令和を幸せに元気に過ごす!「赤」の名言集をお守り代わりに

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-01-29 06:08
投稿日:2020-01-29 06:00
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子に、オススメの作品を紹介するコクハク発のエンタメ情報です。今回は書籍、「心を元気にする赤い花と名言 赤の言の葉」です!

「赤い色」がもたらす心の効果とは

 左側には毎ページ異なる色鮮やかな赤い花が、右側には名言が一言のみ記されている「赤い言の葉」。パラパラとめくって好きなページを読める構成なので、いつでも気軽に目を通すことができます。

 赤には、以下のような心理的効果があるそうです。

・エネルギッシュで、やる気をみなぎらせ、気持ちを前向きにする。
・情熱的に行動的に、また外向的になる。
・落ち込んでいるときには元気づけてくれる

 気のせいかもしれませんが筆者は、赤い色のアイテムを眺めると元気がチャージされるような感覚になります。終日原稿を書くデスクワークで疲れたときに、机上に置いてある赤いプリザーブドフラワーを見ていて感じました。今はこの書籍も手元に置いて、リフレッシュしたいときに読んでいます。

偉大な女性による女性のための名言70選

 本書の右側には、歴史上の人物から21世紀のアーティストまで、70人の偉大な女性による女性のための、心に刺さる名言がズラリと並んでいます。抜粋して、いくつかご紹介します。

◎「わたしたちは年々老いていくのではなく、日々新しくなっていくのです」
(エミリー・ディキンソン/詩人)

 19世紀世界文学の天才詩人と呼ばれていますが、作品が評価されたのは没後だそうです。北米の小さな町の屋敷から出ることなく生涯を終えた彼女の人生は、『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』という作品名で映画化されています。主演は彼女の詩の愛読者で『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役で有名な、シンシア・ニクソンが務めています。

◎「決意した女性に不可能はありません」
(ルイーザ・メイ・オルコット/作家)

 名作『若草物語』で知られる彼女は、ほかにも「人間の顔は、彼の持っている徳の一部である」などの名言も残しているそうです。顔に生き様が現れるというのはよく知られている説なので、納得する人も多いのではないでしょうか。

◎「感謝の日記をつけ続け、毎晩、あなたが何に感謝したかを5つ、リストアップしましょう。そうすればあなたの一日と人生に対する考え方が変わり始めます」
(オプラ・ウィンフリー/テレビ司会者)

 冠番組の、『オプラ・ウィンフリー・ショー』はアメリカのトーク番組史上最高の番組であると評価され、「世界で最も有力な女性」と称された女性です。シングルマザーの貧しい家庭に育ったそうですが、かつては世界唯一の黒人の億万長者であり、2018年にはゴールデングローブ賞で功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を黒人女性で初めて受賞する功績を残しています。

 ほかにもヘレン・ケラーや、ココ・シャネル、マザー・テレサ、オードリー・ヘップバーン、ダイアナ元公妃など、名だたる女性が発した名言がオンパレードの本書。筆者は一読して思い出しました。大切な人からもらった言葉を。

 筆者がつらい体験をして、恨みに近い感情を捨てられずにいる時期でした。母が「わたしの言葉ではないけれど」と前置きして、こう言ったのです。

「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」

 確か、「かけた情けは水に流せ」を「恨みは砂に書いて流せ」と言い換えてくれた記憶があります。目を閉じて海の波と砂を想像したら、ネガティブな感情がスーッと消えていき、久々に本来の自分に戻ったような感じがしました。

 昔の知人から、「自分に文句を言ってくる他人が、自分の人生に責任をとってくれるわけじゃないから気にしなくていい」という言葉も脳裏に蘇ったため、読むと大切な人からの言葉を思い出せるかもしれません。お守り代わりに身近に置いてみてはいかがでしょうか。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


さよなら、もんさま…最愛の猫を亡くした40女が語るペットロスからの回復法
 先日、愛猫のもんさまが亡くなりました。苦しむことなく、穏やかで立派な最期でした。
情報過多な1枚! カメラとたわむれる“たまたま”の後ろでトラブル勃発か?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
面倒なボスママに好かれる人の特徴3つ。合わせて、ボスママに好かれる人が注意すべきことは…
 ママ友の世界には、周囲に取り巻きのママ友を引き連れて威圧感を与える「ボスママ」が存在します。みんなに慕われるリーダー的...
好きな街、好きな時間。
 こんな街で、まだ日のあるうちに少し灯りがつく時間が好きだ。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第90回「バランスゴロちゃん」
【連載第90回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「唱」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
友達、同僚、彼氏…重い話LINEの角の立たない返し方3選。会話できない時間を狙い、着信履歴を残す!
 友達や同僚、彼氏など、身近な人から重い話をされたとき、大抵は「力になってあげたい」と思うはず。  でも時間がなかった...
共学なんてバカじゃないの! 暴走するお受験妻が「娘の反抗」でようやく気付けたこと
 横浜に暮らす経営者の妻の愛子。小学生の長女・美愛と横浜山手御三家と呼ばれる女子校に狙いを定めて、中学受験に臨んでいる。...
東京の「Fラン大学」を出たママの誇り。お受験戦争の渦中、優秀な娘に人生を重ねる傲慢な願い
 横浜に暮らす経営者の妻の愛子。長女の美愛はまだまだ甘えん坊の小学生。横浜山手御三家と呼ばれるお嬢様女子校に狙いを定めて...
娘の名門合格を喜べない…男に依存してきた妻が「女子校進学」を強いる理由
 冬の突き刺すような西日が差すリビングに、不安げなマウスの音が響いた。  時計の秒針が12を指したことだけを確認し...
ウェブ連載なのにやり取りはイエデン? 64歳、超アナログおじさんの「何やら新しい現象」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
アルハラ回避! スナック嬢が実践する「酔わない飲み方」3つ。お酒嫌いは「あの飲み物」を垂らしてみて
 みなさんはお酒好きですか?もちろん種類によって好き嫌いがありますよね。実は私、水割りと呼ばれるものが苦手です。焼酎でも...
育休明けのフルタイム復帰、育児家事と両立できるか不安…。キャパオーバーの悲劇を回避する3つの方法
 育休明け、いざ職場にフルタイム復帰することになった時、ママたちの脳裏にはさまざまな不安が押し寄せますよね。子供のことや...
職場バレンタインのトホホなエピソード6選。今年はどうなる? あげても地獄、あげなくても地獄だよ…
 もうすぐ恋する女性の一大イベント、バレンタイン! 好きな男性や彼氏にどんなチョコレートを渡そうか、今からソワソワな女性...
また値上がり!? 40代主婦が物価高を痛感した瞬間と節約サバイバル術4選。買い物は私一人で行きますよ
 続く物価高で、家計のやりくりを頑張っている主婦は多いはず。それでも追いつかないくらいに、物価高の実感は日々高まるばかり...
ねこプロレス第2弾! 挑戦者の尊すぎる“たまたま”ぽろりに延長戦希望
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...