通算3作目の映画出演 訳ありヒロインで輝く
平手友梨奈(19)がV6岡田准一(39)主演の映画「ザ・ファブル 第二章(仮題)」(来年公開予定、以下「今作」)に新キャストとして出演することが発表された。
平手の映画出演は欅坂46時代に初出演にして初主演で日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞した「響-Hibiki-」、今年10月公開予定の「さんかく窓の外側は夜」に続き通算3作目になる。
今作では陰がありミステリアスで、訳ありなヒロイン・佐羽ヒナコを演じる。彼女と岡田演じる休業中の殺し屋・通称アキラとの出会いから大騒動が巻き起こるという重要な役どころだ。物語の鍵を握っているヒロインという点では「さんかく窓の外側は夜」のヒウラエリカ役同様だ。
また彼女が出演を決めた理由は「原作を読んだり、台本を読んでいくなかでヒナコというキャラクターを丁寧に届けたいと思った」(「ザ・ファブル 第二章」公式サイトより)と、番手に関わらずその役に共感できるかどうかで出演を決めている点は、映画デビューから一貫している。
原作者から“僕の第一希望”と熱望された理由
原作者・柳本光晴氏が「響役は平手友梨奈しかいない」と起用を熱望され実現した「響-Hibiki-」。監督・森ガキ侑大氏が「平手さんしか考えられなかった」と語った「さんかく窓の外側は夜」のヒウラエリカ。今作でもヒナコ役について原作者・南勝久氏は平手を「僕の第一希望でありました」としている。
それは平手が欅坂46の絶対的エースだった大人気者であるからとか、話題性に富むからとかそんな理由ではないだろう。
筆者は以前の記事(平手友梨奈誕生祭伝説4年間の変遷からソロ1年目を猛烈予想)で、「“平手の大衆イメージ”はクールでダークで負のオーラをまといミステリアスだが『静』でもあり『動』でもある。登場するだけでインパクトがあり、同世代の女優陣の誰とも被らず、映画など物語に1人は必要になってくる重要な役どころを担う人物像にピッタリ当てはまる」と記した。
3作通じて平手はそうした役どころへ制作陣に指名されその期待に応えてきた。今作の江口カン監督も平手の演技について「魂を揺さぶる熱演」と評価している。
欅坂46時代の“村内ドラマ”から始まり…
女優として着実にステップアップしている平手。欅坂46時代に主演を務めた2本のドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか」(テレビ東京系)、「残酷な観客達」(日本テレビ系)はいずれも欅坂46メンバー総出のいわば“村内ドラマ”だった。
映画1作目「響-Hibiki-」や2作目「さんかく窓の外側は夜」の現場では最初は目も合わせられないほどで、すぐなじめなかった人見知りの平手だが、監督ら周りの助力もあり共演者、スタッフと打ち解けていった。
特にシーンを多く共にした共演者、1作目では北川景子(34)、そして2作目では岡田将生(31)と志尊淳(25)が、それぞれ姉妹、兄妹のような関係にまでなったことをインタビューや映画公式Twitter上で明かしている。
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