会ってくれないのはなぜ?コロナ破局を回避するための対処法

内藤みか 作家
更新日:2021-05-13 06:00
投稿日:2021-05-13 06:00
 感染症の流行が続くなか、恋人から「もう別れよう」「もう友達に戻ろう」などと言われる女性が続出しています。その原因は女性が今まで通りのペースで彼と会ったり濃厚接触をしたがるせい。彼にずっと愛されるためには、どう接したらいいのでしょうか。

コロナ禍でも愛を示してほしい

 実はコロナ禍であっても、コロナ前と変わらぬペースでのデートを求める女性がとても多いのです。男性が「緊急事態宣言中の営業時短で、夜は店が閉まって食事もできないし」と延期を持ちかけても「どこかは空いてるとこあるはず」「会えるだけでもいいから」などと、頑張ってしまうのです。

 そこにあるのは、恋人がいる女性特有の「私のことを好きなら会いに来るはず」という思い込み。たとえ台風だろうが大雪だろうが、愛しい女性に会いたくてたまらなくなるのが恋する男のサガだと勘違いしているため、感染症を理由に会う回数を減らそうとする男性に対し、「私への愛が冷めたってこと?」という謎のツッコミをしてしまうのです。

今度はいつ会えるの?

「緊急事態宣言が明けたら会おう」と彼が言い出した途端、「そんなんじゃいつになったら会えるかわからないじゃない」と、不満を口にする女性もいます。感染を抑えるために、不要不急の外出は控えるようにと呼びかけもされていますが、そうした女性たちにとって、恋人と会うことは不要不急ではなく、必要不可欠なものなのです。

 恋人と定期的に会っていないと浮気をされてしまう心配が出てくる、という理由もあるかもしれません。「彼に会っていないと忘れられてしまいそう」という不安や、「できれば今年中に結婚したい」という願望から、マメに会って気持ちをつなぎ止めておきたがるのです。

自爆発言を繰り返し……

 彼はきっと、自分に会いたくて抱きしめたくてたまらないはず。そういう幻想があるので、「次はいつ会えるの?」と彼に何度も聞き続け、とうとう最後には「ごめん、あまり会ってあげられないし、もう別れよう」と言われてしまうのです。

 そして女性は、男性にデートを要求するだけでなく、濃厚接触も同時に求めてきます。キスはもちろん、ベッドでの濃密な関係も続けたがるのです。けれど、あまり乗り気ではない男性側から、「もうこういうことをやめて友達に戻ろう」と言われるケースが多発しています。

どうして会ってくれないの?

 彼らがあまりデートをしたがらないのは、感染症対策のためでもあるでしょう。感染して仕事を休むわけにいかないというのも理由のひとつですが、大事な恋人を感染させたくないという思いも強いのです。大切だからこそ会わないし、濃厚接触も今はガマンしているのです。

 しかし、こうした愛情は女性たちにはほとんど届きません。男性に「感染症が危ないから、しばらく会えない」と言われても、愛が冷めたかのように感じ、ますます愛情表現を求めます。そしてデートの帰りは彼にハグやキスの接触を求めるのです。コロナも恐れぬその積極性に男性たちは腰が引け、「もう体の関係はやめよう」と女性に提案してしまうのです。

恋人から別れを切り出されないためにはどうしたらいいか

 恋人から別れを切り出されないためには、どうしたらいいのでしょう。まずは、「会うペースが減ることを受け入れる」ということが必要です。彼のせいではなく、すべてはウイルスのせいなのだと理解できれば、「今はしかたないよね」と自然に考えられるようになるでしょう。

 状態が落ち着けば彼らも恋愛モードになり、恋人に積極的に会おうとしてくるでしょう。その時に、激しく愛し合えばいいのです。恋愛の形が大きく変化していて、今まで通りにはいかなくなっているという流れに気づき、「会えないのはさみしいけれど、お仕事がんばってね」と言える悟りをひらけたら、彼は前にも増してあなたを愛おしく思うようになるでしょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ
恋愛モード復活! 彼氏欲しい…恋人ってどう作るんだっけ?
「学生時代はすぐに恋愛ができたけど、今は好きな人すら見つからない」と悩んでいる方も多いはず。彼氏がいない期間が長ければ長...
若林杏樹 2022-04-27 16:49 ラブ
W不倫に溺れ、別居した元妻から婚姻費月10万円を請求された
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻に2...
30代40代大人の恋愛「きっかけのハードル」を下げてみない?
 大人になって恋愛の経験値が上がっていくと、付き合いはじめる前に「この人とは合わなそう」「この人はやめておいたほうがいい...
恋バナ調査隊 2022-04-25 06:00 ラブ
「長い不倫」の終わらせ方 “無知”ほど怖いものはありません
 恋愛は自由なもの。しかし、相手が既婚者となれば話は変わってきます。「出会ったのが遅すぎただけ」なんてセリフは、ドラマで...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:34 ラブ
元夫と肉体関係にある42歳女性「私は彼女でも妻でもない」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-01 12:28 ラブ
罪悪感なく元妻を抱く男性「ソッチは嫌いじゃないですから」
「冷酷と激情のあいだvol.87〜女性編〜」では、元夫であるマサカズさん(仮名)と将来的な話が何もないままセフレ関係が続...
並木まき 2022-06-01 12:30 ラブ
夜の営みも“女優”であれ!離婚回避のために思考を切り替える
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。約8割のご夫婦が恋愛結婚ですが、離婚理由の男女とも第1位は「性格の不一致」。...
山崎世美子 2022-04-23 06:00 ラブ
男ウケのいい顔の特徴って?色気やフェロモンを感じる部位も
「男ウケのいい顔になりたい」と、思っている女性は多いはず。でも実際には、男性が感じる女性の「モテ顔」は女性が感じる感覚と...
恋バナ調査隊 2022-04-22 06:00 ラブ
「本命の女にはしないよ」一流男性が明かすシビアな検査項目
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-29 15:00 ラブ
急増する“貝男子”の生態 激戦を制しアプリでやり取りすると…
 コロナ禍以降、マッチングアプリで女性に話しかけられない、貝のように口を閉ざしている男性が増えています。  プロフィー...
内藤みか 2022-04-21 06:00 ラブ
性欲が強い男は“テカ顔”!?「夜の営み」改善は人相学にあり
 統計学のひとつに「人相学」というものがあります。顔立ちから“人となり”を判断するものですが、中には性欲の強い人に共通す...
恋バナ調査隊 2022-04-21 06:00 ラブ
ほっとけないよ! 男性が「何かやってあげたい」女子の特徴
 よく男性に食事を奢ってもらえたり、仕事を手伝ってもらったり、助けてもらえる女性っていますよね。自分自身も男性に、「やっ...
若林杏樹 2022-04-20 06:00 ラブ
30代40代独女の鬱憤 “結婚願望ゼロ彼氏”でも嫌いになれない
 これ以上婚期を逃したくない30代、40代の女性にとって、彼氏が「結婚する気がない」と知った時ほどつらいものはないでしょ...
恋バナ調査隊 2022-04-20 06:00 ラブ