元フジテレビ渡邊渚さんがYouTube番組でMC就任 期待と同時に心配される運営会社社長の評判
元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さん(27)が、26日スタートのYouTubeチャンネルの新番組「モデルプレスxREAL VALUEインタビュー」で新MCを務める。同番組は、経営者たちの困難を乗り越えたエピソードや夢をかなえる秘訣などのトークを引き出す新ビジネス番組で、経営エンターテインメント番組「REAL VALUE」のスピンオフ企画。初回出演者はREAL VALUE代表の溝口勇児氏(40)と発表された。
溝口氏は15日に自身のⅩを更新し、《どんな困難や苦難があろうと正義感を持ち、真摯に物事に取り組む姿勢は、この番組だけでなく、社会に対してもきっと新たな風を吹き込んでくれると信じています。また、そんな渡邊さんを応援したいと思っています。》と綴っている。
渡邊さんは24年8月にフジテレビ退社し、フリーランスとして活動。今年1月にはフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売し、同2月に公式ホームページと公式メンバーシップ『Lighthouse』を開設した。自身がPTSDを乗り越えた経験などから、メンバーへの「会員限定エッセイ」「会員限定お悩み相談室(不定期)」などの特典がついた内容で今後の活動に注目が集まっていた。
■溝口氏のベンチャー界隈での評判は…
そんな中での渡邊さんの新番組MC就任のニュースは、期待とともに心配する声も聞こえている――。
「初回の対談相手である同番組の運営会社社長・溝口氏に対してはベンチャー界隈で苦言を呈する関係者が少なくありません。溝口氏は、たびたび世間から批判を浴びている格闘技大会『BreakingDown(以下、BD)』COOでもありますが、過去には自身が経営していた企業の業績やビジネスパートナーから厳しい評価を受けている。元サッカー日本代表の本田圭佑氏(38)やネスレ日本元 CEO の高岡浩三氏(64)と設立した投資企業『WEIN Group』では、パワハラや資金をめぐるトラブルが報じられています」(経済誌記者)
溝口氏が12年の4月に創業したフィットネス・ヘルスケア関連の会社「FiNC Technologies」は、経営陣との方針の違いによって20年3月に退任。直前の19年12月期の業績は約47億円の純損失で、退任後は新経営陣が約50億円の調達している。同年5月には本田氏、高岡氏とともに「WEIN GROUP」を設立するも数カ月で内部崩壊。本田、高岡両氏らが突然退任する事態に発展した。
渡邊さんのファンが懸念するのは、溝口氏が経営者として成功したイメージが薄く、かつてトラブルを抱えていたことに加え、「REAL VALUE」でチェアマンを務める実業家の堀江貴文氏(52)が関わっていることもある。
「彼女の古巣であるフジテレビは昨年末から社内コンプライアンスのあり方が批判され、ほとんどのCMスポンサーが撤退する事態に発展。渡邊さん自身も雑誌のインタビューで『仕事の延長線上で起きた出来事でPTSDを発症した』ことを明かしています。また、早朝から始まる『めざまし』を担当していた頃には、深夜2時に出社して別番組の収録などで22時過ぎまで拘束される激務な日々を語っています。一方で、堀江氏はフジの株式を取得するなど経営に関心を持っているとみられ、溝口氏は今年2月、現在公開中のBDをテーマとした映画のCMを"ACばかりのフジテレビ"に流したことを報告しており、フジ出身の彼女の知名度を利用しているのではないかと心配されてますが……」(週刊誌記者)
渡邊さんは14日に自身のSNSを通じて、脳や心に起因する疾患やメンタルヘルスへの理解を促進することを目的にした「シルバーリボンジャパン」の活動に関する投稿をしている。社会活動家としても注目されるが、新番組ではどんな一面を見せるのか。
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