結婚相談所の知っておくべき3つの実態&よくあるトラブル

恋バナ調査隊 ライター女子部
更新日:2021-04-18 06:00
投稿日:2021-04-18 06:00
 近年の婚活ブームで結婚相談所を利用する人が増加する中、それに伴ってトラブルも増えているようです。せっかく出会いを求めてお金まで払ったのに、「時間を返して!」と叫ぶ自分の姿、想像したくないですよね……。そこで今回は、結婚相談所の実態や、失敗しない結婚相談所の選び方をご紹介します。

知ってた? 結婚相談所のトラブルを招く3つの実態

 まずは事前に知っておくべき結婚相談所の実態からチェックしてみましょう。

1.「高い成婚率」にはカラクリがある

「成婚率No1!」と謳っている結婚相談所、よく見かけますよね。しかし実は、この成婚率の算定方法は、業界内では定義されていないのが現実。たとえば……

・結婚相談所A:成婚退会者数30名÷全会員数100名×100=成婚率30%
・結婚相談所B:成婚退会者数30名÷1年間の退会者数50名×100=成婚率60%

 上記のように、成婚して退会した人数は同じでも、成婚率はどのような算定方法にしているかで大きく変わります。そのため、成婚率だけで結婚相談所を選ぶのは危険だといえるでしょう。

2.「女性」に不利な結婚相談所も多い

 結婚相談所の多くは、男性会員のほうが少ないところが多いです。差が激しい場合、男性2割に対して女性が8割というところも。これは、「男性のほうが女性よりも結婚願望が低い」「男性が金銭的に支える場合が多く、なかなか婚活に踏み切れない」「男性のほうが審査基準が厳しい」ことが要因のようです。

 つまりは、会員の男女の比率を事前に確認しておかないと非常に高い競争率になってしまい、いつまで経っても結婚できないという事態になってしまうので、注意しましょう。

3. 大手でもサポート形態に注意が必要

 結婚相談所は、「大手のほうが会員もスタッフも多くて安心!」と思っている人も多いはず。ただ、大手でも入会時の営業担当と会員サポートの担当がすべて同じで、一人が数百人の会員を担当するケースもあります。

 そういった場合、会員同士のマッチングやサポートまで手が回らないということも……。大手かどうかだけで決めずに、どのようなサポートが受けられるのかを確認してから結婚相談所を選ぶことが重要です。

悪質でひどい…結婚相談所によくある危険なトラブル

 実は、国民生活センターには毎年1000件を超える結婚相談所に関するトラブルの相談があるそうです。中でも、特に多いトラブルをチェックしてみましょう。

お金に関するトラブル

 もっとも多いのが、お金に関するトラブルです。特に、トラブルの原因となるのが、以下の費用についてです。

■解約金についての認識の相違

 結婚相談所を途中で解約する際には、違約金が発生します。9割の金額は返金されますが、すでに受けているサービスの内容やキャンペーンなどでお得に入会していた場合などは、思ってもいない金額を請求されることもあります。

■成婚料についての認識の相違

 結婚相談所では、成婚になると「成婚料」という報酬を支払う必要があります。ただ、成婚のタイミングは、プロポーズを了承した日、交際が始まった日など、さまざま。金額相場も5〜30万円と安くはないので、どんな条件が揃った時、いつ請求されるのかを確認しておきましょう。

紹介相手に関するトラブル

 結婚相談所では、本来の目的である紹介相手に関するトラブルも多いようです。

■希望と違う人ばかり紹介される

 希望とは違う条件の人ばかり紹介されるというトラブルも多いです。女性不足や会員不足から数カ月間お見合いが決まらず、お金だけ払っているような状態になると、ただ不安と焦りだけが募っていってしまいますよね。

■プロフィールと本物が違いすぎる

 結婚相談所のプロフィール写真は、プロのヘアメイク&カメラマンに撮影してもらうことが多いです。そのため、実際に会った時に、写真とはまったく別人と思ってしまうほどの差があることも……。あまりに印象が違いすぎる人が続く場合には、担当者に相談してみても良いかもしれません。

サポートに関するトラブル

 結婚相談所の大きさに関わらず、サポートに関するトラブルも増えています。

■まったくサポートされずに放置されている

 せっかく入会したのに、ほとんど相手を紹介されずに放置されてしまう人も、中にはいるようです。一人のスタッフが大人数の会員を抱えすぎているパターンや、会員数が少ないことで紹介できないといった事情があるようです。

■価値観を押し付けられる

「それだから結婚できないのよ」「そんな条件をつけていたらダメ」と、担当スタッフが価値観を押し付けてくる結婚相談所もあります。強く言われたとしても流されずに、自分の意思をしっかりと伝えていくことが大切です。

話が違う!と思ったら…? 悪質でひどいトラブルへの対処法

 では、結婚相談所を利用して、実際にトラブルにあってしまったらどうすればいいのでしょうか? 万が一の時のために、知っておきましょう。

最寄りの消費者センターに相談する

 契約時と話が違っていたり、ひどいサービスに困ったりしたら、まずは、最寄りの消費者センターに相談しましょう。基本的には電話相談ですが、窓口を希望すれば直接担当者が相談に応じてくれます。休日に相談したいなら、国民生活センターホットライン(188)に連絡してみましょう。

弁護士に頼む

 ひどいトラブルの場合は、弁護士に依頼するのも一つの方法です。費用はかかりますが、その分、プロの目線でサポートしてもらうことができます。また、消費者生活センターでも弁護士を紹介してくれる場合があるので、まずは気軽に相談してみましょう。

結婚相談所トラブルで後悔しないために

「早く結婚したい」「子供が産みたい」と、焦って結婚相談所を選んでしまうと、思わぬトラブルに遭遇するリスクは高くなります。そうなれば、お金と時間ばかりがなくなってしまうため、事前にどんなトラブルがあるのか、その実態を知っておくことは必ず役に立つはず。ぜひ、賢く判断して、素敵な出会いを叶えてくださいね!

恋バナ調査隊
記事一覧
ライター女子部
趣味:恋愛、特技:恋愛――。3度の食事よりも男女の話題が大好き。日々、恋愛や結婚について考え、あれこれ調査しているアラサー&アラフォー女性集団。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


別れた娘への見栄のために、なぜ俺が? 妻の「もっと稼げ」アピに鼻白む40歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.218〜女性編〜」では、再婚相手である夫・ヒデキさん(40歳・仮名)との結婚生活に経済的な不...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
「裕福な前夫と暮らす娘がうらやましい」再婚相手に貧乏脱出を求める44歳ノンキャリ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
浮気されない女の特徴とは? LINEの返しだけでかわいく演出するテクニシャン3選
「男は浮気する生き物」といわれますが、浮気するかしないかは彼女次第かもしれません。  今回は、一途な男性に彼女とのLI...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」となった瞬間5選。元彼と関係を復活させた妻たち、きっかけは?
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
不倫相手の性癖はネトラレ。「他の男にも抱かせてみたい」と相談され… 32歳ホステスの悦び #1
 不倫相手との逢瀬は、女としての悦楽を存分に味わわせてくれる。背徳感や切なさは、時に婚外恋愛の醍醐味ともいえるかもしれな...
蒼井凜花 2024-11-08 15:06 ラブ
夫がダサい。「Sanma」Tシャツって何? 頭を抱える妻たちの叫びと3つの対処法
 どんなに性格が良くて価値観が一致している夫でも、ときに気になってしまうのがダサいファッション…。とはいえ、なかなか本人...
恋バナ調査隊 2024-10-25 06:00 ラブ
嫉妬深い六条御息所は反面教師に…年下男子との恋愛を長続きさせるコツ。「光る君へ」もより楽しめる!
「源氏物語」の作者である紫式部を描いたNHK大河ドラマ『光る君へ』が話題です。  光源氏は何人もの年上女性との恋愛...
内藤みか 2024-10-24 06:00 ラブ
「女友達と遊ぶ旦那」の驚愕実態4連発! 知らぬは妻のあなただけ…
「男女の友情もある」「ただの友達ならいいんじゃない?」と楽観的に捉え、女友達と遊ぶ旦那を許している奥様もいるでしょう。 ...
恋バナ調査隊 2024-10-24 06:00 ラブ
リベラル男子って何? やばすぎる恋愛観と論破する方法。結局浮気したいだけなのか
 リベラルとは、自由主義思想を指す言葉。そして今、自由恋愛主義の「リベラル男子」がやばいと話題になっているとか…。この記...
恋バナ調査隊 2024-10-23 06:00 ラブ
「抱きしめてもいい?」セラピストの彼と観覧車デート…ズキュンの連続!
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で意を決して女風を体験しセックスの気持ち良さを知り...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:33 ラブ
日曜日メシは焼きそば一択って、なんでやねん! 夫のヘンなこだわりは笑い飛ばすのが吉
 変わり者な夫を持つ妻たちから聞いた「夫のヘンなこだわりエピソード」をご紹介します。思わず笑ってしまうおかしなこだわりや...
私たち夫婦仲が悪くなった原因はなに? “妻の言い分・夫の言い分”6選から見る改善方法
「ろくに会話もしない」「家庭内別居をしている」など、世の中には仲が悪い夫婦も存在します。永遠の愛を誓ったはずなのに、なぜ...
恋バナ調査隊 2024-10-20 06:00 ラブ
彼女を作る気がない人の「脈なしLINE」3選。気になる彼に特徴が当てはまったら長期戦覚悟で
 気になる彼が「彼女はいらない」と思っているなら、いくら頑張ってもあなたの恋は実らないかもしれません。  今回はLIN...
恋バナ調査隊 2024-10-20 06:00 ラブ
「浮気に逃げないよ、俺は」被害者ヅラする妻からの離婚を断固拒否する47歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.217~女性編~」では、結婚3年目の夫・マモルさん(47歳・仮名)との離婚を強く望む妻・絢音...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ
「夫との“授かり婚”を心底後悔…」それでも離婚理由の弱さに焦りが募る39歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ