女性の“大損”アイメイク。20代女性が僭越ながら再現してみました
「目は口ほどに物を言う」ということわざの通り、目元が周りに与える印象は大きいですよね。  ですが、アイメイクのせい...
食欲の秋ですが! ダイエット失敗談“あるある”6連発、そりゃ痩せないよね…
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩む人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩せられ...
歳は取るもの、尿はちょい漏れるもの!? 40代向け尿漏れ対策に取り入れたいセルフケア【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...