今時の専業主婦ってどう?メリットとデメリットをチェック!

コクハク編集部
更新日:2020-03-27 06:00
投稿日:2020-03-27 06:00
 一昔前までは、女性は結婚したら家庭を守るのが当たり前でしたが、今では結婚後も仕事を続ける女性がほとんど。兼業主婦として、社会で活躍する女性が増えています。しかし、そんな中、専業主婦としての生活を楽しんでいる人もいます。そこで、この時代こその専業主婦のメリット&デメリットを、あらためてお伝えしていきます。

専業主婦だからこそ得られる嬉しい5つのメリット

 今では、結婚後、出産後も仕事を続ける女性が増えています。「女性だって、社会で活躍したい」と思っている女性も多いでしょう。しかし、一家の家事を担う専業主婦だって立派な仕事。そして、専業主婦だからこそ得られるメリットがあります。

1. 平日昼間の時間を有意義に使える

 専業主婦は、一家の家事を一人で請け負う存在。しかし、「何時までに終わらせる」といった時間が決められている訳ではありませんから、自分次第で自由に時間を使うことができます。

 そのため、平日の昼間の時間帯に銀行で用事を済ませることもできれば、土日は混んでいて入りにくいレストランでランチすることもできます。

2. 子どもと過ごす時間がたくさん作れる

 お子さんがいるご家庭は、やはり子どもと過ごす時間を大事にしたいと思うでしょう。しかし、仕事をしていればそうはいきません。

 休日でも出勤しなければいけないこともありますし、幼稚園や学校の行事に参加できないこともあるでしょう。その点、専業主婦であれば子ども中心の生活を叶えることができます。

3. 家事に集中できる

 仕事をしていると、「忙しくて、掃除する暇がない」となりがち。独身時代には、毎日のようにコンビニ弁当で済ませていた、という人もいるはずです。

 しかし、専業主婦には家事をする時間がたっぷりあります。家事に集中することができるため、掃除や料理、洗濯なども手を抜かずに行うことができるでしょう。

4. 配偶者控除などの優遇処置の対象に

 本来、仕事をすれば税金や社会保険、国民健康保険料を支払うことが必要です。しかし、専業主婦の場合には収入がありませんから、夫の扶養に入ることで控除を受けることができます。

 専業主婦がいる世帯の場合には税金負担も軽減されますから、家庭全体の負担も減らすことができるでしょう。

5. 意外とお金を貯められる

 専業主婦でも、お金を貯めることができます。なぜなら、旦那さんの収入で生活しているため、お金の管理がしっかりとしているから。

 仕事のための洋服などを買う必要がありませんし、外食する機会も少ないため、必要以上のお金を使うことがありません。

知っておきたい、専業主婦のデメリットとは?

 専業主婦のメリットを知ると、「私も専業主婦になりたいな」と思う女性も多いでしょう。兼業主婦となると、仕事と家庭の両立が難しく、常にピリピリした気持ちを抱えている人も少なくありません。

 しかし、専業主婦にもデメリットはあります。専業主婦になる際には、このデメリットも知っておいた方が良いでしょう。

1. 家事に完璧を求められる

 専業主婦は、一日中家にいて家事を担っている存在です。そのため、家族からは「家事は完璧にできていて当たり前」と思われがち。少しでも部屋が汚れていたり、料理を手抜きすると文句を言われることもあるでしょう。

 夫が細かい人、綺麗好きな人の場合には、専業主婦になることでストレスが大きくなる可能性があるでしょう。

2. 周りに暇人と思われる

 家事というのは、本当に終わりがない仕事。毎日のようにやることがあるため、日々家事に追われている専業主婦も少なくありません。

 しかし、専業主婦は常に家にいるため、周りから見ると「暇でいいな」と思われがち。兼業主婦からは、「自分の時間があっていいね」なんて言われて、嫌な思いをする人も多いでしょう。

3. 人、社会との関わりが少なくなる

 専業主婦は、毎日家族のために働いています。しかし、社会に出て働いているわけではないため、人と関わることが少ない環境です。人によっては、「今日会話したのは、夫とだけ」ということも少なくないでしょう。

 そんな社会との接点、他人との接点がなくなることに不安を感じる人もたくさんいます。

4. 経済的に自立していないため不安がある

 夫の収入だけで生活をしている専業主婦は、夫の存在にありがたみを感じているでしょう。

 しかし、専業主婦の中には経済的に自立していない自分に不安を感じている人もいます。万が一、「離婚となったら」「旦那が倒れたら」と考えると、将来が心配になってしまう人も多いのではないでしょうか。

5. ブランクができ、再就職が難しい

 現在、専業主婦をしている人の中には「子どもが大きくなったら、また仕事復帰したい」と、考えている人も多いでしょう。

 しかし、兼業主婦と比べると、専業主婦は仕事へのブランクが大きいため再就職が難しい傾向にあります。特に、専門職などの場合にはブランクが大きなネックとなるでしょう。

専業主婦のメリットを生かすかどうかは、あなた次第!

 専業主婦は、一日の時間をどう使うかは自由。そんな生活に、憧れを持っている女性も多いはず。専業主婦の生活には魅力的なメリットが多いですから、兼業から専業になろうと考えている人もいるでしょう。

 しかし、専業主婦という立場、環境をメリットとするのか、デメリットとするかはあなた次第です。ぜひ、参考にしてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


中年よ、大掃除はお早めに! 冷蔵庫掃除に悪戦苦闘…おばさんが陥った“経年劣化”によるワナ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
私の子どもは見えてないの? 写真がない孫の存在…義母の“愛情の序列”を思い知った母の決意
 幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「ぴかるです」と言うたび笑われた…偏見だらけの社会でも“自分の名前”で生きる。22歳大学生の決意
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって“名前”の傾向が異なります。名前が“社会的ラベル”になる現代では、名前を...
「プレゼント渡さないで」って知らんがな!ママ友クリスマスでの最悪エピ4つ。ミスるとぼっち確定?
 クリスマスまであと一カ月。これからママ友とクリスマスイベントをする予定がある方は、トラブル回避のために必見! 今回は、...
美少年から国宝級“にゃんたま”まで!もふもふ9連発は「可愛い奇跡」がいっぱい♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年10月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずか...
神様ありがとう…!ふわふわ“にゃんたま”が可愛すぎて感謝するレベル。猫は人類を癒す
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第107回「復活のアフロ!」
【連載第107回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「橋(キョウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「誰よりも頑張っていた」に号泣…心に響いた恩師の言葉4つ。叱咤も温かい言葉も忘れない
 学生だったあの日も、遥か昔…。アラサー・アラフォーになると思い出は徐々に薄れていきますよね。でも、心に響いた温かい言葉...
可愛すぎやろ! 母のLINEに“キュン”連発♡ トーク画面はメモ帳じゃないってば
 自分を育ててくれたお母さんを「すごい」「敵わない!」と、尊敬している人も多いでしょう。でもたまに見られる可愛い姿にクス...
それ、実は「マネハラ」です。身近にある“お金”のハラスメント。飲み会への強制、プレゼント代徴収もアウト!?
 お金にまつわるあらゆるハラスメントを指す「マネーハラスメント=マネハラ」をご存じですか? 実は身近なところで遭遇する機...
「お受験したい」6歳娘の言葉にアタフタ。“公立で十分”は親の勝手な思い込みですか?
 それは、現・小学1年生である我が娘・ミオリ(みーちゃん)が保育園年長の夏であった。彼女は突然、母である私にたずねてきた...
エモすぎ注意!平成女児グッズ、何が好きだった?シール帳にロケット鉛筆…あの頃の思い出エピ【流行語大賞ノミネート】
 2025年の新語・流行語にノミネートされた「平成女児」というキーワード。平成時代に女児だった人たちがが大好きだった文化...
神聖なる“にゃんたま”様、願いを叶えて…!「世界中のネコ様が幸福でありますように」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
それ“和牛”違いですよ! コントのような「おばさん」二人の会話に更年期の私が救われたわけ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
失敗ばかりの「ミモザの鉢植え」、成功の秘訣は“マニュアル外”の育て方にあり? 4年目で気づいたコツ
 晩秋の風がひんやりと肌を撫でるころ、ワタクシの中でそわそわし始める植物がございます。それはずばり、ミモザちゃん。 ...