彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-02-06 06:00
投稿日:2021-02-06 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。
 トキメキも薄れて相手の存在を気配で感じ取り、顔もきちんとは見ていません。こんな安定感は倦怠期とも言います。安心安全だと思っていても油断は禁物です。日頃の多少の努力は怠ってはいけません。今回は「まさかうちの夫に限って……」とうなだれて相談に来る妻たちの共通点について解説したいと思います。

結婚当初は立場が上だった妻

夫をほめることは負けじゃない(写真:iStock)
夫をほめることは負けじゃない (写真:iStock)

 学歴や仕事のキャリアが夫より上だった妻や、夫の実家より妻の実家の方が裕福だったり格式が高かったりした場合、男性側が心なしか一歩引いて、実は遠慮しているケースが多いのです。

 結婚当初はまだ若いので実家がお金持ちなどでない限り、収入は少なくて当然です。いつの間にか出世してお金を稼ぎだしても、結婚当初の立場の強さはすぐには入れ替わりません。それが、いくら頑張っても尊敬されないという男性側の不満が積もってくるのです。

 人間は過去の栄光やプライドを引きずり持ち続けます。夫婦げんかになっても『きちんと働いていたら私も出世したはずだけど、家庭に入ったの!』と言い放ち負けていません。

 謙虚さや可愛さを失った時に、男性は外に目を向けてしまいます。その心の根っこは「ほめられたい」願望です。

 しかし昔立場が上だった妻はやすやすと褒めてはくれません。折れて素直に歩み寄れないところに、夫婦の溝が出来てしまうのです。

 夫はライバルではありません。褒めておだてることは負けたことではありません。

甘え下手の克服

彼の父性本能をくすぐってみよう(写真:iStock)
彼の父性本能をくすぐってみよう (写真:iStock)

 ほんと偉いなあ~と思うことの一つに、甘えるのが上手な女の人っていますよね。

 筆者も兄弟が多くお姉さんだったから甘え下手です。甘えるってどうするんだろう?と考え観察を重ねた結果、ひとつの答えにたどり着きました。

「ねぇ〜」と猫なで声を出すのではなく、相手に自分をゆだねることなのです。

 つまり子供は親がすることや言うことを聞いています。あまり自己表現せず寄り添っているんですね。その間に「何食べる?」「今からどっちに行きたい?」など聞いてくれます。

「うどんが食べたい」と子供が言えば、親は必ず麺類を食べさせてあげようとします。尋ねられた時には「なんでもいい」なんて言わず、自分の我を通してもかまいません。

 そうすると彼の父性本能が目覚めて、何とかしてあげたい。放っておけないなと、甘えていないのに構ってくれるようになります。

 男性は頼られていると自尊心をくすぐられるのです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


サレ妻「不倫相手に会う」の巻 ママ友、かばう夫…ただで済むと思うなよ
 夫に不倫された“サレ妻”。「ただで済むと思うなよ!」と、怒りや憎しみMAXで不倫相手に会いに行く人もいます。  ...
恋バナ調査隊 2024-05-05 06:00 ラブ
性欲満たしたいだけでしょ?マチアプスピード婚を“汚点”と言い切る40男
「冷酷と激情のあいだvol.193〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合ってスピード結婚へと至った夫とのレスに悩む妻...
並木まき 2024-05-04 06:00 ラブ
子づくり提案→アバズレ認定に絶望しかない…37歳バリキャリ女性の後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-04 06:00 ラブ
圏外男性からの告白LINE、顔を合わせるの気まずっ!上手に断る3本立て
 異性に告白されるのは嬉しいものですが、中には好きになれない相手、恋人として見れない相手からの告白もありますよね。 ...
恋バナ調査隊 2024-05-04 06:00 ラブ
アラフォー世代以上の婚活成功の近道は「ありのまま」より「ちょいモテ」
 アラフォー、アラフィフという年齢に達してから慌てて婚活をスタートさせる女性が少なくありません。  しかし「ありのまま...
内藤みか 2024-05-02 06:00 ラブ
好きになった彼はモテ男でした。ライバルに勝ち、選ばれる女になる法5つ
 たまたま好きになった人がとてもモテると、恋のライバルも当然多いはず。中には積極的なライバルもいて、自分の恋を諦める人も...
恋バナ調査隊 2024-04-29 06:00 ラブ
40代既婚男性が20代女子からモテる謎…理由5つと夫に浮気心が出る面倒
 40代の既婚男性は、実は20代の若い女子に特にモテるといわれています。「なぜ40代の既婚者なのに、若い女子からモテるの...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ
22時半すぎ「さみちぃ!さみちぃ!!」連投⇒30分後のレスに激おこで“こじらせ40代独女”と見なされた件
 40代の女性は立派なオトナ! 豊富な恋愛経験に魅力を感じる男性も多々いるでしょう。  しかし、固定観念や思考の癖...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ
バツ2の恋人を「リゾート地の愛の巣で癒してあげたい…」と夢見る50歳男性、実はご無沙汰な夜生活に悶々
「冷酷と激情のあいだvol.192〜女性編〜」では、好きではなかった男性・ヨシテルさん(50歳・仮名)から懇願され、形式...
並木まき 2024-04-27 06:00 ラブ
2人の老後を妄想する50代彼が「不気味」と女、行き場のない憎悪どうする
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-27 06:00 ラブ
石原さとみ主演「Destiny」3話に賛否!元彼との“裏切りキス”はええの?
 石原さとみ(37)主演のドラマ「Destiny」(火曜夜9時、テレビ朝日系)第3話で描かれたあるシーンが物議を醸してい...
【漫画】「Hなビデオで見るやつ!」奥手な女が初めてのハプバーに驚愕
 インタビューにも登場した、まおいつかさんの漫画『ヤリマンになりたい。』を特別掲載!   32歳までセカンドバージ...
2024-04-26 06:00 ラブ
【漫画】32歳の地味女、ヤリマンの友達と行った場所がヤバすぎた!
 インタビューにも登場した、まおいつかさんの漫画『ヤリマンになりたい。』を特別掲載!   32歳までセカンドバージ...
2024-04-26 06:00 ラブ
【独占】「ハプバーは遊園地」ヤリマンに憧れる女が見た刺激的すぎる光景
 漫画『ヤリマンになりたい。』(小学館)。その直球すぎるタイトルから、ドン引きするようなヤリマンエピソードが満載なのかと...
河合桃子 2024-04-27 11:59 ラブ
【独占】いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観
 青年コミック誌「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の『ヤリマンになりたい。』。そのド直球すぎるタイトルを描...
河合桃子 2024-04-26 06:00 ラブ
40女が再認識した“超絶モテ”作法 合コンの絶対的エースに学ぶ3本柱とは
 先日、大学時代の友人・Rちゃんと久しぶりに食事に行きました。このRちゃん、学生時代は「合コンの絶対的エース」でした。 ...