貪るようなキスをして
――急展開ですね。続けてください。
「気付けば、シティホテルの一室にいました。シャワーを浴びる間もなく互いに抱き合い、貪るようなキスをして、服を脱がしあって、ベッドに倒れ込んだんです。
――奈緒子…キレイになったな。あの頃もキレイだったけど、大人の女の色香がたまらないよ。
すでにいきり立った股間を私の下腹に押し付けながら、彼が耳にふうっと熱い息を吹きかけてきました。
――ああ…ン。
甘い声を出しながら、私は身をよじり、形だけの抵抗を見せました。飢えた女だと思われたくなかったんです。幸せに暮らしているのだと見返してやりたかったし、可能ならこんな軽々しい行為をしたくなかった。
でも…拒めなかったんです。1週間前に、シズル君にたっぷり愛された体は、眠っていた女の欲望に火をつけて…。たとえ疑似とはいえペニスに貫かれる悦楽を、再び求めてしまった。
シックスナインの体勢へ
やがて、私たちは互いを求めあい、シックスナインの体勢になったんです。下側にいる私は、彼の勃起を舐めしゃぶりながら『ああ…この味、この匂い…』と、かつての思い出に浸りながら、存分にフェラチオを浴びせました。
――おお…奈緒子…。
拓斗も負けじと、私の秘部に顔をうずめてワレメに舌を這わせてきました。
(そうよ、この舐め方…力加減…)
ちゃんと私の感じるポイントを、的確に責めてきたんです。分厚い舌でワレメを舐めたのち、硬く尖らせた舌先でズブズブと膣口を刺激されるのがたまらなく感じて…今まさにそれがおこなわれていたんです。
――すごくいい…腰が勝手に震えちゃう…。
私は勃起を根元までズッポリ頬張りながら、歓喜の声を上げ続けました。あふれる蜜が会陰から肛門を伝っていく。シャワーも浴びていない互いの性器を舐め合う行為は生々しく、それでいて動物本来のあり方のように思えて…。それ以上に、彼の練達した舌づかいが、私を一気にアクメへと駆け上がらせました。
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