アラフォー妻の告白「既婚者合コン」で夫以外の男性に…#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-06-18 06:00
投稿日:2021-06-18 06:00

そのまま逢瀬を重ねるように

――続けてください。

「彼は器用に挿入の角度や深度、速度を変えて、私をますますヨガらせてきたんです。

 互いの喘ぎ声と、ニチャニチャというはしたない音がホテルの部屋に響いていました。そのうち、彼が『もうあかん、イキそうや』と告げてきたんですね。

 無防備になった時に聞ける関西弁に、私も嬉しくなって『イッて、私もイキそう』と言いました。

 すると、再び正常位の体勢を取った彼は、今までにないほど高速で腰を打ち付け、そのまま互いに絶頂に達したんです。深々と叩きこまれたコンドームごしのペニスがドクドクと脈打って……。

 とても48歳とは思えない逞しさでしたね。そのあとも一つになったまま、ずっと抱き合っていました。

 汗で吸いつき合う肌が心地よかった。

 その日を境に、彼とは二週間に一度ほど逢う関係になりました。

 いつも同じホテルでは怪しまれるので、彼は都内のシティホテルをリザーブしてくれるようになって……一度、夜景が美しい窓辺で、バックから貫かれたときは興奮しました。

 周囲のビルには、仕事中のビジネスマンや食事を楽しむカップルの姿もあって……見られたら困ると思いつつも、この恥ずかしい姿を見せつけたいという気持ちも湧いてきて」

見てしまった彼のプライベート

――すごくエロティックで、素敵です。

「ありがとうございます。私はウォーキング講師をしているせいで、美脚ケアにも気遣っているのですが、彼は、私にハイヒールを履かせたまま、バックからの体位を好みましたね。お尻の部分だけ割れているセクシーストッキングをプレゼントされて、ストッキングを身に着けたままバックからハメられたこともいくどもあります。丸々としたヒップを捏ねまわしたり、時には後ろからクンニリングスをされて……もちろん私もちゃんとフェラチオをしましたよ」

――充実したセックスライフですね

「はい……ただ、セックスは充実していても、不倫ですから……罪の意識が常に付きまとっていました。でも、もう離れられないほど、Aさんとのセックスにのめり込んでしまって……。

 既婚者合コンに誘ってくれた女友達には、内緒にしていますし、主人も仕事で忙しい身なので、今のところはバレていません。

 ただ先日、FBでたまたまAさんのアカウントを見つけてしまったんです。それまではLINEでのやり取りでしたが、本当に偶然、Aさんのアカウントを見つけてしまって……。そこには、奥さんと娘さんとほほ笑むAさんの姿がありました。

 私『見ちゃダメ』と思っても、指は無意識にタイムラインを追うように動きました。そこには、沖縄の海をバックにした家族旅行の写真、仕事仲間とともにバーベキューする写真などがアップされていました。奥さんは知的な美人で、娘さんも品よく愛らしい……。

 私の知らない夫や父としてのAさんを知ってしまい……気づけば涙を流して、見入っていました」

――そんなことが……

「はい、つらかったです。でも、そのことを彼には言っていません。そんな彼の生活を盗み見するような女には思われたくなかったし、何よりも二人の関係を壊したくなかった。Aさんとの逢瀬がなくなるなんて、私には考えられなかったので……。

 でも不思議なものです。それ以来、私は吹っ切れたように、より激しく濃厚なセックスを求める女に変わっていったんです」

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


脳みそがまさかの「性感帯」に…81歳によるわたしの破壊的H
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
マゾで無理やり願望がある私…憧れの3Pも本番でアクシデント
 そんなわけで幾人かの男性と逢瀬を重ね、出逢い系にも慣れてきた私。次なるチャレンジは……そう、3Pです。
「男性をHな映画に誘って発情させる作戦」が失敗する理由
 先日、とある20代のイケメンくんが私にグチってきました。年上の女性に映画に誘われました。それがかなり濃厚なシーンが多い...
内藤みか 2019-09-23 06:23 エロコク
チクニーに病みつき…乳首をい~い感じにくすぐる専用グッズ
 チクニーという語を聞いたことがありますか?  自分で乳首を刺激して気持ち良くなるプレーを指す語で、男性の間でかつ...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
81歳のせいで超絶「セックス依存」になったわたしの日常とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
2人から同時に愛されたい…“複数プレイ”の楽しみ方と注意点
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-09-18 18:38 エロコク
普通の新卒OLも…副業に「高収入アルバイト」を選択する理由
「高収入アルバイト」を検索してみたことはありますか? 女性なら考えたことがある人も多いかもしれません。でも、やっぱり怖い...
伸びたアンテナが往復ビンタ…優しい刺激に甘やかされたい
 まず、この「ザロ ヒーロー」に付けられたキャッチフレーズを紹介します。「クリトリスを甘やかす」――。なんてすてきなの!...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
操縦桿さえ…淫乱男を操縦するために必要なただひとつのこと
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
密着され撫でられ…際限のないセクハラに私の体調は悪化
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...
男性の「賢者タイム」 女性が有効活用する方法を考えてみる
 カップルにとって避けては通ることができない問題――それが「賢者タイム」の存在です。  賢者タイムとは、男性がエッチの...
女性器リノベに投資する女たち#4…彼も私も満たされる膣改造
「膣の入り口をキュッと締めても、中のほうは締まっていない気がする」「セックスの時、彼はどう感じているのだろう?」「中イキ...
「48手ヨガ」女性ホルモンが増えてポカポカになるって本当?
 48手とはなにかご存知でしょうか。本来は相撲の決まり手の種類でしたが、江戸の頃からセックス時の体位バリエーションという...
内藤みか 2019-09-09 06:00 エロコク
連載史上最もハードな1本 挿入すると雷に打たれたような衝撃
 今回は、当連載が始まって以来、最もハードな1本を紹介します。「マイスティム ティックリング トルーマン」は黒々としたボ...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
ひろしのネオ☆プロ彼女たちによる華麗なる世代交代とは?
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
その女と出張へ…ケイタイに登録されていた私の生理周期
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...