よい出会いのために…超スローマッチンング時代にできること

内藤みか 作家
更新日:2021-03-04 06:00
投稿日:2021-03-04 06:00
 2度目の緊急事態宣で出会いや恋愛の機会を奪われた人が大勢います。長引くコロナ禍により、男女のマッチングにかなりのスローペース化が起きています。このような時期によりよい出会いを得るためには、相手のどんなところをチェックすればいいのでしょうか。

2度目の中断に心が折れて

 毎週のように婚活パーティーに出かけていた女性たちのうち、緊急事態宣言が発令されている時期は参加を見送るという人も少なくありません。婚活パーティー業者のなかには、このような時期に出席した女性参加者たちを無料で他のパーティーに招待するところもあり、男女比合わせに懸命です。

 そして緊急事態宣言が繰り返されることに疲れ、恋活や婚活を諦めかける人も出てきました。「いつになったら運命の相手が現れるの?」という焦りに加え「いつになったらコロナが収まるの?」という不安も重なり、弱気になってしまったのでしょう。

会う前にゆっくりメール交換

 2021年になり、恋活アプリなどで目立つようになったのは「まずはメッセージでやりとりしましょう」と呼びかける男性たちの姿です。今までは「ちょっとくらいいいじゃん」と女性たちを誘い出そうとしていた彼らが「すぐには会わず、まずはメッセージのやりとりからお願いします」とプロフィールページに書くようになったのです。

 知らない女性といきなり会うことへのリスクを回避するという気持ちもあるとは思いますが、大きな理由は「いきなり誘っても応じてくれる女性が激減した」からなのだとか。身構える女性の気持ちを汲んで、まずはメッセージの交換から、とうたっているのでしょう。

初アポもマスクで

 そして「マスクは付けて会います」「会っている時、マスクは外しません」などとアピールする男性が増えました。昨年の秋くらいまでは「マスクしてたら顔が見えないじゃん」ということで、デートの時は付けないという男性がほとんどだったので、これも大きな変化です。

 こちらも、会ってくれる女性がかなり減り、その理由がコロナにあると男性が考えているからでしょう。マスクをするから会ってちょ〜だい!という悲痛な叫びがそこにあるのです。また、知らない女性と会うのは怖いから、マスクすることで感染を回避したいという考えの男性もいます。

短時間しか会わない

 また、アプリや婚活パーティーで知り合った男性とデートしても、2時間以内で切り上げられてしまう、ということを気にする女性もいます。これについても、時間を短くすることで感染リスクを下げたいという男性側の思いがあるのでしょう。

 けれど逆に女性のほうは「すぐに帰っちゃうけど、私のことが好きじゃないの?」と心配になってしまうようです。「私のことが好きなら、もっと一緒にいたいと思うものなんじゃないの?」と不満げな人もいます。でもお互いの関係を大切に思うからこそ、短時間のデートを何度も続けているのでしょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


一生添い遂げる相手を見つけるのは不可能!?日本の結婚制度限界じゃない?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  婚活がうまく...
豆木メイ 2024-04-23 06:00 ラブ
【推し活の落とし穴】推しへのガチ恋で婚期を逃し、心も懐も寂しくなった
 あなたには“推し”がいるでしょうか? アイドルやイケメン俳優、アニメキャラなどを熱烈に応援する“推し活”は、オトナの女...
恋バナ調査隊 2024-04-22 06:00 ラブ
48まで男を知らなかった私、無修正のAVがこじれたSEX感を植え付けた
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っている...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:41 ラブ
情事妻のテク。不倫相手の名前を“五反田のまさかず叔父”で登録したら…
 不倫相手との連絡によく使われるLINE。でも、そのままの登録名では怪しまれてバレるのがオチ…。だからこそ、みんなありと...
恋バナ調査隊 2024-04-21 06:00 ラブ
「娘に“男”を見せたくなかった…」マチアプを悔やむ45歳シンパパの本音
「冷酷と激情のあいだvol.191〜女性編〜」では、自身の妊娠と出産を年齢的な理由で諦め、シングルファザー限定で恋人探し...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
出産は諦めたけど子は欲しい…シンパパ射止める“5秒前”、47歳独女の計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
着信26件、もはやホラー! アラサー・アラフォー女性が蛙化した瞬間
「好きだったけど幻滅した!」と、好意が一気に消えてしまう“蛙化現象”。(元々は、好きになった人から好意を感じると逆に嫌悪...
恋バナ調査隊 2024-04-20 06:00 ラブ
人生狂わす男女の金銭トラブル 大谷を襲った“一平さん騒動”と次元違えど
 大谷翔平選手と水原一平さんの間で起こった金銭トラブルとは次元が異なるものの、男女間でもお金が原因の関係が破綻は少なくな...
恋バナ調査隊 2024-04-19 06:00 ラブ
年下男子とのデートは「ヌン活」に限る? 彼らを誘うと「即OK」するワケ
 アフタヌーンティーが人気です。色とりどりのスイーツとおいしいお茶を味わいながらの午後のティータイム女子会は格別な心地良...
内藤みか 2024-04-18 06:00 ラブ
自分にはお金使うくせに「ケチな男」の特徴4つ、結婚したらどうなる?
 自分の持ち物や趣味には好き勝手お金を使うのに、それ以外のことにはお金を出すのを嫌がる男、いますよね。  車がベンツで...
恋バナ調査隊 2024-04-17 06:00 ラブ
職場は心の浮気の震源地!四六時中チャット、2人きりランチ…リスクは?
 恋人がいるのに他の男性と体の関係があったら、それはガッツリ「浮気」。そして、既婚者であれば「不倫」です。でも「体の関係...
恋バナ調査隊 2024-04-16 06:00 ラブ
不倫2回、なにかあるとお母さん…夫に優しくできない納得すぎる理由5選
 人前で夫を批判したり、夫と頻繁に喧嘩したり。そんな女性を見て、外野は「もっと旦那さんに優しくしたら?」なんて言いたくな...
恋バナ調査隊 2024-04-15 06:00 ラブ
「マチアプで知り合った女と人生歩めます?」肉体関係を拒む50男の疑念
「冷酷と激情のあいだvol.190〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った50歳の恋人と、1年にもわたって肉体関係...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
淡泊すぎて蛇の生殺し…マチアプ交際1年、肉体関係ゼロな彼に悩む46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
イワクラ×オズワルド伊藤も破局復縁おかわり 時間を無駄にする男女なぜ
 お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラ(34)が、9日放送の冠バラエティー「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)で、恋人であ...
お育ちのいい男を見極めるポイント6つ 好物件は絶対に逃がしちゃダメ!
 今回は育ちのいい男を見極める基準を解説します。育ちのいい男は自分のことも周りの人のことも大切にするので、結婚するといい...
恋バナ調査隊 2024-04-12 06:00 ラブ