ビギナーでも簡単!ブルーベリーを大収穫する3つのポイント

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-07-07 06:00
投稿日:2021-07-07 06:00

ブルーベリーを育てる3つのポイント

「ブルーベリーを育てているが、一向に実が収穫できない!」

 このお悩み相談、実はとても多いのでございます。

「ブルーベリーは簡単」と聞いてせっかく購入したのに、「全然実の収穫ができないのなら、育てても意味なし!」といって処分してしまう方もいらして、ワタクシ、花屋の端くれとしては申し訳なく思っているところでございます。

 ブルーベリー大収穫!をお望みならば、育ててみてわかったワタクシの思う3つのポイントをお知らせさせていただきます。

1. 気温って大事よ

 意外と知られていないのが「ブルーベリーには系統別で暑さor寒さに苦手がある」ということ。

 ワタクシが子供の頃、ブルーベリーは今ほどポピュラーなものではなく、なんとなくブルーベリーの存在と味を知ったのは「ブルーベリーガム」の板ガムぐらいなもので、生のブルーベリーを食べたければ「軽井沢」か「清里」にでも行って来いってな感じでございました。

 つまり、ワタクシが住む関東のような温暖な地域というより、「寒冷地で収穫できるのがブルーベリー」というイメージでございました。

 ですが、今ではブルーベリーはとてもポピュラーになり、日本の大半の地域での家庭菜園でブルーベリーを収穫できるような品種が出回っております。

 系統は大きく分けて3系統。各々の系統に品種が多く分かれており、味も大きさも品種によって変わってまいります。

 もしもアナタがブルーベリー鉢の購入をお考えであるのなら、以下のことを頭に入れてアナタのお家にお迎えするブルーベリーをチョイスしてくださいませ。

暖かい地域なら

・ラビットアイ系……暑さに断然強く、寒いのは×。成長も早い。苗木でも1~2年で結実可能)

・ノーザンハイブッシュ系……暑さに強く、寒さに弱い。味も良い品種が多い。成長が遅く、苗木でも3年以上で結実

涼しい地域なら

・サザンハイブッシュ系……暑さに弱く、寒さに強い。暖かい地域ではうまく育たない。成長は遅く、苗木なら2~3年以上で結実。ブルーベリーの最高峰はこの品種にあって、味、大きさともに「theブルーベリー」の系統。

「収穫するまで何年も待ってられるか!」というアナタ。ご購入するなら今でございます。

 初夏から今頃のこの時期は、実付きの鉢物が出回っております。なんなら今季から収穫可能でございます!

 来年以降は鉢植えでも、お庭に地植えでも収穫が楽しめます。ただし、今季の収穫を終える秋に植え替えが必要でありますことを念頭に置き、ご購入の際には、ブルーベリーの鉢についている札をよく見て、系統を必ず確認してくださいませ。

2. 勇気をもってバッサリ剪定

 どの系統にも共通しているのは、「老化木は実が付きにくい」ということ。

 お家にお迎えして6年以上経って老化している枝は小枝が多く、実がついても小さくて、正直あまり美味しくありません。若い枝に養分を行き渡らせるためにも、いっそ株元からバッサリ剪定してしまったほうがベター。

「枝を切ったら収穫量が減るじゃん!」と思っているアナタ。いえいえ、ご安心くださいませ。

 ブルーベリーに必要なのは「風」と「太陽」。

 ブルーベリーは旺盛に枝が伸びるので、すぐに株の中が込み合って風通しが悪くなり、日光を浴びづらくなってしまいます。

 その中でも、小枝、内向的に生えた枝、枯枝、老化枝、サッカー(地下茎から伸びる枝)は無駄に養分を使ってしまうので、バッサリ切ってしまったほうが大きく美味しい実の収穫が見込めるのでございます。

 また、実のつく枝物は養分をたくさん消費してしまうので、大収穫の年と少ない年は交互にやってきます。安定した収穫を確保するためにも、剪定は絶対に必要ですわよ。

 剪定の時期は秋、落葉してからをオススメいたします。

3. もう1株増やしてみて

 実はブルーベリーは、1株1品種では実が付かない、というのも特徴でございます。

 買ってきたときには実が付いていたのに、「我が家に来た途端、実付きが悪い」というのは、「1株しかないから」なのも原因のひとつでございます。

 我が家は1株しかありませんが、ラビットアイ系の株にノーザンハイブッシュ系を接ぎ木した株を購入したので、1株だけど違う系統品種が楽しめるので実付きは上々。

 もう1株購入される場合は、同じ系統の違う品種がオススメでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


パンツ脱ぐより恥ずかしい マスクを外す勇気が出るアプデ3つ
 マスク装着が任意となり、約3年ぶりにマスクなしの日常が戻ってきています。  しかしここに来て、マスクを外すのにためら...
思いが届いた“たまたま”君…愛しの姫猫ちゃんと鼻チュー♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あーイライラ!車の渋滞時に使える気分転換、逆効果な行動も
 高速道路の渋滞にハマってしまうと、本当にイライラしてしまいますよね。特に、彼氏や夫がイライラしはじめて、雰囲気も悪くな...
田舎移住に興味あり!あるあるから学ぶメリット&デメリット
 コロナ禍でリモートワークになり、毎日出社する必要がなくなった人も多いのではないでしょうか。通勤に通勤に便利な家を手放し...
黄色が可愛い!ミモザのモフモフを日持ちさせるポイント5つ
 冬も終わりに近づき、春の匂いが漂い始めると、モフモフが可愛いミモザの季節到来でございます。  3月8日の女性に感...
相手の話をちゃんと聞くって意外と難しい 2023.3.8(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
うちの猫の「中身」をその場で描き出す ライブペインティングが楽しい!
「写真を持って行けば画家がその場で“うちのコの絵”を描いてくれる」  そんなライブペインティングを行っているのは、...
あきらめのバキバキ肩コリに3つのルーティン 2023.3.7(火)
 首や肩を動かすとバキバキ、ゴリゴリと音が鳴る......。そんな状態を放置していませんか? 慢性的な肩コリを放置すると...
“地獄”の付き添い入院 我が子は関節にハンディキャップを…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“たまたま”のBL現場に遭遇! にゃんたま少年の運命やいかに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人気のない夕暮れの公園にいる時間 2023.3.6(月)
 普段はにぎやかな場所ほど、そこから人がいなくなると突然さみしく感じる。  ドヴォルザークの「家路」が流れて、さっ...
「デブなのに仕事早すぎw」無神経上司からの笑えねぇLINE3選
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。