「隠れ紫外線」で肌ダメージが…!冬の“老け見え肌”対策してる?【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-12-25 11:45
投稿日:2025-12-25 11:45

3-2.漢方薬で潤いと代謝を整える

 東洋医学では、肌は内臓の鏡といわれています。これは、からだニキビやシワ、シミなどの肌トラブルは、内臓をはじめとするからだの内側の状態を反映しているという考え方です。そのため、内側からからだを整えることで、健やかな肌を手に入れることができるでしょう。

 たとえば、血色の悪さやくすみが気になる場合、血行を改善させる対策が必要です。また、乾燥が気になる人は、肌だけではなくからだ全体に潤いを与えるようなアプローチを試してみましょう。

 こういった不調への対策としておすすめなのが漢方薬の服用です。肌の不調だけでなく、からだ全体の不調を改善する効果も期待できますよ。

 スマホで専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

4. 冬の美肌は外と中からアプローチ

「今まで、冬は乾燥するから肌がカサカサするのも仕方のないことだと思っていました。でも、諦める前にできる対策もあるんですね」

「そうよ。年齢とともに肌が衰えていくのを諦める人は多いけど、将来の肌の状態は毎日の習慣の積み重ねで変えられるわ。外側からは保湿と紫外線対策をして、内側からは抗酸化やからだ全体の潤い対策をすると、健やかな肌を維持しやすくなるわよ」

「今まで食事にまであまり気を配ってこなかったので、これから試してみます! レシピに迷ったり、自分に合う食材が見つからなかったりしたら、また相談させてくださいね」

「もちろん。いつでも待ってるわ」

 優しい表情でサロンを去っていくチホさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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