声枯れからの声老け!?【専門家監修】今すぐできる簡単な対策法&漢方薬

コクハク編集部
更新日:2023-10-19 06:00
投稿日:2023-10-19 06:00

3. 今すぐできる声枯れ対策法

 ここでは、声枯れに対してできるセルフケアをご紹介します。

3-1. 乾燥対策

 声枯れ対策には、のどの乾燥を予防することが重要です。以下のポイントに気をつけましょう。

・水分摂取:毎日十分な水分を摂ることは、声の健康に欠かせません。水分はのどの潤いを保つのに役立ちます。

・加湿器の使用:室内の空気が乾燥しがちな場合、加湿器を使って湿度を保ちましょう。とくに暖房やエアコン使用時には注意し、加湿器を活用するのがおすすめです。

・のど飴やのどスプレーの利用:のどの乾燥を防ぐためには、のど飴やのどスプレーを活用するのが効果的です。唾液の分泌を増やすなどして、一時的にのどを潤すことができます。

3-2. 日常生活の見直し

 日常生活の改善によって、声の健康をサポートしましょう。

 食事や睡眠は、健康を保つために重要です。食生活が崩れたり睡眠不足が続いたりすると、免疫力が低下して風邪をひきやすくなってしまいます。結果としてのどに炎症が起き、声が枯れる原因となるため注意しましょう。

 ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂り、夜更かしせず良質な睡眠をとるよう心がけることが大切です。

 また、のどに刺激を与えるアルコールやたばこをなるべく控えることも効果があります。

4. 声枯れが気になる人には漢方薬もおすすめ

 声枯れは、漢方薬で対策できる場合があります。

 日常生活をすぐに見直すのは難しいという人も、漢方薬なら症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できるでしょう。

 秋は空気が乾燥するため、のどや気管など呼吸器の不調が出やすい時期です。

 乾燥した空気が体内に入ると、鼻やのど、肺などの粘膜の潤いが奪われ、声枯れや咳、のどの痛みなどのトラブルが起きやすくなると考えられています。

 そのため、「水分の循環をよくしてのどや肺に潤いを与える」「のどの炎症をおさえる」「自律神経のバランスを整えてのどの違和感を改善する」といった漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


食欲の秋が到来!旬の味覚に秘められた“健康”パワー。サツマイモの美肌効果に注目【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
高市首相もメイクで激変! 強そうな女→柔らかな女に印象を変える“3つの鉄則”ポイント
 第104代首相に選ばれ、今やメディアで見ない日はない高市早苗さん。かつては黒々とした力強い眉が印象的でしたが、最近では...
「生理が終わったのにだるい…」その原因、加齢じゃなくて“鉄分不足”かも。食後のコーヒーは注意して【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
夏の紫外線+秋の乾燥でボロボロ…化粧水だけじゃない「うるおい対策」で肌を守ろう【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
急に泣きたくなる…30代以降は“情緒不安定”に注意。不安定な心を整える3つのセルフケア【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
今季のプチプラは大当たり! 大人も“盛れる”目元・口元・肌の新作コスメ3選。「キャンメイク」で老け感を一掃♡
 今季のプチプラが、ものすごく「当たり!」です。コスメの進化は著しく、もはやデパコス要らずの実力!? とざわついてしまう...
女性の6割が悩む「生理前の便秘」痔やイライラ悪化の原因に? 放置せず試したい改善法4つ【医療従事者監修】
 生理前の便秘に悩む女性は、6割もいるといわれています。「でも生理が終われば治る」「便秘くらい、大したことはない」こんな...
流行りの「耳つぼジュエリーダイエット」信じていいの? 貼るだけで楽痩せできる噂の真相【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【再現メイク】今田美桜になれるか!? 大人世代が3つのポイントを真似してみた。“への字眉”でぐっと近づく
 これまではキュートで華やかなイメージが強かった今田美桜さん。しかし今放送中のドラマ『あんぱん』では40代の役柄に挑戦し...
暑くて無理~! “ドライヤー”キャンセル界隈に捧ぐ、お風呂上りの汗だくを回避する6つの方法
 お風呂上がり、せっかくすっきりしたのにドライヤーをかけてるうちにまた汗だくに…。こんな経験、ありますよね。  髪...
30歳から「骨活」のススメ。将来の“寝たきり”リスクを防ぐため大切な3つの対策【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
健康診断でわからない「隠れ貧血」のリスク。 だるさ、イライラの原因は年齢以外にあり?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ブルドッグ顔におさらば! 3秒でできる若見え“メイク”テクニック。コンシーラー1本で激変するコツ【美容家解説】
 夏の疲れが、顔に出ていませんか? 鏡を見て、「なんだか不機嫌そう…」と感じるなら要注意! 年齢を重ねると、どうしても顔...
37℃の熱がダラダラ続くのなぜ? たかが微熱と放置しないで。日常に潜む「体温が上がる」生活習慣【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
えっ、納豆にタピオカも!? 実は“カロリーお化け”な食材4選。じゃあ、美容効果バツグンなおやつは?
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス…。多くの人はできるだけ低カ...
汗が止まらない→頭痛や倦怠感の原因に。実はリスクだらけの多汗、自宅でできるセルフケア【医療従事者監修】
「服の汗染みが恥ずかしい」「毎日タオルが手放せない」こんな滝汗に悩んでいませんか? 汗はからだの正常な働きですが、多すぎ...