男性は記念日を忘れる生き物?納得の理由&忘れさせない方法

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2021-05-11 06:00
投稿日:2021-05-11 06:00
 誕生日や付き合った記念日、結婚記念日など、女性が大切にしたい「記念日」。でも、そんな記念日を、あっさり忘れてしまうのが男性たち……。実は、男性には記念日を忘れるもっともらしい理由があるようなんです。原因を知っていれば、余計な心配や怒りが減るかもしれませんよ。

女性との違いは? 男性が記念日を忘れてしまう納得の4つの理由

 結論から言うと、男性は「記念日を忘れる生き物」なのかもしれません。そんなふうに思わせる、興味深い理由から見ていきましょう。

1. 男性は一点集中型

 たとえば、LINEをする時、テレビを見たり、話したりしながらできるのが女性。対して男性は、返信することだけに集中する場合が多いでしょう。

 これは、男女の脳の構造に違いがあるからだと言われています。脳には右脳と左脳をつなげて情報を処理する「脳梁」という部分がありますが、男性はこの脳梁が女性より細いため、同時にタスクをこなすことが苦手なのだとか。

 つまり、男性は仕事などで忙しい時や予定が重なった時、同時進行で考えることができないため、記念日をうっかり忘れてしまうのです。

2. 男性は「時間」に対して鈍感

 古来から女性は定期的に来る生理と向き合い、限られた時間の中で妊娠・出産を行ってきました。子孫を残せなかったり、命に関わるリスクを負うからこそ、女性は日頃から「時間」を大切にする傾向にあります。

 その点、男性は時間をそこまで気にする必要がないため、記念日を含めた「時間」にこだわりがないとも考えられているよう。

 さらに、大半の男性は自分の誕生日に関してどうでも良いと思っている人が多く、記念日を忘れられた女性の「寂しい気持ち」を理解することができません。だから、忘れることを繰り返すのです。

3. 男性は記憶することが苦手

「あの時、あの場所で、こんなことがあったよね〜」と彼に話すと、「そんな細かくよく覚えているね!」なんて、びっくりされた経験がある女性は多いはず。実は、男女の脳の違いは記憶にも関係しています。

 女性は記憶を司る「海馬」と呼ばれる場所が、男性より大きいと言われます。そのため、プロポーズや結婚式、出産、裏切り、死別など、自分にとって印象的な出来事をその時の気持ちとともに、事細かに覚える習性があるそうです。

 対して男性は、これが苦手。そのうえ、過程よりも結果を大切にするため、過去に作った「記念日」よりも、未来のことを重視します。

4. 男性は察せない生き物

「本当はこうしてほしいのに」というもやもやを抱え、その不満が爆発して喧嘩になる……男女のあるあるですね。これは、男性が察する能力が低いことに原因があるかもしれません。

 女性は母親として、子供を育てるという大きな任務を持っています。まだ話ができないくらいの小さな子供の微妙な変化を察して、機嫌や体調などを読み取るのです。こういったコミュニケーション能力は、男性よりも女性のほうが明らかに上。

 そのため、誕生日が近くなってきてそわそわしている女性の態度にも、男性はもちろん気づきません。記念日に限らず、察することを得意とする女性と察せない男性の間に問題が起きやすいことを知っておくことも、トラブル回避につながるかもしれませんね。

男性に記念日を忘れずにいてもらうには?

「男性は記念日を忘れる生き物」と理解したところで、やっぱり覚えていて欲しいのが乙女心。忘れられたら悲しい気持ちになるのは当然です。では、どうしたら記念日を忘れずにいてもらえるのでしょうか?

駆け引きせずに前もって伝えておく

 女性は、「記念日を覚えている=愛情の証拠」だと思いがちですが、前述したように男性は愛情とはまったく関係なく、記念日を忘れるのです。そのため、「覚えているかな」と試すような駆け引きはしないほうが良いでしょう。

 どうしても一緒にお祝いしてもらいたかったら、「◯日、誕生日だけど会えるかな?」「今度の記念日は、ここに行かない?」と、具体的に伝えておくのが得策ですね。

予定と合わせてセッティングする

 予定の1つとして、前々から組み込んでしまうのもありです。たとえば、「結婚記念日は毎年旅行に行く」として、一緒に予定を立てるなど。男性だって、機会さえあれば女性を喜ばせてあげたいと思っているはずです。

 サプライズを待ちたい気持ちも分かりますが、普段の態度からあまり期待できそうにない男性の場合には、「楽しませてもらう」のではなく、「一緒に楽しむ」と気持ちを切り替えて、セッティングをしてみてはいかがでしょうか。

大切なのは、記念日を忘れた後のフォローですよね…

 男性が記念日を忘れてしまうもっともらしい理由、たくさんありましたね。でも、世の中には、記念日を忘れないどころか、大切にする男性がいるのも事実。そういった男性は、女性を喜ばせたいという気持ちが「忘れる」という本来の性質に勝っているのかもしれません。

 ちなみに先日、我が家でも父が母の誕生日を忘れました。しかも、「昨日は何の日でしょうか?」とおちゃめに聞いた母に対して、「あ!誕生日だったか! ◯日でしょ?」と、知ったふうに答えたものの、日付を間違える始末……。

 忘れるのは仕方ないとはいえ、世の男性たちには忘れた後のフォローを学んでほしいものです。そして、女性側も記念日を一緒にお祝いしたいのであれば、前もってお膳立てをしてあげるくらいがちょうど良いのかもしれません。ぜひ、おおらかな気持ちで大切な日を迎えてくださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ラブ 新着一覧


離婚した方がいいよ…周囲が見ているヤバい夫婦の4つの特徴
 夫婦といえども我慢の限界を迎えることがあります。たとえ子どもへの影響が気がかりで離婚に踏み切れないケースでも、離婚した...
恋バナ調査隊 2023-07-26 06:00 ラブ
フリーランスワーママあるある! 丸投げしてくる夫にイラっ
 私は2021年よりフリーランスとして、ライターやSNS関連の仕事をしています。  在宅勤務なので、比較的時間に融...
豆木メイ 2023-07-25 06:00 ラブ
義務教育で学ぶはずだけど…生理に無理解な彼、大袈裟って誰と比べて?
 女性が毎月苦しむ生理痛や、ホルモンバランスの乱れを理解できる男性はいまだに珍しいのが現実。実際に生理に無理解な男性のエ...
恋バナ調査隊 2023-07-25 06:00 ラブ
結婚願望はあるけど「子供いらない派」です 自然で上手な伝え方は?
 女性の中には、将来子供を産みたくないと考えている人もいますよね。でも彼に「将来は女の子がほしいな」なんて言われた日には...
恋バナ調査隊 2023-07-25 06:00 ラブ
「振られた理由がわからない」破局のワケを知らされない女性の特徴5つ
「彼氏に振られたけど、はっきりした理由がわからない」と、前に進めなくなる女性がいます。振られるだけでキツいのに、理由もち...
恋バナ調査隊 2023-07-24 06:00 ラブ
心底、婚活やめてよかった! 思い込みから解き放たれ得られたメリット
 近年は、婚活で結婚相手を探す人が増えているようです。でも、婚活パーティーに参加したり、結婚相談所に登録してもなかなか相...
恋バナ調査隊 2023-07-24 06:00 ラブ
いつものケチャップをお願いしたら…妻ブチ切れ!役に立たない夫の生態
「役に立たない夫がいるだけで、イライラする!」  こんな瞬間、誰にでもありますよね? むしろ、夫にイライラしない妻はご...
恋バナ調査隊 2023-07-23 06:00 ラブ
「僕はATMか精子バンク代わり」メッキが剥がれた夫婦関係に絶望する男
「冷酷と激情のあいだvol.152〜女性編〜」では、夫への嫌悪感から夫婦の営みを拒否し続け、夫に風俗通いをしてほしいと願...
並木まき 2023-07-22 06:00 ラブ
「感染対策を機に夫がキモくて」性生活も拒否、プロに任せたい妻の思惑
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-07-22 06:00 ラブ
「疲れてる」「疲れてるんだね」出たオウム返し!とりまキープLINE3選
 気になる彼からのLINEに「脈ありかも♡」と期待する瞬間ってありますよね。でもそれがキープの女性に送る内容だとしたら、...
女性を不幸にするモラハラ男 結婚前にスルーしてはいけない3つの違和感
 女性を不幸に突き落とす、モラハラ夫。結婚した後に自分の夫がまさかのモラハラ男だと発覚……なんてことを防ぐためにも、結婚...
恋バナ調査隊 2023-07-22 06:00 ラブ
ハセキョー恋人も飲食店オーナー! 40代ショーパン肉食艶女のモテ法則
 女優でモデルのハセキョーこと長谷川京子(44)が都内のレストランオーナーで6歳下の男性と交際していると最新号の「女性セ...
2023-07-21 08:08 ラブ
2人の距離がぎゅんぎゅん近づく♡「夏っぽいデート」の行き先6選
 夏といえば、肌の露出も増え、明るい太陽の下で開放的な気分になりますよね。当然、恋も盛り上がる季節♡  今回は夏にしか...
恋バナ調査隊 2023-07-21 06:00 ラブ
「女として見れない」と夫に言われたら…開き直る? それとも改善する?
 夫から「女として見れない」と言われたらヤバいかも! 「その一言が、セックスレスになったり夫に浮気されたりする予兆だった...
恋バナ調査隊 2023-07-21 06:00 ラブ
災害級猛暑のデート問題! 一緒にいて暑苦しくない男性の選び方とは
 災害級の暑さが続く今年の夏。外に出るのをためらうような酷暑のなか、それでも恋愛をしたいのが女心。  どんな男性とデー...
内藤みか 2023-07-20 06:00 ラブ
“週1回”セルフプレジャーできるのは元気な証拠!心と体のバロメーターに
 実は、私はセルフプレジャーアイテムの某ブランドアンバサダーとしても活動しています。  日頃からセックスレスやセル...
豆木メイ 2023-07-20 06:00 ラブ