送別に花は必要なの? 花屋が伝授「花贈りの方法とマナー」

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-03-10 06:00
投稿日:2021-03-10 06:00

年度末イベントに欠かせないもの

 ついこの前お正月を迎えたと思っていたら、あっという間に3月の年度末シーズンに突入してしまいました。

 去年の大晦日の夜、まさかの「歯が折れる事件」が起き、あまりの激痛でお正月もへったくれもなかったワタクシ。年が明けた気がしないまま、季節はすっかり春でございます。

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんも、年度末シーズン始まりのゴングが鳴るのは、3月1日からスタートする各学校の「卒業式のお仕事」から。お花屋さんが「猫の手も借りたい時」とは、まさに「年度末&年度始め」の2カ月間なのでございます。

 「送別」というと、つきものなのは「花」。卒業式や送別会の会場に飾られる花や花束など、送る方・送られる方、双方への感謝や応援の気持ちを「花」に変えて「花を贈る」ことが多くなって参ります。

 ですが、世の中はいまだコロナ禍の真っ只中。「新しい生活様式」なるもののおかげで、今年の年度末イベントの方法のやり方が、今までとは少し変わってまいりました。

 それも踏まえて、ワタクシが思う「花贈りのマナー」をご紹介させていただけたら、と思っております。……ということで、今回は「リアルな花で飾る花道 送別の花」の解説でございます。

なぜ送別に花はつきものなのか

 学校の卒業式や会社の送別などで、「花束」はお祝いのアイテムとして、欠かせない必須アイテムでございます。それはなぜなのか。考えられる理由は、以下の通り。

1. 伝えたい気持ちを花にのせて贈れるから
2. 喜んでもらいたいから
3. 花束を渡す図は単純に「映える」から

 花には、五感に直接訴えかける「色」と「香り」、力強いメッセージを持つ「花言葉」というものがございます。いくら言葉で伝えても伝えきれない感謝や応援、励ましやねぎらいなど、贈る側の思いのようなものを花は雄弁に語り、花を受け取った本人やその花を目にする家族の心に感動を与えるのでございます。

 送別会や卒業式などで撮る写真は、花のアル・ナシでだいぶ変わってまいります。花束は単純に「映え」アイテム。そういった意味でも、花束は送別の席に欠かせない必須アイテムでございますね。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ヤバい輩湧かない?30代独女が0円で「語学交換アプリ」に1カ月挑戦!
 海外の観光客も戻り、ようやく観光地が賑わいを取り戻した昨今。日本からも海外へ旅行しやすくなり、「外国語を話せるようにな...
2023-07-08 06:00 ライフスタイル
梅雨色の景色を楽しむ 2023.7.7(金)
 この時期の雲は分厚くて、空が低い。  流れる雲を目で追っていたら、湿気を含んだ風が吹いてきた。  こうして...
大人こそ見直したい「自愛メソッド」甘やかしているだけになってない?
 2023年もあっという間に下半期ですが、みなさんちゃんと自分自身を大切にできていますか?「ご自愛ください」と人には言う...
皇居外苑を散策&SDGsなスタバがスゴイ! 2023.7.6(木)
 皇居周りは都心でありながら緑が豊かですよね。集う人々はランニングやサイクリングなど思い思いに楽しんでいます。普段運動し...
超貴重!ブリティッシュショートヘアの“たまたま”に完全降伏
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「子供産まない」人生を正解とする夫婦の価値観、つらいと感じる瞬間は?
 生活スタイルや働き方、恋愛に関しても自由になってきた今、結婚しても子供を産まないことが「正解」と考える人が増えてきまし...
LINEの返しにも滲み出るのねぇ…「頭がいいな」と思う人のレス3選
 頭がいいかどうかは、会話をするとよくわかるものです。頭が悪い人との会話はテンポが悪く、話していて疲れてしまう時がありま...
マイクロバッグなんて夢のまた夢…鈍器級の「重すぎ荷物」を減らしたい
「ちょっと友だちとランチするだけなのに、鈍器ほど重たい私のバッグはなんなん……」と、ゲンナリしたことありませんか? マイ...
多様性がなにか 小さな子どもはわかってる 2023.7.5(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
変態案件!? サボテン界の不思議ちゃん「リプサリス」は人気もうなぎ上り
「ワタシ、変態なんで」が、口癖の花屋の男友達K。このコラムでもたびたび登場する彼の性格はよく知っているつもりですが、それ...
休暇や帰省時にも使える!「お土産何がいい?」への最適解LINE3選
 旅行に行っている友達から「お土産何がいい?」と聞かれたら、なんと答えていますか? 「◯◯がほしい!」と要求するの...
今「韓国女子旅」でしたい5つのこと~美・食・楽、そして初体験…30代・40代女性の「好き」がたくさん!
 2023年、女子旅で最も人気の旅行先と言えばやっぱり韓国! 日本中どこからでも飛行機で3時間程度で行ける気軽さに加え、...
[PR] 2023-08-21 18:27 ライフスタイル
かわいいけど今日はもう限界かも…子育てに行き詰ったママに捧ぐ対処法
 必死に子育てに取り組んでいると周りが見えなくなってしまい、限界を感じることがあります。仕事や家事に加えて育児となると、...
ナンプラーもバルサミコ酢も余るよね…“クセ強”調味料を使い切る対処法
 いろいろな調味料がある中でも、あまり使う回数が少ない調味料は余ることがありますよね。結局使いきれずに、賞味期限が切れて...
オニギリ柄のにゃんたま君の“たまたま”は汚れのない純真純白
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
山郷で梅雨を感じる 2023.7.3(月)
 遠くの山や空の色に溶けそうな青。  アジサイのもともとの色はピンクで、土が酸性かアルカリ性かによって変化するんだ...