カップルであっても、価値観はそれぞれですので、ひとつの出来事への解釈や目的が彼と彼女で異なる場合も。相手の真意を知ることができれば、今後の関係性へのヒントが生まれる可能性もありますよね。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、別れと復縁を繰り返しているカップルから聞いた、“相手には言えない”ホンネから、今回は彼女編をご紹介します。
メンタルの波が激しい彼氏をうまく操縦…!?
「冷酷と激情のあいだvol.4〜彼氏編〜」では、別れと復縁を繰り返すカップルの彼氏であるDさんの言い分をご紹介しました。
では、彼女であるEさんは、自分たちのことをどう捉えているのでしょうか。
「私が31歳のときに知り合ったDさんとは、3年ちょっとで4回も別れと復縁を繰り返しました。
私から見ると、彼は感情の浮き沈みが激しくて、ラブラブでノリのいい性格のときと、テンションが下がって別人みたいに冷たくなるときがあって、疲れます。
別れ話になるのは、彼が後者の性格が目立つとき。一緒に居てもつまらなそうだし、笑顔も減るので、私がイライラをぶつけて別れ話に発展……って展開が多いです。
そういうときの彼は、何にでもネガティヴだし、何を言っても無駄だと思っているので、いったん別れて、ほとぼりが冷めた頃に私からLINEをして復縁をしています。
疲れる彼氏ではありますけど(笑)、これまでどんな女性とも長続きしたことないって聞いていますし、足かけ3年も一緒にいるから、なんだかんだで私は彼を理解できている自信がありますよ。
え? 結婚ですか?
まだ具体的に話が出ているわけではありませんけど、最終的には、今の彼氏とゴールインするんだろうなって感覚はあります。
だけど、結婚しても離婚を繰り返すようなお騒がせ夫婦にはなりたくないので、彼にはもうちょっと大人になってもらいたいですね。
私の年齢的にも、そろそろ結婚の話をして、彼にも意識を変えてもらわなくちゃいけないなって気はしているんですけど、なんとなくまだ言い出せていません」
◇ ◇ ◇
恋愛を語る場面では、よく「女性のほうが精神年齢は高い」と言われますが、今回のケースでも、例外ではなさそう。
Eさんは、5歳年上の彼氏を“困った性格”と認識し、彼の性格に合わせる形で、うまくハンドルを握っていると自負があります。
では、復縁するときに、将来の話に触れたことはないのでしょうか?
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