夫の人生は転落まっしぐら…“さげまん鬼嫁”の恐怖エピソード

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-10-20 06:00
投稿日:2019-10-20 06:00
 世の中には、単なる“鬼嫁”なだけでなく、そこに“さげまん”要素が加わっている残念な女性もいるようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが「ウチの妻、さげまんな鬼嫁です……」と苦悩を抱える夫に話を聞きました。

1:飲み会に出るたびに鬼LINE&鬼電…

「ウチの嫁は、僕が飲み会に行っていると、ことごとく面白くないみたい。飲み会の予定を伝えたるときには『ふーん』程度しか言わないくせに、当日になると『お腹が痛いから、早く帰ってきて』だの『妻が体調悪いのに、お酒を飲んでいるあなたは鬼なの!?』だのって、怒涛の連絡が入ります。

 毎度、急いで帰宅するんですが、帰るとケロっとした顔をしていて、とても体調不良には見えない。仕事の飲み会でも、毎回そんな感じだったので、最近では飲み会に声をかけてもらえなくなってきました……。結婚後は、社内や取引先から情報を得る機会が減り、なんか出世にも響いている気がします」(38歳男性/システム)

 夫が飲みに行くと怒り出す鬼嫁は「あなただけ楽しむなんて、不愉快」な心情でもあるのでしょうか。飲み会続きの夫にキレるのとはワケが違うだけに、こんな鬼嫁がいると苦悩のタネになりそう。

2:一切、休日出勤させない…

「3歳年上のカミさんは、僕が休日出勤になりそうだと、露骨に不機嫌になり嫌味や文句が止まりません。『そんなに必死に休日出勤を請け負っても、会社は、あなたに何もしてくれないじゃん』、『休日出勤したからって、出世する保証はないのに、家庭より仕事なワケ?』などと厳しい言葉を浴びせ、休日出勤を断るまで延々と続きます。

 ラブラブってわけでもなく、僕が家にいるからと言って、何をするわけでもなし。毎回、僕の体調を理由にして休日出勤を断っているので、どうやら最近、社内では僕が病気を抱えているって噂があるみたいです……」(34歳男性/サービス)

 ライフワークバランスは大事だけれど、理由もなく家に居させたがるとなれば、夫は困惑しかないでしょう。

3:夫の仕事関係者の悪口しか言わない…

「妻とはもともと、職場恋愛から結婚しました。結婚と同時に妻は退職しているんですが、僕の同僚のことを知っているせいか、家では社内の人の悪口しか言いません。『あんなバカと一緒に働いているから、あなたもバカになってきたのね』や『無能なトップの会社にいるから、将来がなくてカワイソウ』などと罵ってきます。

 そんな話を毎日聞かされているから、僕の仕事へのモチベーションもだんだん下がってきてしまって……。もっと仕事をがんばる気持ちにさせてくれる妻がよかったです」(34歳男性/サービス)

 ◇  ◇  ◇

 夫の職場やまわりにいる人の悪口しか言わないとは、なんともユーウツな気分になりそうな生活です。確かにモチベーションが下がりそうですし、毎日暗い気分になりがちでしょうから、仕事への意欲が削がれても無理はありません……。

 さげまんな鬼嫁と結婚してしまった男性には、その瞬間から、転落人生が待っているのかもしれません。自分の能力云々よりも、鬼嫁のせいで出世できない……とは、なんとも悲しいですよね。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


前の恋人とは「魂レベルで惹かれてる」スピリチュアル夫のバカげた主張。妻との結婚は“成り行き”と断言
「冷酷と激情のあいだvol.254〜女性編〜」では、特定の元カノと結婚後も会い続ける夫への腹いせのために、歴代の元カレに...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
元カノと会う夫が腹立たしい。“友達”だとは言うけど…嫌なのは変ですか? 37歳女性が悶々とする夜
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-12 11:45 ラブ
3年前の“夫の不倫”が今でも許せない。妊娠中の裏切りがトラウマに(32歳・看護師)
 看護師の32歳女性です。会社員の夫(38)は3年前、私が妊娠中に不倫をしていました。実家で出産準備をしている間にマッチ...
植草美幸 2025-07-11 11:45 ラブ
“縁切り”祈願し続ける女の執念。他人が不幸になろうとも「彼が私と結婚しますように…って」
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-11 11:45 ラブ
年下彼氏が女性から去っていく理由…長続きする年の差カップルとの「決定的な差」
 アラフォーやアラフィフ女性が、10歳以上年下の恋人と交際することも珍しくなくなってきました。しかし最終的に年下彼氏が去...
内藤みか 2025-07-10 11:50 ラブ
実は多い? 妻が夫に隠してる「秘密のバイト」体験談。言えない理由に納得
 夫婦でも、出会う前の出来事をすべて把握し合っている男女はいないでしょう。それをいいことに隠し事をしている妻たちもいるよ...
恋バナ調査隊 2025-07-10 08:00 ラブ
LDH系の塩顔男子、初デートで「米しか食べない」宣言→レタスをパクパク…って何!?【私の恋愛 失敗談】
 いまやカップルの4組に1組がマッチングアプリで出会う時代。気軽に恋人探しができる一方で、画面越しの“いい人”が、実際に...
まゆう 2025-07-08 11:50 ラブ
ブス扱いで整形沼に…私が「闇落ち」した彼の残酷な一言【恋愛編】
 心を許している男性、片時も離れたくないほど好きな男性の言葉は、よくも悪くも女性を左右するもの。相手の一言で、性格や価値...
恋バナ調査隊 2025-07-08 08:00 ラブ
フフフ…私の“離婚の切り札”こっそり教えます。バレてないと思うなよ!
「いつか離婚してやろう」と思いながら、我慢して結婚生活を続けている人もいるでしょう。でも、実際に離婚するにはそれなりの理...
恋バナ調査隊 2025-07-07 08:00 ラブ
納得できないよ~。理解不能な“お別れLINE”エピソード。「好きだから別れないと」ってそんな理由ある?
 彼氏からLINEで突然別れを切り出されたら、あなたはどうしますか? しかもその理由が“許せない理由”だったら…!?
恋バナ調査隊 2025-07-06 08:00 ラブ
初孫は可愛いはずでしょ? 実母に育児をさせる息子の恐るべき思考回路「妻とのケンカも母親のせいですよ!」
「冷酷と激情のあいだvol.253〜女性編〜」では、親離れできず、父親としての自覚に乏しい夫に苦心する妻・鈴香さん(仮名...
並木まき 2025-07-05 11:50 ラブ
44歳の夫が隠れマザコンだった。「ベッタリ、とは違うんです」男が義母に“わざと”口論をしかける理由とは
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-07-05 11:50 ラブ
評論家「田中圭は令和のモテ男子の典型」平成のキムタクブームから変化する“イケメン”のトレンド
 5人に1人が推し活する時代。”推し”になる理由のひとつが「自分のタイプのイケメン」かどうかだろう”。しかし、「イケメン...
「世界が輝いて見えたんです」15歳年下男子に“ガチ恋”する46歳女性が、夢から覚めた残酷な瞬間
 世の中が不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-07-10 12:43 ラブ
ホテル直行は梅雨のせいだ…ってなんで!? みんなのデート失敗談【ジトジト雨の6月編】
 西日本では史上最速の梅雨明けが発表されましたが、東日本ではジメジメ期間がもう少し続きそう。今回ご紹介するのは、そんな梅...
恋バナ調査隊 2025-07-04 08:00 ラブ
各地で盛り上がる“ホストクラブ”事情。大阪、名古屋などで異なるキャラ傾向を分析。超絶優しかったのは…
 近年、東京の人気ホストグループが地方出店するなど、地方のホストクラブが盛り上がりつつあります。  いろいろな都市...
内藤みか 2025-07-03 11:50 ラブ