男性より女性が稼ぐ「逆パワーカップル」がうまくいくコツ

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2021-04-09 06:00
投稿日:2021-04-09 06:00
 あなたは、自分より稼ぎの少ない男性との同棲を考えられますか? 昔ながらのイメージだと「男性は女性より稼いでいるもの」でしたが、今はそういうカップルばかりではありません。女性の方が稼いでいる「逆パワーカップル」は、同棲の家計をどのように調整しているのでしょうか。うまくいっているカップル・夫婦にヒアリングしてみました。

ケース1:家に入れるお金は同額で

「私の仕事は新型コロナが追い風になった部分もあり、去年給料が上がって、現在は年収500万円ほど。一緒に暮らしている彼氏より、200万円ほど年収が多い状態です。2年ほど前から同棲していますが、財布や口座は別なので、毎月共通の口座に生活のためのお金を振り込んでいます。

 もともとお互いに同じ金額を入れていたので、年収が上がったからといって割合を変えたりはしていません。生活にかかるお金は同じだけ払ってもらっているので、彼の方が稼ぎが少ない、と感じる機会もあまりないです。年収が上がった分はひそかに、内緒の口座に貯金しています」(30歳・WEB関係)

 女性の方が稼いでいるパターンでも、家に入れるお金が同額なら、自分の方がお金を出しすぎているという感覚にはならないようです。

ケース2:お金の管理をまるごと女性が担当

「家にいれるお金は、年収によって割合を変えるべきだと思っている派です。例えば自分より稼いでいる人との暮らしなら、やっぱり1〜2割多く出してほしい。私の年収は600万円ほどですが、今付き合っている人は年収が350万円ほど。倍近い差があるので、家計として入れるお金にも差をつけよう、と言ったのですが……。

 彼の方が、私に多く出してもらうのは気が引ける、というので、今は私が彼の稼ぎを全部預かって、お金を管理しています。2人の合計額で見ればそこそこの稼ぎなので、彼の年収、私の年収と分けずに家計を見ています。自由に使うお金はお小遣い制にして、その割合を変えています」(32歳・医療関係)

 最近は夫婦やカップルでお財布を分ける人が多いですが、稼いでいる側の女性が管理するパターンも。自由にお金を使いづらくはなりますが、貯金は貯まりやすくなりそうです。

ケース3:家事負担の割合で調整

「昔から家事が本当に嫌いな私。放っておくと家がゴミ屋敷になってしまうくらいです。自分より稼ぐ男性と結婚してしまうと、自分が家事をしなければいけないような気がしてしまうので、あえて自分より少し稼ぎが少ない人と結婚しました。

 若い頃からそんなふうに考えていたので、せめて稼げるようにならないと、と就活も仕事もそこそこがんばって、現在年収は500万円ほど。彼より150万円ほど多い状態です。家計は私が彼より2割ほど多くお金を入れていますが、その分家事を多く負担してもらっています。仕事も私の方が忙しいので、平日の夕飯はほとんど彼が作ってくれています。家事が好きな人なので、ストレスなく家の仕事をやってくれるので本当に助かっています。子どもができても、この割合でいいかなと考えているところです」(31歳・教育関係)

 家にいれるお金の差額分、家事負担を調整しているというカップルも。男女逆ならよくありそうな例ですが、家事が好きな男性なら、このやり方でも問題なさそうです。

稼ぎは少なくても、他で補えればOK!

 男性の方が稼ぎが少なくてもうまくいっているカップルや夫婦の話を聞いてみると、男性側が稼ぎの少なさを何かしらの方法で補填する行動を取ってくれることが多いようです。

 稼ぎが少なくても、ぶら下がるわけにはいかない、と見せてくれる男気だったり、ならば家事を負担してくれるという優しさだったり。女性側がある程度しっかりと稼いでいれば、男性の稼ぎが少なくても同棲中は成り立ちそうです。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ラブ 新着一覧


夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
「バレたら、一生終わり」義弟との情熱的な密会。介護で疲弊する中、身も心も慰められて… #2
 直美さん(45歳主婦/子供ナシ)は、水商売から保険会社を経て、34歳のときに資産家の勝久さん(55歳)と結婚。しかし、...
蒼井凜花 2025-05-02 06:00 ラブ
これぞ「ぽっちゃり」街コン! 黒沢かずこ似の30女が参戦したら、鬼のように楽しかった話。色気より食い気よね
 はじめまして、世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始める...
わかってるのに…なぜ“都合のいい関係”を続けるの? 女たちの切ない言い分
「曖昧な関係を終わりにしたい」と思いながらも、なかなか別れられずにいるそこのあなた。その背景には、満たされていない思いや...
恋バナ調査隊 2025-05-02 08:35 ラブ
上京して人生変えたい…アラサーが陥る「勘違い」と「モテるため」のファイナルアンサー
 人生をやり直すために東京に行く! という人が時々います。中にはノープランで上京するケースもあります。  アラサー...
内藤みか 2025-05-01 06:00 ラブ
大人の男が悩殺された6つのセリフ。「私がいるじゃん!」「やだ♡」は疲れた社会人に刺さるのよ…
 いったい男性はどんなセリフにキュンとしたりメロメロになったりするのでしょうか?今回は、大人の男性が悩殺されるセリフを中...
恋バナ調査隊 2025-04-29 07:22 ラブ
それ、デートDVを受けてない? 束縛や避妊なし…日常に潜む8つのパターン
 交際相手から受ける暴力のことをデートDVといいますが、その暴力の中には精神的な暴力や性的な暴力なども含まれます。しかし...
恋バナ調査隊 2025-04-28 06:00 ラブ
地雷踏んだ? 気になる彼とのLINEが途切れてぴえん。嫉妬させるはずが大失敗!
 気になる男性とのLINEが急に途切れた! 脈なしだから? それとも送った内容に問題があった? 3つの例とともにその理由...
恋バナ調査隊 2025-04-27 06:00 ラブ
ノリ悪すぎてつまらん! 夫婦間の「関西人vs 東京人」バトル。妻が夫に感じる“地域差”あるある
 出身地域によって、常識や価値観が違うのは当然です。当たり前だと思っていたことが通じないと、イライラが溜まりますよね。夫...
恋バナ調査隊 2025-04-26 06:00 ラブ
「甘い言葉はバカバカしい」行為嫌いな46歳夫、妻に“演技で”求めた時に気付いたこと
「冷酷と激情のあいだvol.243〜女性編〜」では、夫婦間のレス解消への努力を始めた早織さん(仮名)の迷いをお届けしまし...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
45歳女が“夜の営み”作戦に悔やむワケ。友達夫婦の話に刺激されて…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
金目当てと罵られ…水商売あがりの女が“禁断不倫”に走るとき「義弟がたまらなく愛しくて」#1
 あまたある不倫でも「身内の婚外恋愛」は珍しくないのかもしれない。  今回取材に応じてくれたのは直美さん(45歳主...
蒼井凜花 2025-04-25 06:00 ラブ
つらすぎる!「40代の大恋愛」が終わっちゃった…別れた後の“ズタボロ”はどう癒せばいい?
 40代で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね…。今回は40代の失恋にありがちな別れの理由や、立ち直り方をご...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
えっ、そんなことで? 勝手な男が語る「飽きる女」の特徴。尽くすのは勘弁…とか何様だよ
「付き合ってもすぐフラれる」「好きな人といい感じになっても連絡が途絶える」と、恋愛が長続きしないことに悩む女性は男性にす...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
20代イケメン先生めぐりママたちが壮絶バトル…いまやPTAの係決めは新学期の風物詩に
 新入学や新学年の季節。子どもたちも新しい環境で張り詰めている時期ですが、そのウラで保護者のPTA役員決めの熾烈な争いも...
内藤みか 2025-04-24 06:00 ラブ
値上げラッシュで恋も砕けた… 物価高のせいで終わった恋愛エピソード。一方、得したことも?
 どこも値上がり、値上がりで勘弁してほしい! その物価高は、恋愛にも大きく影響しているのだとか…。悲喜こもごもなエピソー...
恋バナ調査隊 2025-04-24 06:00 ラブ