欅坂46全員の力で辿り着いた夢の舞台
この瞬間をもって、平手が欅坂46の一員として立つ全てのライブが終了した。舞台袖で見守っていたメンバーたちと、ライブ後に笑顔で写真におさまった平手。彼女が笑顔でアイドルとしてのラストライブを終えることができて良かったと心から思う。
だが、同時にこのライブは欅坂46というグループにとっても、最初で最後のドーム公演となった。そうなる未来を知る由もなく、現地で観覧していた欅坂46卒業生、当時の現役1期生、2期生全員の力で辿り着いた夢の舞台。多くのメンバーが感極まってステージ上で涙したその光景はとても美しかった。しかし、すでに数々の功績を打ち立ててきた欅坂46にとって、東京ドーム公演が最高到達地点としてひとつの区切りになってしまったようにも思う。
日本全国ドームツアーと海外進出へ…!
欅坂46は来月を持ってその名の歴史に幕を閉じる。同時に、今年加わった新2期生も含め、新しいグループに生まれ変わる。いばらの道を乗り越え、また再び東京ドームへ辿り着くことができたなら、その先にもっと大きな目標を持ち続けて欲しい。日本全国を巡るドームツアーと、海外進出だ。
欅坂46の力強いメッセージソング、パフォーマンスによって人生を変えられた、生きる希望を与えられたという海外ファンはとても多い。今でもネットを通じて集結し、「これからもずっとあなたたちを応援している」と現メンバーに伝えるプロジェクトを行っている。
新しいグループには、国内外全てのファンに引き続き、寄り添い生きる糧となるような存在になって欲しい。欅坂46の遺伝子を受け継ぐ新たなグループにはきっとそれができると願っている。
なお、19年9月の東京ドーム公演については「欅坂46 LIVE at 東京ドーム ~ARENA TOUR 2019 FINAL~」と題したDVD/Blu-Rayが発売されている。また今月公開されたグループ初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」でもその舞台裏とライブの一部を見ることができる。この記事で1人でも多くの方がそれらを見るきっかけになったらと思う。またすでにご覧になった方にもこの記事に記した背景を再確認した上で改めて見直していただけたら幸いだ。
男女問わず数々のアイドル、アーティストのライブに長年足を運んだ筆者にとっても、同公演は"令和の伝説"として強く胸に刻まれた。これからもことある度に見返していきたい。
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