猫×ヨガの癒しパワー「ネコヨガ」で心身ともにリフレッシュ

コクハク編集部
更新日:2021-03-27 06:00
投稿日:2021-03-27 06:00

猫のように強くしなやかな心身を育む

「ネコヨガ」とは、猫と一緒にヨガを行うこと。猫のしなやかなポーズを真似たり、ヨガを行っている隣で猫がくつろいでいるのを感じながら、心身ともにリラックスしたりする。

 日本における「ネコヨガ」の創始者である「日本ドッグヨーガ普及協会ネコ部」部長の池迫美香さんは、各地の保護猫カフェなどを会場に、ネコヨガのレッスンを行っている。

 現在はすべての命の安全を第一に考えて活動休止中だが、ステイホームを余儀なくされるコロナ禍における「ネコヨガ」の効用をこう話す。

「ステイホームによる運動不足や体力の低下が気になるところですが、ヨガで体を動かせばそれも解消できますよ。ヨガは呼吸法や瞑想など、精神を安定させる働きもあるので、ニューノーマルにおける自分の在り方や今後の生き方を、より冷静に見つめることができるようにもなります。ヨガだけ、猫だけでも、ストレスが軽減してリラックス効果や免疫力アップが期待できますから、ヨガ×猫の組み合わせは効果も倍増すると思います」

“コロナ鬱”も解消してくれる

 また、いわゆる“コロナ鬱”も猫が解消してくれると池迫さんは言う。

「猫は、見ているだけ、そばにいてくれるだけで心を落ち着かせてくれます。コロナなど外界で起きていることなんて何のその。いつも変わらずゴーイング・マイ・ウエーです。今を淡々と生きているその姿は、不安に漂う心を、今この瞬間に引き戻してくれますね。『考えてばかりいても仕方ないよね』『にゃんとかにゃるさ~』と思わせてくれますよ」

 池迫さんは、「おうち時間に自宅で、愛猫と一緒にヨガを行えば、より信頼関係や絆が深まり、新たな発見もあるはず」として、ネコヨガを、巣ごもり生活の新しい楽しみ方のひとつに加えてみて欲しいという。

 猫と一緒に暮らしていない人は、猫のことを想像したり猫の動画を見たりしながら猫のポーズを真似るだけでも、心身ともにリフレッシュするとか。そして何よりもネコヨガの効用は、“笑顔”が生まれること。

「ありのままの猫の振る舞いを見て、ホッとさせられたりハラハラしたり、思わず噴き出したり。笑いを提供してくれて、ヨガのお手本として『にゃんこ先生』にもなってくれる猫たち。猫のように強くしなやかな心身を育んでくれるヨガは、このご時世にお役立ちです。さあ、猫を見ながらぜひ、ネコヨガにトライしてみてください」(池迫さん)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...