悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-12-22 14:03
投稿日:2023-12-11 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

できるだけ夫に頼りたい

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は「パパとの親子遠足」についてお話しました。

 突然心因性失声症になってしまった私。しかも翌日は末っ子の幼稚園で親子遠足という一大イベントが控えており、たまたま休みだった夫のひでまるにバトンタッチすることに成功。初めてのパパと2人の遠足を満喫した末っ子なのでした。

 今回の一件から、準備さえしてあげればパパも子ども関連の行事を楽しめると分かったので、これからは積極的に丸投げ…ではなく頼っていこうと思います(笑)。

 その一方で、心因性失声症の原因である長男は相変わらず自制がきかずにやりたい放題をしています。

 気分を落ち着かせる薬は飲んでいるものの、暴言が少なくなっただけで素行はあまり変わりません。その中でも頭を悩ませるのが汚部屋です。

 今回は「子どもの汚部屋」についてお話します。

何度言っても片付かない子どもの汚部屋

 新居を構えて早1年半。だんだんと新天地での生活にも慣れてきた気がします。賃貸のときは長女と長男で相部屋でしたが、今ではそれぞれの部屋を与えられプライバシーも守られるようになりました。

 長女は推しのアイドルグッズを部屋に飾り、ひとり部屋を楽しんでいる模様。比較的キレイに整理整頓されている部屋はThe女子という雰囲気です。

お菓子の袋、使用済みのおむつ、お弁当…

 一方長男は脱いだ服やゴミ、ランドセルが床に転がっています。引き出しを開けると、隠れて食べたお菓子の袋、夜尿症による使用済みのオムツがパンパンに入っていました。

 ベッドと壁の間にもおそらく私の財布から盗んだお金で購入したお弁当のごみ、変色した中身入りのペットボトル。常に悪臭をはなつ地獄のような部屋で平気な顔で過ごしています。

 何度言ってもこの状態になってしまう長男の部屋。実は将来末っ子と相部屋にするため広めに作ったのですが、一緒に過ごすには余りにも可哀想な有様です。

 本人は平気でも私たち家族は汚部屋の匂いに耐えられず、その度に「片付けろ!」と言いながらゴミ袋を渡します。そして文句を言いながら片付けるというサイクルが当たり前になっていきました。

 たまに夫からきつくお灸をすえられたり、長男が学校に行っている間に黙って部屋を片付けたりしましたが、とくに改善もなく…。

 片付けても次の日にはまた床にゴミと洋服が散乱しています。率直に言って頭がおかしくなりそうです。

堪忍袋の緒が切れた!ゴミ袋に全部放り込む

 どうすれば自分自身で部屋をキレイに保てるようになるのでしょうか? いや、キレイじゃなくても最低限の衛生面を気にして欲しい!

 そう思い、少しでも自分で簡単に片付けられるよう収納の仕方を変えてみたり、優しく言ったり強く言ったり、一緒に片付けても本人の自覚は全く変わりませんでした。

 ある日の夜のことです。何度掃除しても汚くなる部屋にストレスが蓄積していたのでしょう。いつものように文句を言いながら掃除をしようとしない長男の態度を見ていたら、なにもかもがどうでも良くなり…。

 気付いたら長男の部屋にあるものすべてをゴミ袋に放り込んでいました。床に落ちているものから引き出しに入っているものすべてを分別もせずに次々とゴミ袋へイン!

 その様子に長男はさすがに焦ったようで「自分でやるから返せ!」とゴミ袋を取り返そうとしてきましたが、無言で長男を部屋から追い出しました。

 長男が泣き叫びながら扉をドンドンと壊さんばかりに叩いてきます。そんな音をBGMにしながら、無表情かつ無感情にただひたすらに目の前にあるものを捨てていきました。

 学用品や洋服、散らばったポケモンカードも袋の中でごちゃまぜに。誕生日に買ってあげたマンガやゲームもすべてゴミ袋へ。

 使っていようがいまいが関係ない。この部屋にあるものをすべて捨ててしまえばいい。そうすればキレイになるのだから。

 ひどいことをしている自覚はあったものの、それ以上にこの変わらない現状に嫌気がさしていたのです。

 許せなかった。長男に私の本気で嫌な気持ちが少しでも伝わって欲しかったのです。

 最終的に計10個のゴミ袋が出来上がり、すみずみまで掃除機をかけたら少しだけ部屋と心がスッキリしました。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


生きる伝説、“スター★にゃんたま”の貫禄あふれるポージングを見よ!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「自慰行為」の語源になった人物の悲劇。“悪いこと”と罰された本当の理由
 職場や近所、SNS界隈に現れる「残念な人」、いますよね。実は今から約2000年前から現在に伝わる「聖書」にも「残念な人...
「イラつく顔ね」にグサッ…義母が放った“ひどい言葉” 5選。離婚すればってそりゃないよ~
 嫁姑の関係が悪化する原因の1つに、姑の悪意ある発言があるのかもしれません。こんなことを言われたら、姑への憎悪が膨らむの...
【動物&飼い主ほっこり漫画】連載特別編「ハルちゃん 幼少期の思い出」
【連載特別編】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!  11月下旬発...
「うちはもっとヤバいよ!」え、不幸話で勝負してる? 聞いてて疲れる“愚痴LINE”3選
 人に不幸話をするときは、いくつか気をつけるべきポイントがありそう。なぜなら「それって不幸自慢?」とウザく感じる人が少な...
「着飾るのは何もないから」偽セレブがマウントを取る理由。“本物の令嬢”の前で見つけた本当の自分
 綾乃は千代田区の高級マンションから武蔵小杉に2年前に引っ越して来た。セレブ気取りの綾乃は同じマンション住人でさえない ...
「あの人が…なんで?」地味ママの“富豪人脈”に呆然。勝ち組を演じていた女の勘違い
 綾乃は千代田区の高級マンションから武蔵小杉へ2年前に引っ越して来た。以前の土地では、富裕層中心のママ関係に居づらさをお...
「世帯年収1500万じゃ恥ずかしい」御茶ノ水からの“都落ち”…武蔵小杉のタワマンを選んだ女のプライド
 リビングの大きなガラス窓の向こうには、大樹のようなマンションがいくつもそびえている。  その景色はまるで都会の森...
ママ友の悪口を誤爆!「このLINE、共有しますね☆」やっちまった…恐怖の誤爆エピソード3選
 子どもを介した友達“ママ友”。それぞれ性格が違うので、合う合わないがあるのは当然です。でも裏で悪口や愚痴を言っていると...
昭和や平成にいた“カタカナ職業”とは何だった?バブルを生きた男が思う「総クリエイター時代」の清々しさ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
長渕剛に20代女性との熱愛報道。60代や70代を好む「桶専女子」の生態とは?“枯れ専”との微妙な違いも
 芸能界ではシニアの恋愛・結婚が話題になっている。8月27日配信の文春オンラインはシンガーソングライターの長渕剛(68)...
100均の“お掃除グッズ”でチャレンジ!夏の水回りは「凄腕くん」でピカピカになるか?
 夏は“大掃除向き”の季節だと思っています。冬のように水が冷たすぎないので、特に水回りの掃除は今がチャンス。  気...
大阪万博だけじゃない!行列で起きた“地獄と奇跡”8連発。推しの神対応、彼氏との悲劇…
 2025年4月にスタートした大阪万博も、残すところあと僅か。今回の万博は、何かと大行列ができることで話題になっていまし...
捨てにくい…!困った引き出物、賢い処分方法は?タオルは保護猫に寄付、2人の写真はリメイクで
 結婚式や祝賀会などの引き出物で、「正直いらない」と思ってしまったものはありますか? 折角の品物だと分かっていても、いら...
“にゃんたま”様の背後に潜む怪しい影…おわかりいただけただろうか
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「飲み=仕事」の時代を生きた酒豪おばさん、ついにリタイアか? 老化で変化した飲酒との付き合い方
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...