「嵐」のラストコンサートも放送か? 加速する日テレとスタート社の“蜜月関係”
パートナーとして選択したのは古巣のフジテレビではなく日本テレビだったーー。
旧ジャニーズ事務所からタレントマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT社(以下スタート社)は今年6月、福田淳CEOの退任に伴い、後任に元フジテレビの専務取締役だった鈴木克明氏(67)が就任。
鈴木氏は「めざましテレビ」を立ち上げ、編成制作局長を経て専務取締役などを歴任。その後、テレビ西日本に転籍し社長に就任した。この一報に当初、フジテレビ関係者は歓喜したという。さるキー局関係者はこう話す。
「昔のようにスタート社とフジがまた、蜜月関係に戻れると思ったからです。一連の中居正広氏の問題に端を発した事件で課題として明らかになったのはフジテレビの企画力と人材育成だった。しかし、これには最低でも立て直しに3年はかかる。手っ取り早く視聴率を取るのはやはり人気タレントに頼った方がラクなんですよ」
ところが大方の予想を裏切る形で鈴木新社長が選択したのは日テレだった。
「局の勢いや視聴率、さらに番組制作体制などを考えた結果でしょう。また鈴木社長が就任する前から、SixTONESのゴールデンタイム初冠番組『Golden SixTONES』が立ち上がったりKing & Princeの冠番組が制作され、『24時間テレビ』のパーソナリティーにも抜擢されていた。また、嵐の実質上のリーダーである櫻井翔を抱えていたり親和性は強かったわけです。今回、鈴木社長の初仕事が『24時間テレビ』のチャリティーマラソンのランナーである横山裕のキャスティングを後押ししたことだったそうです」(前出の関係者)
■注目を集める嵐のラストコンサートをめぐるプロジェクト
今後も鈴木氏は日テレとタッグを組みながらスタート社の立て直しに注力していくという。そうしたなか、注目を集めているのが来年春に解散することが決まっている嵐のラストコンサートをめぐるプロジェクトの情報だ。
「実は具体的なことが何も決まっていないようです。理由は櫻井や相葉雅紀、松本潤らが現在、連ドラに出演しているためで、彼らが実際に活動できるのが今月中旬以降になる。そうした中で浮上しているのがコンサートの一部が、地上波で生中継されるという話。現在、この中継は日テレが獲得するのではと見られています」(音楽関係者)
さらに前出のキー局関係者によれば、日テレには、『timelesz』『WEST.』『なにわ男子』『Travis Japan』『Aぇ! group』など、スタート社のグループの冠番組を今後も増やしていくというプランもあるという。
スタート社と日テレの蜜月関係は、秋以降、ますます深まりそうな気配だ。
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今年も「夏の愚行」開催へ向けて日本テレビはしゃかりきだ。関連記事【もっと読む】日テレ発表「24時間テレビ」ランナー横山裕に厳しい目…結局ジャニタレ起用で“公開罰ゲーム”強行のウラ…では、横山裕が選ばれた「24時間マラソン」について伝えている。
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