うつ病を予防するには?初期症状を見逃さないための4つのポイント
うつ病の初期症状を自覚したら、なるべく早く手を打つ必要があります。そこで、うつ病を予防する方法をチェックしましょう。
1. 心療内科・精神科の受診
筆者が二度のうつ病に気づいたきっかけは、医師の言葉でした。倦怠感と熱っぽい期間が続き、内科を受診してさまざまな検査を行ったのですが、いつも結果は陰性。
そのうち、内科の医師が「あなたが受診するのは心療内科です」と言ってきました。最初は抵抗があった心療内科へ、紹介状を持って受診。そして症状を話すと然るべき薬が処方され、2ヶ月くらい内服したところで快方へ向かったんです。
多くの人が、不調を感じたらまず内科に出向くでしょう。そこで、検査の結果が陰性だと、「なんだ、気合いが足りないだけか」と自分をさらに追い込むことも少なくありません。しかし、内科を受診して何もなかった時は、面倒であってもなるべく早く心療内科に行くべきです。うつ病による心身の不調は、気合いで治すことはできません。うつ病には、受診と然るべき内服が必要なのです。
2. 思い切って遊ぶ
仕事が詰まっていると休日であろうが出勤するなど、日本人はとにかく真面目です。しかし、仕事はもとより、遊ぶことはもっと大事なのです。
仕事をこなすためだけに生きるのは嫌ですよね。「遊ぶ」ことで、仕事にも張り合いが出ます。仕方なく仕事をしている状況では、心持ちが辛いものとなるのも仕方ないでしょう。
「楽しいことが待っているから、辛いことを頑張る」という前向きな前提を持つことで、日頃からポジティブになれます。これは、うつ病の初期症状が見られる前に、大人になってからもずっと心がけてほしいことです。
3. 睡眠は大事
筆者は寝るのが下手だと自負しています。15歳ぐらいから、たびたび自発的に眠ることが困難になりました。眠れなくなると体力の回復が難しくなります。
人間も動物なので、あまりに眠れないと倒れてしまいます。「睡眠薬は癖になるから」と言う人もいますが、どうしても眠れない時は「一時的なもの」と割り切って、薬に頼る必要性もあるでしょう。眠れるようになれば、睡眠薬を止めることができるのですから。
4. 休みは予定としてスケジュールに書き込む
現代人はとにかく多忙で、一人あたりで抱えるタスクが多すぎると思います。「暇な時に休む」では、いつになっても休めません。休むことは、生きるのに必要なこと。休みも仕事だと思って、スケジュールにしっかりと書き込みましょう。何もせずにベッドで転がってみたり、読書に明け暮れたりするのもいいでしょう。気が進めば友人たちと出かけるのもオススメ。
「暇な人が遊べる」という解釈はやめて、「仕事ができる人ほど、よく休む」という認識を持つようにしましょう。また、自分が「もう無理!」と感じる限界をよく知っておくこと。それを根性で乗り越えるのではなく、どうしたらその問題と仲良くやっていけるかを考えるようにしましょう。
人生では、どうしても無理なことが存在します。思い込みで「やめられない」「やらなきゃいけない」と思い込んでいるだけで、実際は“逃げるが勝ち”な時もありますよ。
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