更新日:2021-03-03 06:00
投稿日:2021-03-03 06:00
伝説の中のワスレナグサ
ワスレナグサの花言葉は、花の名前にもなっている「私を忘れないで」があまりにも有名なお話。これは中世ドイツの悲しい恋の伝説に由来しています。
小さな青い花には神秘の力があるとされていた中世ドイツ。愛し合う恋人がドナウ川のほとりを歩いていたところ、咲いていた青い小さな花を女性のために摘もうとした男性が誤って川に転落。摘んだ花を川辺に投げ、愛する恋人の目の前で「私を忘れないで」と言いながら流されていく……。残された恋人にしてみたら、まるで地獄の沙汰のようなお話でございます。
それだけではございません。調べて見ると、ヨーロッパに限らず、このワスレナグサに関する神話やおとぎ話、逸話がなんと多いことか。いずれのお話も、ワスレナグサは愛の花・愛の化身。いにしえのころより友情と親愛、愛情のシンボルとされ、多くの国で愛されてきた花。それが、小さいけれども忘れられない花「ワスレナグサ」なのでございます。
おわりに
花は時に「励まし」や「慰め」の言葉に姿を変え、贈る人・贈られる人に心を届けるものでございます。
前述でご紹介した電話口の女の子は、ワタクシとの電話を切った後も、どこかにあるかもしれないワスレナグサの花のために手を尽くして探していたかもしれません。
春の今であれば、彼女に可憐に咲いたワスレナグサをご用意できたのに、とワスレナグサを見るたびに今も悔やまれます。
天国にいる子猫ちゃんに、そんな彼女の優しい気持ちがきっと届いている——。そう思うワタクシでございます。
ワスレナグサの小さなお花が、アナタに幸せで優しい気分を届けてくれることを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。
ライフスタイル 新着一覧
今回は、“デキる嫁”の特徴をご紹介! 嫁となる女性からは「ふざけんな!」なんて不満や怒りの声も聞こえそうですが、姑や夫...
ゴルフを趣味にしてみようかな…。興味があることはとりあえず1回やってみる精神の私は、近所のスポーツクラブのゴルフレッス...
転職・就職して、入社1日目! どんな経験ができるんだろうとワクワクして入社したのも束の間、「あ、やっぱこの会社失敗だっ...
嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。とはいえ、人間関係が発生するところにトラ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「職場に嫌いな人がいて、ストレスがたまる…」「嫌いな人と一緒に仕事をしなくてはならなくて、雰囲気が悪くなってしまう」この...
ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせい...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
あなたは子供の「友達の親」が苦手な場合、無理して付き合いますか?
“子供”でつながった関係は、普通の友達とは...
2025年のGWも、あっという間に終了し早くも6月に。今年入った新入社員たちも、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきた頃では...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
独身女性からしたら、既婚女性に「幸せそうでいいな」と羨ましさがあるかもしれません。ですが「家に帰りたくない」と涙を流し...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
男児であろうと女児であろうと子育ては大変ですよね。性差よりも個人差…とは言うものの、我が子と異なる性別の子どもの話を聞...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年5月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
父の日になにを贈ろうか悩んでいる人もいるでしょう。そんな方のために、今回は父目線の経験談をご紹介! 父の日の贈り物で1...