割り込みされたらどうする?相手の心理・注意の仕方・対処法

コクハク編集部
更新日:2021-07-06 06:00
投稿日:2021-07-06 06:00
 スーパーのレジやコンサート、遊園地のアトラクションなど、いろいろな場面で順番待ちをする機会がありますが、よく見かけるのが「割り込みする人」です。すぐに注意するという人もいますが、相手によっては思わぬトラブルになってしまうことも。そこで今回は、割り込みする人の心理や注意の仕方、割り込みされないための対処法までをご紹介します。

理解できない…割り込みする人の心理

 まずは、列に割り込みする人の心理からチェックしてみましょう!

1. 気の弱そうな人を選べば割り込めると思っている

 悪意を持って割り込みする人の中には、見るからに気弱そうで注意しなさそうな人を選んで入り込んでくる人がいます。こういったパターンでは、注意すると驚いて素直に並び直す人も多いでしょう。

2. 待つことに耐えられず確信犯で割り込んでいる

 単純に、順番を待つのが嫌な人もいます。こういったタイプの場合、気づいていないようなフリをして、しれっと割り込んでくる人が多いようです。中には、割り込みの常習犯もいるため、注意すると逆ギレされて思わぬトラブルに発展することもあります。

3. 気づかず割り込んでしまっただけ

 並んでいることに気づかず、割り込んでしまったという人も多いようです。こういった場合は、優しく指摘するだけで、申し訳なさそうに列の終わりに並び直してくれる場合がほとんどです。特に、子連れで子供に意識を集中しているお母さんや、お年寄りなどに多いかもしれませんね。

割り込みされたらどうする? 4つの注意の仕方

 では、実際に割り込みされたら、世間の人たちはどのように注意や対処をしているのでしょうか? 4つの方法をご紹介します。

1. 「急いでいますか?」と声をかける

 割り込みしてきた人に悪意があるかないかは、見た目だけでは判断することができません。そこでおすすめなのが「急いでいますか?」と声をかけること。もしも、仕方のない事情があって後ろに人が並んでいなければ、そのまま譲ってあげることもできますし、ただの勘違いなら、オブラートに包んで割り込みを指摘できます。

 もし、急いでいないのであれば、「並んでいたので、列に並んでもらっていいですか?」と伝えてみましょう。熱くならずに冷静に伝えたほうが、相手も言うことを受け入れてくれる確率が上がります。

2. 電話で話すふりをして並んでいることを伝える

 注意する勇気がない人は、電話で話すふりをしてみましょう。電話口の人に話しているていで、「もしもし? 今、並んでいるからもう少し待ってね!」と、相手に聞こえるように伝えてみるのです。ただし、ここまでプレッシャーをかけても、割り込み続ける人もいます。

 その場合には電話を終わらせてから、「ここに並んでいたのですが、急いでいるので列に並び直してくれませんか?」と、伝えても良いでしょう。

3. 「最後尾はあちらですよ」と声をかける

 明らかに悪意が見て取れる人には、ストレートに「最後尾はあちらですよ」と穏やかに声をかけてみましょう。その際に、後ろの人も巻き込んで「こちらの方たちもずっと並んでいますよ」と言ってしまうのもありですね。

 言い返すべき相手の人数が増えることで逆ギレする気力を失い、素直に最後尾に並んでくれるかもしれません。

4. 「かわいそうな人」と割り切って譲った自分を褒める

 並んでいるのに割り込みされたら、ほとんどの人はイライラしますよね。でも、「注意してトラブルに巻き込まれるほうが、もっと嫌!」と思う人も多いようです。そんな人は、「相手は心の小さなかわいそうな人」と割り切り、譲ってあげられた自分を褒めるというのもありでしょう。ただし、後ろに人が並んでいる場合には、その人の順番待ちも一つ増えてしまうので、勇気を出して声をかけたほうが良いかもしれませんね。

割り込みされたらチェック! 抜かされないための対処法

 気づかずに割り込みしてくる人が多い場合は、並び方に原因がある場合もあります。そこで、割り込みされないための対処法をチェックしておきましょう!

ソーシャルディスタンスにはカゴを使って距離を詰めておく

 最近では行列を作る際、ソーシャルディスタンスを保たなければいけない場合が多いですよね。列を詰めることができないことで、並んでいることに気付いてもらえず、割り込みされるということもあるようです。

 そんな時には、カゴを使って距離を詰めておくのがおすすめです。体は距離を保ちながら、買い物カゴをできるだけ前の人との間に置いて、割り込みされないようにしておきましょう。

スマホをいじりながら並ばない

 行列に並んでいる時に下を向いてスマホばかりいじっていると、進んだことに気づかず、前の人との間隔が開いてしまったり、「並んでいないのかな?」と思われることがあります。こういった場合、割り込んできた人に注意すると、逆ギレされてしまう可能性も高くなるでしょう。

割り込みされたらまずは穏やかに声をかけよう

 割り込みされて、イライラしない人はいません。中には「仕方がないな」と、大きな心で許せる人もいるかもしれませんが、それはきっと少数でしょう。割り込みを我慢したせいで1日嫌な気分になってしまうくらいなら、一度穏やかに声をかけてみてください。案外、悪意がない場合も多いものですよ。

 ぜひ、自分のストレス軽減のために、トラブルにならない声かけを覚えておいてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


中年女の増えた「抜け毛」これも更年期のせい? いやしかし…美容師からの“言葉”に反省した秋
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「私は親なんだから!」実母のワガママに限界…40代女性が心を守るために選んだ“思い切った決断”
 結婚をしてからも、実母との関係に悩む人は決して少なくないもの。「実の親子なのだから、分かり合えて当たり前」と思いがちで...
35歳すぎたら肌課金すべき? 美容部員が教える「正解スキンケア」。高級コスメとプチプラの“リアルな実力”
 35歳を過ぎてから、急激に容姿の衰えを感じるようになった筆者。SNSは数多のコスメ情報で溢れかえり、美容医療も治療法が...
ランチ6500円が普通だと…? 金銭感覚がおかしい衝撃LINE3選。240万稼いだってマジか
 あなたはどんな金銭感覚の持ち主に「おかしい」と感じるでしょうか? 金銭感覚の違いにより、相手との関係がこじれたり疎遠に...
「あの子、消されたらしいよ」“噂”が立った瞬間、表舞台には戻れない。芸能界に漂う“沈黙のルール”
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...
仕事したくな~い! 連休明け、仕事中にこっそりやってる “現実逃避テク”7選。これでメンタル保ってます
 長い連休が終わった翌日の仕事…。朝からやる気が出ず、つい現実逃避したくなるものです。そんなとき、みんなはどんな方法で気...
もっと高く!ジャンピング“にゃんたま”を見よ。躍動感あふれる猫から目が離せない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親の介護、孤独死のニュースで実感…私が40代で「終活」を始めたリアルなきっかけ
「終活」というキーワードを聞いて、何歳から始めるものだと思いますか? 実は近年、特に健康に問題がなかったり、若年層であっ...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第104回「夢でもいいからアエルトイイナ」
【連載第104回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「梛(ナギ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
誕生日にめちゃ嬉しい♡ 斬新な“たんおめLINE”3選。「宝探し開始!」お茶目な姉の仕込みにキュン
 大切な親友や気になっている人など、あなたにとって特別な相手へ“誕生日おめでとう=たんおめLINE”を送るときは一工夫す...
スマホ社会にゾゾッ…。65歳童貞、アナログ人間に世間は厳しい? 僕が“鉛筆”にこだわる壮大な理由
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「息子の結婚相手はこんな人がいい!」8人の姑が“理想の嫁像”とリアルな本音をガチ告白
「息子の結婚相手はこんな人がいい」という理想の女性像を、姑の立場になる方たちに語ってもらいました。結婚を決めるのは本人た...
義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
おやつにワクワク♡ 猫の尻尾がピン♪ “にゃんたま”の勝利ポーズが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どもを思うほど胸が痛い…ひとり親家庭が抱える“見えない苦労”。差別や偏見とどう向き合う?
 2024年に離婚した夫婦の数はなんと18万組にのぼるのだそう。なかには「ひとり親家庭」となる人もいるでしょう。子どもと...